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公開番号2025099363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215975
出願日2023-12-21
発明の名称半導体装置の製造方法
出願人キオクシア株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 21/308 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ホールの底部の径が上部の径よりも狭くなる現象を緩和させるエッチング方法及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】エッチング方法は、犠牲部材60、61、62及び絶縁体層31、32、33、35を積層して構成された構造体構造体に設けられたメモリホールMH内またはスリット内から、前記構造体を酸およびポリマを含むエッチング薬液でエッチングすることを含む。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
構造体に設けられたホール内またはスリット内から前記構造体を、酸およびポリマを含むエッチング薬液でエッチングすることを含む、エッチング方法。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記ポリマは、有機ポリマである、請求項1に記載のエッチング方法。
【請求項3】
前記有機ポリマは、有機アミンまたは有機アミン塩である、請求項2に記載のエッチング方法。
【請求項4】
前記有機アミンは、ポリアルキレンイミンである、請求項3に記載のエッチング方法。
【請求項5】
前記有機アミンは、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミンまたはポリブチレンイミンである、請求項3に記載のエッチング方法。
【請求項6】
前記有機ポリマは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールである、請求項2に記載のエッチング方法。
【請求項7】
前記ポリマの分子量は、600~5000000であり、
前記ポリマがポリエチレンイミンの場合には、前記分子量は、10000~70000である、請求項1から請求項6のいずれかに記載のエッチング方法。
【請求項8】
前記構造体のアスペクト比は、100以上である、請求項1から請求項6のいずれかに記載のエッチング方法。
【請求項9】
前記構造体は、犠牲部材と絶縁体層とを第1方向に交互に積層した積層体である、請求項1に記載のエッチング方法。
【請求項10】
構造体に設けられたホール内またはスリット内から前記構造体を、酸およびポリマを含むエッチング薬液でエッチングすることを含む、半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、複数のメモリセルが三次元的に配置された立体型メモリセルアレイを有する場合がある。メモリセルアレイの微細化および多層化に伴い、メモリホールおよびコンタクトホール等のアスペクト比が高くなっている。高アスペクト比のメモリホールおよびコンタクトホール等のホールの形成工程では、ホールの底部の径がその上部よりも狭くなる現象(いわゆる、ローディング)が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-147744号公報
特開2022-099686号公報
特開2023-042176号公報
特開2023-064049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホールの底部の径が上部の径よりも狭くなる現象を緩和させることができる半導体装置の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態にしたがったエッチング方法は、構造体に設けられたホール内またはスリット内から前記構造体を、酸およびポリマを含むエッチング薬液でエッチングすることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係るメモリセルアレイの回路構成の一例を示す回路図。
第1実施形態に係るメモリセルアレイの平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリセルアレイのメモリ領域の平面レイアウトの一例を示す平面図。
第1実施形態に係るメモリセルアレイのメモリ領域の断面構造の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリセルアレイのメモリ領域の断面構造の一例を示す図。
第1実施形態に係るメモリピラーの断面構造の一例を示す図。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図8に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図9に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図10に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図11に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図12に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図13に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
図14に続く、半導体装置の製造方法の一例を示す断面図。
第1実施形態によるメモリホールの形成工程の一例を示す断面図。
図16に続く、メモリホールの形成工程の一例を示す断面図。
図17に続く、メモリホールの形成工程の一例を示す断面図。
図18に続く、メモリホールの形成工程の一例を示す断面図。
ポリマの分子量と逆ローディング効果との関係を示すグラフ。
第1実施形態の変形例2に係る引出領域の構成の一例を示す斜視図。
第1実施形態の変形例2に係る引出領域の構成の一例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものである。明細書と図面において、同一の要素には同一の符号を付す。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の構成例を示すブロック図である。半導体装置1は、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御される。
【0009】
半導体装置1は、例えば、メモリセルアレイ10、コマンドレジスタ11、アドレスレジスタ12、シーケンサ13、ドライバモジュール14、ロウデコーダモジュール15、並びにセンスアンプモジュール16を備えている。
【0010】
メモリセルアレイ10は、複数のブロックBLK0~BLKn(nは1以上の整数)を含んでいる。ブロックBLKは、データを不揮発に記憶することが可能な複数のメモリセルの集合であり、例えばデータの消去単位として使用される。また、メモリセルアレイ10には、複数のビット線及び複数のワード線が設けられる。各メモリセルは、例えば1つのビット線と1つのワード線とに関連付けられている。メモリセルアレイ10の詳細な構成については後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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