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公開番号2025099931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216932
出願日2023-12-22
発明の名称竪樋用控具及び雨水排水構造
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類E04D 13/08 20060101AFI20250626BHJP(建築物)
要約【課題】近接した複数の竪樋を用いて雨水を排水する雨水排水構造に利用でき、かつ、その構造における施工工数を少なくできると共に、その構造の外観を向上できる竪樋用控具を提供する。
【解決手段】竪樋用控具は、建物の外壁面101に固定される固定部12と、少なくとも2つの竪樋2を支持する少なくとも2つの竪樋支持部14,16とを含む。2つの竪樋支持部の一方の竪樋支持部14の外壁面101側に固定部12が設けられる。竪樋用控具10は、固定部12から、2つの竪樋支持部の他方の竪樋支持部16に向かって延伸して、他方の竪樋支持部16に接続される連結部50を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
建物の外壁面に固定される固定部と、少なくとも2つの竪樋を支持する少なくとも2つの竪樋支持部と、を備えた竪樋用控具であって、
前記2つの竪樋支持部の一方の竪樋支持部の外壁面側に前記固定部が設けられ、
前記固定部から、前記2つの竪樋支持部の他方の竪樋支持部に向かって延伸して、前記他方の竪樋支持部に接続される連結部を備える、
竪樋用控具。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記固定部は、取り付けネジにより前記外壁面に固定され、
前記連結部は、前記他方の竪樋支持部から前記外壁面側に向かって前記取り付けネジ側に斜めに延びている、
請求項1に記載の竪樋用控具。
【請求項3】
前記固定部の前記外壁面に接触する部分の左右方向の幅は、前記竪樋と同径以下であり、12mm以上である、
請求項1に記載の竪樋用控具。
【請求項4】
前記2つの竪樋支持部の少なくとも1つの前記竪樋支持部は、前記竪樋の後側面に設けられた2条の竪樋爪部に対応する2つの嵌合爪部を有し、
前記2つの嵌合爪部のそれぞれは、前後方向に延びた部分の先端に前記竪樋爪部と係止可能な係止部を有する板状部であり、
前記2つの嵌合爪部の一方の嵌合爪部の係止面から厚みが変化する根元端までの前後方向長さは、他方の嵌合爪部の係止面から厚みが変化する根元端までの前後方向長さの1.4倍以上である、
請求項1に記載の竪樋用控具。
【請求項5】
軒樋と、前記軒樋に接続された複数の竪樋と、前記複数の竪樋を支持し建物の外壁面に固定される竪樋用控具とを備える雨水排水構造であって、
前記竪樋用控具は、請求項1~4のいずれか1項に記載の竪樋用控具である、
雨水排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物の外壁面に固定される固定部と、竪樋を支持する竪樋支持部と、を備えた竪樋用控具及び雨水排水構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の屋根の軒先に取り付けられた軒樋に流れ落ちた雨水を、集水して竪樋に送り、竪樋を通って下側から排出することが行われる。また、建物の屋上部に降った雨水を取水口から竪樋を介して下側から排出することも行われる。
【0003】
特許文献1には、屋上部に降った雨水を、取水口及び呼び樋を介して分岐部に送り、分岐部から、互いに近接した2つの竪樋に分配して下側に流すことが記載されている。特許文献1には、分岐部より下側に設けられた連結部の両端に、2つの竪樋を支持する支持部が設けられ、連結部材の中央部に貫通したネジにより連結部材を建物に固定することも記載されている。連結部材は、竪樋用控具に相当する。この構成では、複数の竪樋を用いて雨水を排水するので、従来と同量の雨水を処理する場合にそれぞれの竪樋の径を小さくでき、それにより、建物の外観を向上できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平2-137423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、軒樋や屋上部に、互いに近接した複数の竪樋の上端を接続して、それぞれの竪樋に軒樋からの雨水を排水することが考えられる。しかし、複数の竪樋のそれぞれを建物に固定するために、建物の外壁面の内側に、互いに大きく離れて配置される複数の主柱や間柱に、複数の竪樋のそれぞれを、控具を用いて固定する必要がある。この場合には、施工工数が多くなると共に、目立ちやすい竪樋が比較的大きく離れて複数配置されるので、建物の外観を損なう原因となる。
【0006】
一方、特許文献1に記載された構成では、近接した2つの竪樋を用いて雨水を排水できることにより外観を向上できると共に、竪樋固定用の控具を少なくできることにより施工工数を少なくできる可能性はある。しかしながら、特許文献1に記載された構成では、竪樋用控具に相当する連結部材の左右方向中央部にネジが貫通している。これにより、控具を前側から見た場合に、ネジが見えやすいので、外観の向上の面から改良の余地がある。
【0007】
そこで、本開示の目的は、近接した複数の竪樋を用いて雨水を排水する雨水排水構造に利用でき、かつ、雨水排水構造における施工工数を少なくできると共に、雨水排水構造の外観を向上できる竪樋用控具と、その竪樋用控具を備える雨水排水構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る竪樋用控具は、建物の外壁面に固定される固定部と、少なくとも2つの竪樋を支持する少なくとも2つの竪樋支持部と、を備えた竪樋用控具であって、前記2つの竪樋支持部の一方の竪樋支持部の外壁面側に前記固定部が設けられ、前記固定部から、前記2つの竪樋支持部の他方の竪樋支持部に向かって延伸して、前記他方の竪樋支持部に接続される連結部を備える、竪樋用控具である。
本開示に係る雨水排水構造は、軒樋と、軒樋に接続された複数の竪樋と、複数の竪樋を支持し建物の外壁面に固定される竪樋用控具とを備える雨水排水構造であって、竪樋用控具は、本開示に係る竪樋用控具である、雨水排水構造である。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様の竪樋用控具によれば、近接した複数の竪樋を用いて雨水を排水する雨水排水構造に利用でき、かつ、雨水排水構造における施工工数を少なくできると共に、雨水排水構造の外観を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の竪樋用控具を含む雨水排水構造が設置された建物の一部を示す斜視図である。
図1のA部における2つの竪樋の一部を切断した状態で、2つの竪樋及び2つの竪樋に取り付けた竪樋用控具を正面側から見た斜視図である。
図2に示す構造を上側から見た斜視図である。
図2に示す構造の正面図である。
図2に示す構造の右側から見た図である。
図2と同様の方向から竪樋用控具を見た斜視図である。
図2に示す構造の上から見た図である。
図5のB-B断面図である。
(a)は実施形態の別例の第1例を示している図7に対応する模式図であり、(b)は実施形態の別例の第2例を示している図7に対応する模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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