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公開番号2025097198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213352
出願日2023-12-18
発明の名称漏洩検知システム、漏洩検知装置、漏洩検知方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G01M 3/04 20060101AFI20250623BHJP(測定;試験)
要約【課題】配管の振動を検知するための専用のセンサを設けることなく、配管を流れる流体の漏洩を検知すること。
【解決手段】漏洩検知システムは、流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、光ファイバから後方散乱光を受信する通信部と、後方散乱光に基づいて、配管を流れる流体の状態を示す音声データを生成する生成部と、音声データを解析することにより、流体の漏洩を検知する検知部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する通信部と、
前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する生成部と、
前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する検知部と、を備える、
漏洩検知システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記検知部は、前記流体の漏洩を検知した場合、当該漏洩の発生位置を特定する、
請求項1に記載の漏洩検知システム。
【請求項3】
前記検知部は、
前記音声データの解析において、前記音声データの周波数成分と正常時の音声データの周波数成分とのずれ量に応じたスコア率を算出し、
前記スコア率の経時変化に基づいて、前記流体の漏洩を検知する、
請求項1に記載の漏洩検知システム。
【請求項4】
前記検知部は、
前記スコア率の経時変化と前記流体の漏洩の有無との対応関係を予め学習した学習モデルを保持し、
前記スコア率の経時変化と前記学習モデルとに基づいて、前記流体の漏洩を検知する、
請求項3に記載の漏洩検知システム。
【請求項5】
前記配管は、第1流体を流す内管と、前記内管を空隙を介して覆い、該空隙に第2流体を流す外管と、を備え、
前記検知部は、前記音声データを解析することにより、前記第1流体の前記内管から前記外管への漏洩を検知すると共に、前記第2流体の前記外管から前記内管への漏洩を検知する、
請求項1に記載の漏洩検知システム。
【請求項6】
前記配管は、前記外管を覆う保温材と、前記保温材を覆う外装板と、をさらに備え、
前記光ファイバは、前記保温材と前記外装板との間に敷設される、
請求項5に記載の漏洩検知システム。
【請求項7】
前記第1流体は液体であり、前記第2流体は気体である、
請求項5に記載の漏洩検知システム。
【請求項8】
流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する通信部と、
前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する生成部と、
前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する検知部と、を備える、
漏洩検知装置。
【請求項9】
漏洩検知装置により実行される漏洩検知方法であって、
流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信することと、
前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成することと、
前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知することと、を含む、
漏洩検知方法。
【請求項10】
コンピュータに、
流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する手順と、
前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する手順と、
前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する手順と、を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、漏洩検知システム、漏洩検知装置、漏洩検知方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、配管の状態、例えば、配管を流れる流体の漏洩の有無を監視するための技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された技術によれば、配管の振動を検知するために、圧電式加速度センサ、動電型加速度センサ、静電容量型加速度センサ、光学式速度センサ、動ひずみセンサなどのセンサを設置する。そして、分析部が、配管の振動の検知結果に基づいて、配管の状態を分析する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-057241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示された技術は、配管の振動を検知するための専用のセンサが必要である。そのため、配管の振動を検知するための専用のセンサを設けることなく、配管を流れる流体の漏洩を検知することが可能な技術が望まれている。
【0005】
そこで本開示の目的は、上述した課題を鑑み、配管の振動を検知するための専用のセンサを設けることなく、配管を流れる流体の漏洩を検知することが可能な漏洩検知システム、漏洩検知装置、漏洩検知方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様による漏洩検知システムは、流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する通信部を備える。また、当該システムは、前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する生成部を備える。また、当該システムは、前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する検知部を備える。
【0007】
一態様による漏洩検知装置は、流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する通信部を備える。また、当該装置は、前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する生成部を備える。また、当該装置は、前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する検知部を備える。
【0008】
一態様による漏洩検知方法は、漏洩検知装置により実行される漏洩検知方法であって、流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信することを含む。また、当該方法は、前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成することを含む。また、当該方法は、前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知することを含む。
【0009】
一態様によるプログラムは、コンピュータに、流体を流す配管に敷設された光ファイバに対してパルス光を送信すると共に、前記光ファイバから後方散乱光を受信する手順を実行させる。また、当該プログラムは、コンピュータに、前記後方散乱光に基づいて、前記配管を流れる前記流体の状態を示す音声データを生成する手順を実行させる。また、当該プログラムは、コンピュータに、前記音声データを解析することにより、前記流体の漏洩を検知する手順を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
上述の態様によれば、配管の振動を検知するための専用のセンサを設けることなく、配管を流れる流体の漏洩を検知することが可能な漏洩検知システム、漏洩検知装置、漏洩検知方法、及びプログラムを提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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