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公開番号2025099926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216924
出願日2023-12-22
発明の名称医薬品組成物及び化粧品組成物
出願人アイピース,インコーポレイテッド,個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 38/02 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】MANF、APLN、GDF11、TIMP2、THBS4及び/又はCXCL4を有効活用した医薬品組成物及び化粧品組成物を提供する。
【解決手段】MANFを含む、脂肪分解剤、筋芽細胞から筋管細胞への分化誘導促進剤、プロスタサイクリン産生促進剤、軟骨細胞のヒアルロン酸産生促進剤、抗老化剤、生活習慣病の治療又は予防薬、又は成人病の治療若しくは予防薬。MANF、APLN、CXCL4、GDF11、THBS4及び/又はTIMP2を含むアミロイドβ阻害剤、神経疾患の治療若しくは予防薬、又は認知症の治療若しくは予防薬。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、脂肪分解剤又は脂肪分解促進剤。
続きを表示（約 910 文字）【請求項２】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、肥満改善薬又は肥満予防薬。
【請求項３】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、糖尿病の治療又は予防薬。
【請求項４】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、プロスタサイクリン又は環状アデノシン―リン酸の産生促進剤。
【請求項５】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、血小板凝集抑制剤。
【請求項６】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、血管拡張剤。
【請求項７】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、高血圧又は動脈硬化の治療又は予防薬。
【請求項８】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、血管内皮細胞増殖阻害剤。
【請求項９】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、ヒアルロン酸産生促進剤。
【請求項１０】
ＭＡＮＦ（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ）タンパク質を含む、関節疾患又は関節痛の治療又は予防薬。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、医薬品組成物及び化粧品組成物に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
中脳アストロサイト由来神経栄養因子（Ｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒ（ＭＡＮＦ））は、ラットの中脳1型アストロサイト細胞の培地から同定されたタンパク質である（例えば、非特許文献１参照。）。ＭＡＮＦタンパク質は他の脊椎動物間及び無脊椎動物間でも保存されており、例えばヒトＭＡＮＦタンパク質はマウスのＭＡＮＦタンパク質と約９８％のアミノ酸配列相同性を持ち、ショウジョウバエ及びセンチュウのＭＡＮＦタンパク質と約５０％のアミノ酸配列相同性を持つとの報告がある（例えば、非特許文献２、３参照。）。
【０００３】
ＭＡＮＦは老化とともに発現量が減少するところ、神経栄養因子以外のタンパク質の中にも老化とともに発現量が減少するものがあることが知られている。例えば成長分化因子１１（Ｇｒｏｗｔｈｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｉｏｎｆａｃｔｏｒ１１（ＧＤＦ１１））、メタロプロテイナーゼ－２の組織阻害因子（Ｔｉｓｓｕｅｉｎｈｉｂｉｔｏｒｏｆｍｅｔａｌｌｏｐｒｏｔｅｉｎａｓｅｓ２（ＴＩＭＰ２））、トロンボスポンジン－４（Ｔｈｒｏｍｂｏｓｐｏｎｄｉｎ４（ＴＨＢＳ４））、血小板第４因子（ｐｌａｔｅｌｅｔｆａｃｔｏｒ４（ＰＦ４）；ｃｈｅｍｏｋｉｎｅＣ－Ｘ－Ｃｍｏｔｉｆｌｉｇａｎｄ４（ＣＸＣＬ４））、アペリン（Ａｐｅｌｉｎ、ＡＰＬＮ）等も老化とともに発現量が減少する（例えば、非特許文献４、５、６、７参照。）。そのため、ＭＡＮＦやこれらのタンパク質のような複数の因子について、老化との関連や抗老化作用が示唆されている（例えば、非特許文献４、５、６、７参照。）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
Ｐｅｔｒｏｖａ，ｅｔａｌ．，ＭＡＮＦ：ａｎｅｗｍｅｓｅｎｃｅｐｈａｌｉｃ，ａｓｔｒｏｃｙｔｅ－ｄｅｒｉｖｅｄｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒｗｉｔｈｓｅｌｅｃｔｉｖｉｔｙｆｏｒｄｏｐａｍｉｎｅｒｇｉｃｎｅｕｒｏｎｓ，ＪｏｕｒｎａｌｏｆＭｏｌｅｃｕｌａｒＮｅｕｒｏｓｃｉｅｎｃｅ，２０：１７３－１８７（２００３）．
Ｌｉｎｄｈｏｌｍｅｔａｌ．，ＮｏｖｅｌＣＤＮＦ／ＭＡＮＦｆａｍｉｌｙｏｆｎｅｕｒｏｔｒｏｐｈｉｃｆａｃｔｏｒｓ．，Ｄｅｖ．Ｎｅｕｒｏｂｉｏｌ．，７０、３６１－３７１（２０１０）．
Ｌｉｎｄｈｏｌｍｅｔａｌ．，ＭＡＮＦｉｓｗｉｄｅｌｙｅｘｐｒｅｓｓｅｄｉｎｍａｍｍａｌｉａｎｔｉｓｓｕｅｓａｎｄｄｉｆｆｅｒｅｎｔｌｙｒｅｇｕｌａｔｅｄａｆｔｅｒｉｓｃｈｅｍｉｃａｎｄｅｐｉｌｅｐｔｉｃｉｎｓｕｌｔｓｉｎｒｏｄｅｎｔｂｒａｉｎ，ＭｏｌｅｃｕｌａｒａｎｄＣｅｌｌｕｌａｒＮｅｕｒｏｓｃｉｅｎｃｅ，Ｖｏｌ．３９，Ｉｓｓｕｅ３，３５６－３７１（２００８）．
Ｈｓｉａｏｅｔａｌ．，Ｒｏｌｅｏｆｃｉｒｃｕｌａｔｉｎｇｍｏｌｅｃｕｌｅｓｉｎａｇｅ－ｒｅｌａｔｅｄｃａｒｄｉｏｖａｓｃｕｌａｒａｎｄｍｅｔａｂｏｌｉｃｄｉｓｏｒｄｅｒｓ，ＩｎｆｌａｍｍａｔｉｏｎａｎｄＲｅｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ，Ｖｏｌ．４２，Ｉｓｓｕｅ２（２０２２）．
Ｋａｎｇｅｔａｌ．，Ｃｉｒｃｕｌａｔｉｎｇｐｌａｓｍａｆａｃｔｏｒｓｉｎｖｏｌｖｅｄｉｎｒｅｊｕｖｅｎａｔｉｏｎ，Ａｇｉｎｇ，Ｖｏｌ．１２，Ｎｏ．２２，２３３９４－２３４０８（２０２０）．
Ｓｃｈｒｏｅｒｅｔａｌ．，Ｐｌａｔｅｌｅｔｆａｃｔｏｒｓａｔｔｅｎｕａｔｅｉｎｆｌａｍｍａｔｉｏｎａｎｄｒｅｓｃｕｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎｉｎａｇｅｉｎｇ，Ｎａｔｕｒｅ，Ｖｏｌ．６２０，１０７１－１０７９（２０２３）．
Ｖｉｎｅｌｅｔａｌ．，Ｔｈｅｅｘｅｒｋｉｎｅａｐｅｌｉｎｒｅｖｅｒｓｅｓａｇｅ－ａｓｓｏｃｉａｔｅｄｓａｒｃｏｐｅｎｉａ，ＮａｔｕｒｅＭｅｄｉｃｉｎｅ２４，１３６０－１３７１（２０１８）．
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、ＭＡＮＦ、ＡＰＬＮ、ＧＤＦ１１、ＴＩＭＰ２、ＴＨＢＳ４及び／又はＣＸＣＬ４を有効活用した医薬品組成物及び化粧品組成物を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の態様によれば、ＭＡＮＦを含む、脂肪分解剤、抗肥満薬、肥満改善薬、脂肪分解促進剤、ダイエット剤及び／又は糖尿病の治療若しくは予防薬が提供される。
【０００７】
本発明の態様によれば、ＭＡＮＦを含む、筋芽細胞から筋管細胞への分化誘導促進剤、筋肉形成促進剤、筋肉量の維持剤及び／又は筋肉量の増大剤が提供される。
【０００８】
本発明の態様によれば、ＭＡＮＦを含む、プロスタサイクリン産生促進剤、アデニル酸シクラーゼ活性化剤、環状アデノシン―リン酸産生促進剤、血小板凝集抑制剤、血管拡張剤、高血圧の治療若しくは予防薬、動脈硬化の治療若しくは予防薬及び／又は血管内皮細胞増殖阻害剤が提供される。
【０００９】
本発明の態様によれば、ＭＡＮＦを含む、軟骨細胞のヒアルロン酸産生促進剤及び／又は関節疾患の治療若しくは予防薬が提供される。
【００１０】
本発明の態様によれば、ＭＡＮＦを含む、抗老化剤が提供される。
（【００１１】以降は省略されています）

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