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公開番号2025101782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218783
出願日2023-12-26
発明の名称布生地へのプリント方法
出願人精巧株式会社
代理人個人,個人
主分類A41H 43/00 20060101AFI20250701BHJP(衣類)
要約【課題】生地やインクを合理的に使用することができ生地1やインクの無駄をなくすことができる生地へのプリント方法を提供する。
【解決手段】1枚の生地1に合わせてパターンを形成するパターン形成手段20を備える。生地1は無地とする。各パターンにプリント柄3の位置を指定する柄位置指定手段30を備える。指定されたプリント柄3を各パターンにプリントするプリント手段50備える。パターンはグラフィック3Dデータ4から作成した2Dパターンデータ5で形成する
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
被服用の無地の生地にプリント柄をプリントする方法において、
プリント柄をプリントする被服のデザインを決定するデザイン決定手段と、
決定したデザインを構成するパターンを形成するパターン形成手段と、
パターンのパーツそれぞれに合わせてプリント柄やプリント柄の位置を指定する柄位置指定手段と、
プリント柄が指定された各パーツを生地のサイズに合わせて配置するパーツ配置手段と、
パーツ配置手段で配置したパーツをプリント柄と共に生地にプリントするプリント手段と、を備えたことを特徴とする布生地へのプリント方法。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記デザイン決定手段において、前記デザインは3Dモデリングソフトの体躯モデルに着装したシミュレーションを行い、プリント柄を選択しながら決定する請求項1記載の布生地へのプリント方法。
【請求項3】
前記パターン形成手段において、前記パーツは3Dモデリングソフトのグラフィック3Dデータを、DXF化して2DパターンデータとしてアパレルCAD又は画像編集ソフトに保存する請求項1記載の布生地へのプリント方法。
【請求項4】
前記パーツ配置手段において、前記パーツは前記生地の切り残しが最小限になるように配置する請求項1記載の布生地へのプリント方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被服用の生地へ柄等をプリントする際に、生地やインクを合理的に使用することができる布生地へのプリント方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被服用の無地の生地へ柄等をプリントするには、予め1枚の生地1全体にプリントを施した後に型紙の各パーツ2を設定する(図12参照)。そのため、生地1のパーツ2以外の部分までプリントされるので不必要なインクを使用する不都合があった。しかも、各パーツ2を切り離した後の生地にもプリントが施されているので、切り残された生地の再利用も困難になる。
【0003】
また、各パーツに柄位置の指定がある場合や、プリントされた生地の上下方向が指定されている場合には、パーツの向きも生地の上下に合わせる必要があることから、占有率が悪くなり、不必要なプリントに費やすインクや切り残る生地の量が増加する不都合もあった。
【0004】
一方、従来では、体躯モデルの3次元データを使用して型紙を効率的に形成する方法等が特許文献1乃至3に提案されている。
【0005】
特許文献1は、布地に応じた型紙形状を算出することで、衣類を構成する布地の特性が反映され短時間で型紙形状を算出する衣類の型紙作成方法である。
【0006】
また、特許文献2は、2次元衣服型紙データを3次元人台データに配置することで情報入力の効率化を高める方法である。
【0007】
更に、特許文献3は、模擬着圧が目標着圧に略同じなるようにユーザ型紙データを修正して確定する着圧シミュレーション処理部によりユーザが求める着圧を実現する型紙作成装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平8-246219号公報
特開2007-138317号公報
特開2014-71878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところが、体躯モデルの3次元データを使用して型紙を形成する従来の方法では、柄等を生地へプリントする際の効率まで考慮されるものではなかった。そのため、型紙を効率的に形成することは可能でも、無地の生地へ柄等をプリントする際に、生地やインクを合理的に使用する方法はこれまで提案されていなかった。
【0010】
すなわち、プリント柄の被服を製造する際の生地へのプリントは、予め1枚の生地全体にプリントを施した後、型紙等で各パーツを選択するといった旧態依然の手法が採られており、不必要なプリントに費やすインクや、切り残った再生困難な生地は変わらず生じている。
(【0011】以降は省略されています)

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