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公開番号2025098647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214926
出願日2023-12-20
発明の名称発光素子駆動装置、光測距装置
出願人スタンレー電気株式会社
代理人弁理士法人むつきパートナーズ
主分類H10H 20/00 20250101AFI20250625BHJP()
要約【課題】発光素子駆動回路において逆流発生時に抵抗体で発生する電力を有効活用すること。
【解決手段】第1発光素子及び第2発光素子を駆動するための回路であって、前記第1発光素子に対して並列に接続されており、直列接続された第1ダイオードと第1抵抗素子を有する第1回路と、前記第1抵抗素子に対して並列に接続された一次側コイルと前記第2発光素子に対して並列に接続された二次側コイルとを有するトランスと、を含む、発光素子駆動回路である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1発光素子及び第2発光素子を駆動するための回路であって、
直列接続された第1逆流防止ダイオードと第1抵抗素子を有しており、前記第1発光素子に対して並列に接続された第1回路と、
前記第1抵抗素子に対して並列に接続された一次側コイルと前記第2発光素子に対して並列に接続された二次側コイルとを有するトランスと、
を含む、発光素子駆動回路。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第2発光素子と直列に接続されて第2回路を構成する第2抵抗素子を更に含み、
前記第2回路が前記トランスの前記二次側コイルに対して並列に接続された、
請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項3】
前記トランスの前記一次側コイルと直列に接続されて第3回路と構成する第3抵抗素子を更に含み、
前記第3回路が前記第1抵抗素子に対して並列に接続された、
請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項4】
前記第2発光素子と並列に接続される第2逆流防止ダイオードを更に含む、
請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項5】
前記第1発光素子及び前記第1回路と直列に接続されたスイッチング素子を更に含む、
請求項1に記載の発光素子駆動回路。
【請求項6】
請求項1に記載の発光素子駆動回路と、
前記発光素子駆動回路によって駆動される第1発光素子及び第2発光素子と、
を含む、光測距装置。
【請求項7】
前記第1発光素子は、測距のための出射光を生成し、
前記第2発光素子は、前記第1発光素子の出射光の出射時期を検出するための出射光を生成する、
請求項6に記載の光測距装置。
【請求項8】
前記第2発光素子の出射光を受光する第1受光素子と、
前記第1発光素子の出射光によって生じる反射光を受光する第2受光素子と、
前記第1発光素子の点灯を制御するための制御信号を出力するとともに、前記第1受光素子による検出結果を示す受光信号に基づいて前記第1発光素子の出射光の出射時期を求め、当該出射時期及び前記第2受光素子による受光信号に基づいて対象物との相互距離を求める情報処理ユニットと、
を更に含む、請求項7に記載の光測距装置。
【請求項9】
前記情報処理ユニットは、前記制御信号と前記第1受光素子による前記受光信号の各々の状態に基づいて前記第1発光素子の動作異常の有無を判定する判定部を有する、
請求項8に記載の光測距装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子駆動装置、光測距装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-19194号公報には、電源によって充電され、発光素子に電流を供給するためのコンデンサと、コンデンサから発光素子に電流を流すための第1配線と、発光素子から出力された電流が流れる第2配線と、コンデンサに電源から充電を行わせる充電状態と、コンデンサから発光素子に電流を供給する放電状態とのいずれかにコンデンサの状態を切り替えるための第1スイッチと、発光素子と並列的に、第1配線と第2配線とに逆接続されたダイオードと、ダイオードに直列的に接続された抵抗体と、を備える発光素子駆動装置が記載されている。
【0003】
上記の発光素子駆動装置では、配線の寄生インダクタンスによって発光素子が2次発光することが抑制される。しかし、寄生インダクタンスによる電流の逆流発生時に抵抗体において発生する電力は特に有効活用されずに消費されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-19194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示に係る具体的態様は、発光素子駆動回路において逆流発生時に抵抗体で発生する電力を有効活用し得る技術を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本開示に係る一態様の発光素子駆動回路は、
第1発光素子及び第2発光素子を駆動するための回路であって、
前記第1発光素子に対して並列に接続されており、直列接続された第1ダイオードと第1抵抗素子を有する第1回路と、
前記第1抵抗素子に対して並列に接続された一次側コイルと前記第2発光素子に対して並列に接続された二次側コイルとを有するトランスと、
を含む、発光素子駆動回路である。
[2]本開示に係る一態様の光測距装置は、
前記[1]の発光素子駆動回路と、
前記発光素子駆動回路によって駆動される第1発光素子及び第2発光素子と、
を含む、光測距装置である。
【0007】
なお、本開示において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
【0008】
上記構成によれば、発光素子駆動回路において逆流発生時に抵抗体で発生する電力を有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態の発光素子駆動回路の構成を示す回路図である。
図2は、発光素子駆動回路の動作を説明するための図である。
図3(A)は、発光素子1に流れる電流の一例を示す波形図である。図3(B)は、抵抗素子13の電位V1の一例を示す波形図である。
図4(A)は、トランス二次側で発生する電位V2の一例を示す波形図である。図4(B)は、発光素子2に流れる電流の一例を示す波形図である。
図5は、発光素子1、2に流れる電流の一例を示す波形図である。
図6は、一実施形態の光測距装置の構成を示す模式図である。
図7は、受光素子21の電気信号を利用して発光素子1の点灯状態を監視する場合の情報処理ユニット31等の構成例を示す図である。
図8は、判定部40による判定内容について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、一実施形態の発光素子駆動回路の構成を示す回路図である。図示の発光素子駆動回路は、2つの発光素子1、2を駆動するためのものであり、コンデンサと、抵抗素子11、13、14、15と、ダイオード12、16と、トランス17と、電界効果型トランジスタ18と、スイッチング制御部20を含んで構成されている。発光素子1、2は、例えばLED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)などの半導体発光素子である。
(【0011】以降は省略されています)

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