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公開番号2025099566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216321
出願日2023-12-21
発明の名称プラグ部品、コンタクト、およびコンタクトセット
出願人株式会社エスマークスコーポレーション
代理人弁理士法人北大阪特許事務所
主分類H01R 13/24 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】一連の金属板材の折り曲げにより形成しながらも、プラグの断面積を大きくし、かつ、コンタクトとの接触信頼性を十分に確保することが可能となるプラグ部品を提供する。
【解決手段】コンタクトとの電気的接続に用いられるプラグ部品であって、接続対象に固定される固定部と、前記コンタクトに接触する左右の各外面を有する略板状のプラグと、前記固定部に連接し、前記プラグをバネにより支持する弾性支持部と、を有するように一連の金属板材が折り曲げられて形成されており、前記プラグは、それぞれ前記金属板材の一部である左面部と右面部の表面どうしが左右に合わさるように形成されており、前記弾性支持部は、前記左面部または前記右面部の上縁から延びる前記バネを有するプラグ部品とする。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
コンタクトとの電気的接続に用いられるプラグ部品であって、
接続対象に固定される固定部と、
前記コンタクトに接触する左右の各外面を有する略板状のプラグと、
前記固定部に連接し、前記プラグをバネにより支持する弾性支持部と、を有するように一連の金属板材が折り曲げられて形成されており、
前記プラグは、
それぞれ前記金属板材の一部である左面部と右面部の表面どうしが左右に合わさるように形成されており、
前記弾性支持部は、
前記左面部または前記右面部の上縁から延びる前記バネを有することを特徴とするプラグ部品。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記固定部として、前記プラグの左右方向位置よりも左側に配置された左側固定部と、前記プラグの左右方向位置よりも右側に配置された右側固定部を有し、
前記弾性支持部は、
前記左面部の上縁から延びて前記左側固定部に連接する左側バネ部と、前記右面部の上縁から延びて前記右側固定部に連接する右側バネ部とを、別々の前記バネとして有することを特徴とする請求項1に記載のプラグ部品。
【請求項3】
前記左側バネ部として、前記左面部の上縁の前側寄りの位置から延びる前左側バネ部と、前記左面部の上縁の後側寄りの位置から延びる後左側バネ部と、を有し、
前記右側バネ部として、前記右面部の上縁の前側寄りの位置から延びる前右側バネ部と、前記右面部の上縁の後側寄りの位置から延びる後右側バネ部と、を有することを特徴とする請求項2に記載のプラグ部品。
【請求項4】
前記左面部と前記右面部の一方は、他方の前縁から折り曲げられた要素、および、当該他方の後縁から折り曲げられた要素により形成され、
これらの前記要素の一方に設けた凸部が、他方の前記要素に設けた凹部に篏合しており、
当該篏合した箇所が、かしめられていることを特徴とする請求項1に記載のプラグ部品。
【請求項5】
請求項1から請求項4の何れかに記載のプラグ部品との電気的接続に用いられるコンタクトであって、
左右に対向するように配置された左右それぞれの接触部を有し、
左の前記接触部が前記プラグの左の外面に接触し、右の前記接触部が前記プラグの右の外面に接触することを特徴とするコンタクト。
【請求項6】
左側の前記接触部を右方へ付勢する左側のバネ部と、
右側の前記接触部を左方へ付勢する右側のバネ部と、を備え、
左右の前記接触部どうしの間に、当該接触部を押し退けるようにして前記プラグが挿入されるコンタクトであって、
前記プラグが挿入された状態において、左右の前記バネ部それぞれが対応する前記接触部を付勢し、当該接触部それぞれと対応する前記外面との接触がなされるように形成されており、
少なくとも左右の一方である特定方向側の前記接触部の当該特定方向への移動を制限する制限機構を設けたことを特徴とする請求項5に記載のコンタクト。
【請求項7】
表面が左右方向を向く側壁部と、
下方へ進むにつれて前記特定方向の逆向きへ進む向きへ傾斜するように、前記側壁部の上縁から折り曲げられている傾斜壁部と、
前記傾斜壁部の下縁から前記側壁部の内面に向けて折り曲げられている折り曲げ片部と、を含む主要素を有するように金属板材により形成されている請求項6に記載のコンタクトであって、
前記特定方向側の前記接触部は、前記傾斜壁部の下側寄りの領域に設けられ、
前記制限機構は、
前記折り曲げ片部が前記側壁部の内面に当たることにより、前記移動を制限することを特徴とするコンタクト。
【請求項8】
前記制限機構は、
左右の前記接触部それぞれにおける前記接触が維持される範囲内に、前記移動を制限することを特徴とする請求項7に記載のコンタクト。
【請求項9】
前記制限機構は、
左右の前記接触部それぞれにおける前記接触が維持される範囲内に、左側の前記接触部の左方への移動および右側の前記接触部の右方への移動を制限することを特徴とする請求項6に記載のコンタクト。
【請求項10】
下側の第1接続対象に固定されるコンタクトと、前記固定部が上側の第2接続対象に固定される請求項1から請求項4の何れかに記載のプラグ部品と、を有し、
第1接続対象を、前記コンタクトおよび前記プラグ部品を介して第2接続対象に電気的に接続するコンタクトセットであって、
前記コンタクトは、
左右に対向するように配置された左右それぞれの接触部と、
左側の前記接触部を右方へ付勢する左側のバネ部と、
右側の前記接触部を左方へ付勢する右側のバネ部と、を備え、
左右の前記接触部どうしの間に、当該接触部を押し退けるようにして前記プラグが挿入され、
前記プラグが挿入された状態において、左右の前記バネ部それぞれが対応する前記接触部を付勢し、当該接触部それぞれと対応する前記外面との接触がなされるように形成されており、
少なくとも左右の一方である特定方向側の前記接触部の当該特定方向への移動を制限する制限機構を設けたことを特徴とするコンタクトセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンタクトとの電気的接続に用いられるプラグ部品、コンタクト、およびこれらを有するコンタクトセットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話機などの各種電気機器には、当該機器の機能確保に必要な各種部品が配置される。またこれらの部品同士や基板同士などの接続対象同士を電気的に接続するために、コンタクトが利用されることがある。
【0003】
このようなコンタクトは種々存在するが、そのコンタクトの一種として、部品点数が少ない特許文献1に開示されたものが知られている。このコンタクトは、導電性板材を所定形状に打ち抜き、折り曲げて形成されるものであり、特許文献1の図1~図3に示されるようにハウジング12から逆U字状の接触部14が突出して設けられ、帯状の板材を曲げて形成したバネ部16によって接触部14を支持し、突出方向へ付勢するものである。
【0004】
また、接続対象同士の間に大電流を流す用途に対応した部品として、例えば非特許文献1には、一方の接続対象にプラグを有した部品(プラグ部品)を設けるとともに、他方の接続対象には、当該プラグとの電気的接続に用いられるコンタクトを設けるものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-46229号公報
16アンペア対応基板対基板電源端子、I-PEX株式会社、令和5年11月10日検索、インターネット<URL:https://www.i-pex.com/ja-jp/product/ap-10>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したようなプラグ部品によれば、プラグとコンタクトの接触面積を大きくすることで電気抵抗を抑え、電流を効率良く流すことが可能となる。また、特に大電流を流す用途に使用する場合、プラグの断面積を大きくすることが非常に重要である。
【0007】
さらに、プラグとコンタクトの接触信頼性(双方の接触の安定性や確実性の度合)を十分に確保することも重要である。また、実際にはプラグとコンタクトの相対的な位置関係が理想状態からある程度ズレることも想定され、このような場合にも、プラグとコンタクトの接触信頼性を同様に確保できることが好ましい。
【0008】
また、プラグ部品を一連の金属板材の折り曲げにより形成することができれば、生産性や設計変更のし易さ等の点で有利である。しかし、プラグ部品を一連の金属板材の折り曲げにより形成しながらも、プラグの断面積を大きくし、かつ、コンタクトとの接触信頼性を十分に確保することは容易ではない。
【0009】
本発明は上述した問題に鑑み、一連の金属板材の折り曲げにより形成しながらも、プラグの断面積を大きくし、かつ、コンタクトとの接触信頼性を十分に確保することが可能となるプラグ部品、ならびに当該プラグ部品に関するコンタクトおよびコンタクトセットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るプラグ部品は、コンタクトとの電気的接続に用いられるプラグ部品であって、接続対象に固定される固定部と、前記コンタクトに接触する左右の各外面を有する略板状のプラグと、前記固定部に連接し、前記プラグをバネにより支持する弾性支持部と、を有するように一連の金属板材が折り曲げられて形成されており、前記プラグは、それぞれ前記金属板材の一部である左面部と右面部の表面どうしが左右に合わさるように形成されており、前記弾性支持部は、前記左面部または前記右面部の上縁から延びる前記バネを有する構成とする。本構成によれば、一連の金属板材の折り曲げにより形成しながらも、プラグの断面積を大きくし、かつ、コンタクトとの接触信頼性を十分に確保することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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