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公開番号2025097099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213182
出願日2023-12-18
発明の名称ディスクグラインダカバー
出願人株式会社呉英製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B24B 55/05 20060101AFI20250623BHJP(研削;研磨)
要約【課題】ディスクグラインダ本体に対して保護カバーの向きを変えることができるディスクグラインダカバーを提供する。
【解決手段】ディスクグラインダカバー1は、回転動力を発生する工具本体10と、工具本体10の動力を伝達する回転軸と、回転軸を挿通して工具本体10側に配置される台座部と、回転軸に取り付けられ、砥石を有する円盤状のディスク16と、を有するディスクグラインダ101に取り付けることができるディスクグラインダカバーであって、ディスク16を台座部側から覆い、台座部に固定される保護カバー30と、保護カバー30の角度位置を設定し、台座部に固定する角度固定部と、を備え、角度固定部は、保護カバー30から台座部の方向に弾性部材を介して付勢される付勢板45と、設定する角度位置で付勢板を台座部に対面させて係合する係合部と、を有する。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
回転動力を発生する工具本体と、前記工具本体の動力を伝達する回転軸と、前記回転軸を挿通して前記工具本体側に配置される台座部と、前記回転軸に取り付けられ、砥石を有する円盤状のディスクと、を有するディスクグラインダに取り付けることができるディスクグラインダカバーであって、
前記ディスクグラインダに取り付けられた状態で、
前記ディスクを前記台座部側から覆い、前記台座部に固定される保護カバーと、
前記保護カバーの角度位置を設定し、前記台座部に固定する角度固定部と、を備え、
前記角度固定部は、前記保護カバーから前記台座部の方向に弾性部材を介して付勢される付勢板と、設定する角度位置で前記付勢板を前記台座部に対面させて係合する係合部と、を有するディスクグラインダカバー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記保護カバーは、前記ディスクを側方から囲む側壁及び前記側壁から連続して前記ディスクの前記台座部側の面である上面を覆う上壁を備え、
前記側壁及び前記上壁は、回転軸に平行な面に沿って開口する開口部から前記ディスクの一部を露出させる本体部及び前記開口部に着脱可能な着脱部からなる請求項1に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項3】
前記保護カバーの側壁に沿ってこれを覆い、前記本体部の下端部よりも下方に延出する筒状のスカート部をさらに備え、
前記保護カバーは、前記スカート部を着脱自在に支持する係止部の一方を前記上壁に有し、
前記スカート部は、前記係止部の他方を有する請求項2に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項4】
前記着脱部は、
前記本体部の側壁から連続して前記ディスクを側方から囲む着脱側壁と、
前記着脱側壁の上端部から前記本体部の上壁に連続する着脱上壁と、を有し、
前記着脱側壁の下端部は、前記本体部の側壁と上下方向において同じ高さに設定されている請求項3に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項5】
前記着脱部は、
前記本体部の側壁から連続して前記ディスクを側方から囲む着脱側壁と、
前記着脱側壁の上端部から前記本体部の上壁に連続する着脱上壁と、
前記着脱側壁の下端部から連続し、前記着脱上壁に対向する着脱下壁と、を有し、
前記着脱側壁の下端部は、前記ディスクの下面よりも下方にある請求項3に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項6】
前記本体部の側壁に沿ってこれを覆い、前記本体部の下端部よりも下方に延出するスカート部をさらに備え、
前記着脱部は、前記回転軸に平行な平板状の着脱側壁を有し、平面視において前記着脱側壁から前記ディスクの一部が突出し、
前記本体部は、前記スカート部を着脱自在に支持する係止部の一方を前記上壁に有し、
前記スカート部は、前記係止部の他方を有する請求項2に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項7】
前記着脱部は、上下方向の軸を中心に回転するローラを有し、
前記ローラの外周面の一部は、前記着脱下壁よりも前記回転軸側に突出する請求項5に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項8】
前記係合部は、前記回転軸を中心とする円周上に等間隔で並ぶように前記付勢板に設けられる固定穴と、前記固定穴に係合するように前記台座部に設けられる複数の突起部と、を有する請求項1から請求項7の何れか一項に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項9】
前記着脱部の着脱は、前記着脱部を前記回転軸に直交する方向にスライドさせて行う請求項4又は請求項5に記載のディスクグラインダカバー。
【請求項10】
前記係止部の一方は、前記上壁に直立する柱状部材の外側面に沿って環状にこれを囲み、
前記係止部の他方は、前記柱状部材の外側面に沿って一部を開口してこれを囲み、
前記係止部の一方が他方を前記上壁の方向に押圧して係止する請求項3から請求項7の何れか一項に記載のディスクグラインダカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスクグラインダカバーに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
ディスクグラインダは、円盤状のディスクに砥石を取り付けて回転させることで、物の表面を研磨又は研削することができる工具である。例えば特許文献1には、カッター(ディスク)の保護カバーに吸引ホースを取り付けたディスクグラインダが記載されている。吸引ホースは、ディスクグラインダとは別体に設けた集塵機に接続され、保護カバー内の粉塵が吸引される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-285608公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、吸引ホースが取り付けられた保護カバーはディスクグラインダ本体に固定されており、吸引ホースの向きと作業者の姿勢等との関係によってはディスクグラインダを動かし難く、作業の効率が低下してしまう場合がある。このため、ディスクグラインダ本体に固定される保護カバーの向きを変えて作業できることが求められていた。
本発明は、ディスクグラインダ本体に対する向きを変えることができるディスクグラインダカバーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するために、本発明に係るディスクグラインダカバーは、回転動力を発生する工具本体と、前記工具本体の動力を伝達する回転軸と、前記回転軸を挿通して前記工具本体側に配置される台座部と、前記回転軸に取り付けられ、砥石を有する円盤状のディスクと、を有するディスクグラインダに取り付けることができるディスクグラインダカバーであって、前記ディスクグラインダに取り付けられた状態で、前記ディスクを前記台座部側から覆い、前記台座部に固定される保護カバーと、前記保護カバーの角度位置を設定し、前記台座部に固定する角度固定部と、を備え、前記角度固定部は、前記保護カバーから前記台座部の方向に弾性部材を介して付勢される付勢板と、設定する角度位置で前記付勢板を前記台座部に対面させて係合する係合部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ディスクグラインダ本体に対して保護カバーの向きを変えることができる。そのため、本発明は作業を円滑に行うことができ、作業効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する斜視図である。
第1実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する側面図である。
第1実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を分解して例示する分解斜視図である。
第1実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する平面図である。
図3Aの状態から保護カバーを回転させた状態を例示する平面図である。
第1実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する断面図である。
図4Aの状態から付勢板の固定を解除した状態を例示する断面図である。
着脱部を取り外した保護カバーの一部の概略を例示する斜視図である。
着脱部の着脱途中の保護カバーの一部の概略を例示する斜視図である。
着脱部を取り付けた保護カバーの一部の概略を例示する斜視図である。
図3Aの状態において保護カバー、ディスク及びスカート部を取り外して例示する底面図である。
図3Bの状態において保護カバー、ディスク及びスカート部を取り外して例示する底面図である。
スカート部の概略を例示する平面図である。
保護カバーに取り付けたスカート部の概略を例示する平面図である。
図6AのVIC-VIC線における断面図である。
図6Cの状態からスカート部が上方に移動した状態を例示する断面図である。
第2実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する斜視図である。
第2実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する側面図である。
第3実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する斜視図である。
第3実施形態に係るディスクグラインダカバーが取り付けられているディスクグラインダの概略を例示する側面図である。
第3実施形態においてローラを有する着脱部の概略を例示する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
第1実施形態に係るディスクグラインダカバー1について、図1Aから図6Dを参照しながら説明する。なお、図面において、一部の部材を省略している場合がある。また、各部材の大きさや位置関係を誇張している場合がある。
ディスクグラインダカバー1は、ディスクグラインダに取り付けられて、ディスクグラインダの一部を構成する。ディスクグラインダは、砥石を取り付けた円盤状のディスクを回転させて物の表面を研磨又は研削する工具である。作業者は、ディスクグラインダを手に持って、床や壁等の加工面200にディスクを押し当てて研磨又は研削を行う。
【0009】
図1A、図1B、図2に例示するように、ディスクグラインダ101は、回転動力を発生する工具本体10と、工具本体10に配置した回転軸14と、ディスク16と、台座部20と、を有する。ディスクグラインダカバー1は、保護カバー30と、角度固定部40と、を備え、ここでは、さらにスカート部50を備えている。また、ディスクグラインダカバー1は、これらの他に、保護カバー30に外部のホースを接続するための接続管70と、スカート部50を支持する係止部60(図6B参照)と、を備えている。以下、ディスクグラインダカバー1が取り付けられているディスクグラインダ101の各構成について説明する。
なお、図2は、ディスクグラインダ101を下方側から見て、各構成を分解して例示する分解斜視図である。また、加工面200の向きによらず、ディスクグラインダ101におけるディスク16側を下方、台座部20側を上方として説明する。
【0010】
(工具本体)
工具本体10は、ディスクグラインダ101の本体部分であり、回転動力を発生する。工具本体10は、作業者に把持される胴部11と、胴部11から略直角に屈曲する頭部12と、を有する。胴部11は円筒状の筐体を有し、ディスク16を回転させる動力源を内蔵している。動力源は例えば圧縮空気によるエアモータであり、電動機であってもよい。
頭部12は、ディスク16の回転の中心となる回転軸14の一端側を埋設している。頭部12の先端部は、後記する保護カバー30が固定される台座部20であり、台座部20から回転軸14の他端側が突出している。
(【0011】以降は省略されています)

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