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公開番号
2025098995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024225799
出願日
2024-12-20
発明の名称
偏光板用接着剤組成物、偏光板、および光学表示装置
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C09J
4/02 20060101AFI20250625BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】偏光子と偏光子保護フィルム間の接着力に優れた接着層を提供する偏光板用接着剤組成物を提供する。
【解決手段】硬化性化合物と光開始剤を含み、硬化性化合物は、エポキシ系化合物および(メタ)アクリレート系化合物を含み、エポキシ系化合物は、ノボラックエポキシ系化合物および脂肪族エポキシ系化合物の混合物を含み、(メタ)アクリレート系化合物は、親水性(メタ)アクリレート系化合物、疎水性(メタ)アクリレート系化合物、およびビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物の混合物を含み、ビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物は、硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含まれる、偏光板用接着剤組成物、この偏光板用接着剤を含む偏光板、および当該偏光板を含む光学表示装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
硬化性化合物および光開始剤を含み、
前記硬化性化合物は、エポキシ系化合物および(メタ)アクリレート系化合物を含み、
前記エポキシ系化合物は、ノボラックエポキシ系化合物および脂肪族エポキシ系化合物の混合物を含み、
前記(メタ)アクリレート系化合物は、親水性(メタ)アクリレート系化合物、疎水性(メタ)アクリレート系化合物、およびビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物の混合物を含み、
前記ビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物は、前記硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含まれる、偏光板用接着剤組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ノボラックエポキシ系化合物と前記脂肪族エポキシ系化合物の総和は、前記エポキシ系化合物100重量部中、95重量部以上で含有される、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項3】
前記ノボラックエポキシ系化合物は、前記硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含有される、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項4】
前記脂肪族エポキシ系化合物は、炭素数4以上の線状アルキル鎖を有するモノグリシジルエーテル系化合物、炭素数4以上の線状アルキレン鎖を有するジグリシジルエーテル系化合物、およびエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを分子内に二つ以上有するジグリシジルエーテル系化合物のうち1種以上を含む、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項5】
前記脂肪族エポキシ系化合物は、前記硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含有される、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項6】
前記疎水性(メタ)アクリレート系化合物は、非置換の、炭素数6以上の線状アルキレン基を有する二官能(メタ)アクリレート化合物を含む、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項7】
前記疎水性(メタ)アクリレート系化合物は、前記硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含有される、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項8】
前記疎水性(メタ)アクリレート系化合物は、前記脂肪族エポキシ系化合物100重量部に対して50~200重量部で含有される、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項9】
前記親水性(メタ)アクリレート系化合物は、(メタ)アクリレート基の間にアルキレンオキシド基を有する二官能(メタ)アクリレート系化合物を含む、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
【請求項10】
前記ビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物は、下記化学式2で表される化合物であり、
[化学式2]
CH
2
=CH-(-O-CH
2
-CH
2
-)n-O-(C=O)-CHR=CH
2
前記化学式2において、
Rは、水素またはメチル基であり、
nは、1~5の整数である、請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の一つは、偏光板用接着剤組成物、偏光板、および光学表示装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
偏光板は、偏光子および偏光子の両面に偏光子保護フィルムを具備する。偏光子保護フィルムは、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー(COP)などの透明保護フィルムや、エポキシ、アクリレートなどの硬化型樹脂保護層であってもよい。TACフィルムは、高透湿保護フィルムであり、水分の透過が可能で、水系接着剤を用いて容易に接着が可能であるという長所がある。しかしながら、TACフィルムは、偏光板の信頼性を高めるのに限界がある。TAC以外の偏光子保護フィルムは、接着剤の水分を乾燥させることができず、無溶剤型の光硬化型接着剤を使用しなければならない。
【0003】
代表的なPET、COP、またはアクリルフィルムは、低透湿保護フィルムであり、これらは、光硬化型接着剤を使用しなければならない。これらのうち、溶液キャスティングおよび高延伸によって製造されたCOP系フィルム(日本国Konica社)は、光透過率の増加による光硬化接着剤の硬化性上昇効果を提供するという点から、偏光子保護フィルムとして好まれているが、従来の光硬化型接着剤では難接着性のフィルムである。
【0004】
本発明の背景技術は、日本国公開特許第2014-032270号に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-032270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、偏光子と偏光子保護フィルム間の接着力に優れた接着層を提供する偏光板用接着剤組成物を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、高温高湿に晒された後でも偏光子の脱色が防止され、信頼性に優れた接着層を提供する偏光板用接着剤組成物を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、粗液状態での光学的透明性に優れ、ヘイズのない偏光板用接着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、偏光板用接着剤組成物である。
【0010】
偏光板用接着剤組成物は、硬化性化合物および光開始剤を含み、硬化性化合物は、エポキシ系化合物と(メタ)アクリレート系化合物を含み、エポキシ系化合物は、ノボラックエポキシ系化合物と脂肪族エポキシ系化合物の混合物を含み、(メタ)アクリレート系化合物は、親水性(メタ)アクリレート系化合物、疎水性(メタ)アクリレート系化合物、およびビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物の混合物を含み、ビニル基含有(メタ)アクリレート系化合物は、硬化性化合物100重量部中、10~40重量部で含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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