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公開番号2025100411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024214495
出願日2024-12-09
発明の名称一体型ホイールセット、同一体型ホイールセットを含む時計ムーブメント、および同時計ムーブメントを含む時計
出願人モントレーブレゲ・エスアー
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 13/02 20060101AFI20250626BHJP(時計)
要約【課題】時計ムーブメントの輪列に基づいて追加情報が表示されることを許容する時計複雑機構の歯車列を提供する。
【解決手段】第1のプラットフォーム201の周縁に形成された第1の歯部203と、第1のプラットフォームと一体の第2のプラットフォーム202の周縁に形成された第2の歯部204とを含む一体型ホイールセット20に関し、第1の歯部は、第2の歯部の歯数の整数倍の歯数を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１のプラットフォーム（２０１）の周縁に形成された第１の歯部（２０３）と、前記第１のプラットフォーム（２０１）と一体の第２のプラットフォーム（２０２）の周縁に形成された第２の歯部（２０４）とを含む一体型ホイールセット（２０）であって、前記第１の歯部（２０３）が、前記第２の歯部（２０４）の歯数の整数倍の歯数を含むことを特徴とする、一体型ホイールセット（２０）。
続きを表示（約 980 文字）【請求項２】
前記第１の歯部（２０３）が、歯付き駆動輪（４０）と噛み合うように構成されることを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項３】
前記第２の歯部（２０４）が、前記一体型ホイールセット（２０）の位置を、複数のステップで位置決めするべくジャンパー（３０）と協働するように構成されることを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項４】
前記第２の歯部（２０４）の歯数が、前記一体型ホイールセット（２０）が一回の完全回転を行うために駆動されるステップ数に対応することを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項５】
前記第２の歯部（２０４）における歯が、前記第１の歯部（２０３）における歯とのアラインメントがとられていることを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項６】
前記第２の歯部（２０４）における歯が、前記第１の歯部（２０３）における所定の歯と連続し、その交互配置が、前記第１の歯部（２０３）における歯数と前記第２の歯部（２０４）における歯数との比率に対応することを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項７】
前記一体型ホイールセット（２０）が、金属、金属合金またはセラミック材料から作られていることを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項８】
前記一体型ホイールセット（２０）がフライス加工によって得られることを特徴とする、請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）。
【請求項９】
請求項１に記載の一体型ホイールセット（２０）を含む時計ムーブメント（１００）。
【請求項１０】
前記時計ムーブメント（１００）が、時刻情報を表示するための輪列（４００）と、追加情報を表示するための二次駆動列（３００）とを含み、前記二次駆動列（３００）が前記輪列（４００）と噛み合い、前記一体型ホイールセット（２０）が前記二次駆動列（３００）に属していることを特徴とする、請求項９に記載の時計ムーブメント（１００）。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、時計ムーブメントに関し、詳しくは、時計ムーブメントの歯車列、例えば、輪列に基づいて追加情報が表示されることを許容する時計複雑機構の歯車列、に関する。
続きを表示（約 960 文字）【０００２】
本発明は、詳しくは、時計ムーブメントに二重の機能を与える一体型二重歯ホイールセットに関する。
【０００３】
本発明はさらに、かかる一体型二重歯ホイールセットを含む時計ムーブメントに関する。
【０００４】
本発明はさらに、かかる一体型二重歯車セットを含む時計ムーブメントを備えた時計、例えば腕時計、に関する。
【背景技術】
【０００５】
時計製造において、カレンダー機構またはムーンフェイズ機構のような複雑機構を備えた時計ムーブメントが提案されることが少なくない。これらの複雑機構には、関連づけられた駆動列が含まれ、時計ムーブメントの輪列によって動力的に駆動される
【０００６】
かかる駆動列は、輪列からの必要なギア減速を与える複数のホイールセットを含む。いくつかの複雑機構はまた、表示が安定した位置に確実に保持されるようにするべく、かつ、必要に応じて、ギア間の遊びを補償するべく、駆動列における特定のホイールに関連づけられたインデックス（位置決め）ジャンパーの使用を必要とする。
【０００７】
時計ムーブメントにおけるホイールセットの数が増えると、時計ムーブメントのサイズが大きくなる。このことは、理想的には時計ムーブメントができる限り小さなスペースを占めるべきであるから、常に問題となる。
【０００８】
さらに、駆動列においてホイールセットの数を増やすということは、ギアの数を増やすということであり、輪列と複雑機構の表示部との間の公差の連鎖が大きくなるため、ギア間の遊びも増え、ジッターまたは不確かな表示がもたらされ得る。
【０００９】
最終的に、ギア列においてホイールの数を増やすということは、時計ムーブメントのエネルギー消費量も増やすということになる。
【００１０】
この不要な遊びを避けるために、いわゆる可撓性歯部を備えたホイールセットが使用され、駆動列における所定量の遊びが補償される。しかしながら、これらのソリューションは製造および実装が複雑である。さらに、時計ムーブメントのサイズを低減することが許容されない。
（【００１１】以降は省略されています）

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