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公開番号2025098850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215253
出願日2023-12-20
発明の名称リプル電流キャンセル装置
出願人Mywayプラス株式会社
代理人弁理士法人そらおと
主分類H02M 3/155 20060101AFI20250625BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】DC/DCコンバータに後付けできるリプル電流キャンセル装置を提供する。
【解決手段】本発明によるリプル電流キャンセル装置2は、磁気結合部LCを構成するコイル22,23と、コンデンサC1を介してコイル22の一端に接続される端子S1と、コンデンサC2を介してコイル23の他端に接続される端子S2と、コイル22の他端及びコイル23の一端に共通に接続される端子S3と、コイル23の一端と端子S3の間に挿入される補助インダクタンスLSと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁気結合部を構成する第1のコイル及び第2のコイルと、
第1のコンデンサを介して前記第1のコイルの一端に接続される第1の端子と、
第2のコンデンサを介して前記第2のコイルの他端に接続される第2の端子と、
前記第1のコイルの他端及び前記第2のコイルの一端に共通に接続される第3の端子と、
前記第2のコイルの一端と前記第3の端子の間に挿入される補助インダクタンスと、
を含むリプル電流キャンセル装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第1の端子は、DC/DCコンバータの出力リアクトルの入力端に接続され、
前記第3の端子は、前記DC/DCコンバータの出力リアクトルの出力端に接続され、
前記第2の端子は、前記DC/DCコンバータの低位側出力端に接続される、
請求項1に記載のリプル電流キャンセル装置。
【請求項3】
前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、前記出力リアクトルの磁心を構成しないコアに巻回される、
請求項2に記載のリプル電流キャンセル装置。
【請求項4】
前記補助インダクタンスL

は、前記磁気結合部の励磁インダクタンスL

、前記出力リアクトルのインダクタンスL
L
、及び、前記第1のコイルの巻回数を前記第2のコイルの巻回数で除してなる前記磁気結合部の巻き数比Nを用いて、式(1)で表される、
TIFF
2025098850000008.tif
27
170
請求項2又は3に記載のリプル電流キャンセル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リプル電流キャンセル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
スイッチング電源の出力電流に重畳するリプル電流は、ノイズの増加、効率の低下、余分な熱の発生、他の機器への電磁的干渉の発生などの原因となる。そこで従来のスイッチング電源においては、リプル電流を最小限に抑えるための工夫がなされていることが多い。
【0003】
非特許文献1には、そのような工夫の一例が開示されている。同文献のスイッチング電源においては、出力インダクタと並列に、結合リアクトルと補助インダクタを含むリプル電流キャンセル回路が設置される。こうすることで、リプル電流の低減が実現される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Michael J. Schutten、外2名、「リプル電流キャンセル回路(Ripple Current Cancellation Circuit)」、IEEE(アメリカ電気電子工学会) Xplore、2003年2月19日、p.464-470
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、非特許文献1に記載のリプル電流キャンセル回路を実装する場合、これまでは、図4に示すような構成が使われてきた。すなわち、出力インダクタL1の巻き芯を構成するトロイダルコア100に出力インダクタL1とは別のコイル101を巻き、コイル101と出力インダクタL1によって結合リアクトルを構成していた。なお、図4中の符号(トロイダルコア100及びコイル101を除く)は、非特許文献1の例による。
【0006】
しかしながら、図4の構成によれば、スイッチング電源がリプル電流キャンセル回路を内蔵する形になることから、リプル電流キャンセル回路も含めてスイッチング電源を設計しなければならない。そこで、スイッチング電源に後付けできる装置としてのリプル電流キャンセル回路が求められていた。
【0007】
以上のような事情は、スイッチング電源を含む任意のDC/DCコンバータ(電力変換装置)においても同様である。したがって、本発明の目的のひとつは、DC/DCコンバータに後付けできるリプル電流キャンセル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるリプル電流キャンセル装置は、磁気結合部を構成する第1のコイル及び第2のコイルと、第1のコンデンサを介して前記第1のコイルの一端に接続される第1の端子と、第2のコンデンサを介して前記第2のコイルの他端に接続される第2の端子と、前記第1のコイルの他端及び前記第2のコイルの一端に共通に接続される第3の端子と、前記第2のコイルの一端と前記第3の端子の間に挿入される補助インダクタンスと、を含むリプル電流キャンセル装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によるリプル電流キャンセル装置によれば、DC/DCコンバータに後付けできるリプル電流キャンセル装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態によるスイッチング電源1及びリプル電流キャンセル装置2の構成を示す図である。
図1に示したコイルを回路記号で表してなる図である。
図1及び図2に示した電流i

~i

及び電流i
L
のシミュレーション結果を示す図である。
本発明の背景技術によるスイッチング電源と、その中に内蔵されるリプル電流キャンセル回路との構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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