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公開番号2025096134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2024157098
出願日2024-09-11
発明の名称タイヤの寿命の終わりを検出する方法及びシステム
出願人ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人個人
主分類B60C 19/00 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】構造的に単純で、タイヤの寿命の終わりを検出する信頼できるタイヤ監視システムを提供する。
【解決手段】タイヤと一体化又はタイヤ上に配置された、第1のタイヤ摩耗インジケーターと第2のタイヤ摩耗インジケーターと、タイヤと一体化又はタイヤ上に配置された加速度計と、加速度計の信号を分析して、タイヤの寿命の終わりを表すタイヤの振動を検出する検出アルゴリズムとを含み、第1のタイヤ摩耗インジケーターと第2のタイヤ摩耗インジケーターは、タイヤの周部に沿って空間的に離れており、第1のタイヤ摩耗インジケーターと第2のタイヤ摩耗インジケーターそれぞれの少なくとも一部は、トレッドよりも硬く、加速度計は、タイヤが十分に摩耗したことによってインジケーターが路面と接触するようになったときのタイヤの振動を表すように構成している加速度計の信号を発生させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ(2)の寿命の終わりを検出するための車両用タイヤ監視システム(1)であって、
タイヤ(2)と一体化され又はタイヤ(2)上に配置された第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と、
タイヤと一体化され又はタイヤ上に配置された第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)と、
タイヤ(2)と一体化され又はタイヤ上に配置された加速度計(7)と、
前記加速度計の信号を分析して、タイヤ(2)の寿命の終わりを表すタイヤ(2)の振動を検出するように構成している検出アルゴリズムとを含み、
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、タイヤの周部に沿って空間的に離れており、
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)それぞれの少なくとも一部は、タイヤ(2)のトレッド(3)よりも硬く、
前記加速度計(7)は、タイヤ(2)が十分に摩耗したことによって前記インジケーター(4)が路面と接触するようになったときのタイヤ(2)の振動を表すように構成している加速度計の信号を発生させるように構成している
ことを特徴とするシステム(1)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、タイヤの直径の反対側に配置されていない
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項3】
タイヤ(2)の周部上における前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)が離れている角度は、180°から、少なくとも10°、又は少なくとも20°、又は少なくとも30°、ずれている
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項4】
前記検出アルゴリズムは、周波数分析に基づいている、かつ/又は人工知能モジュールを含む、かつ/又はフィルターを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項5】
前記人工知能ネットワークは、人工ニューラルネットワークを含む、かつ/又は前記フィルターは、カルマンフィルターである
ことを特徴とする請求項4に記載のシステム(1)。
【請求項6】
前記加速度計の信号は、前記車両が実質的に一定の速さで動いているときには実質的に周期的な信号である
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項7】
前記加速度計の信号には、タイヤ(2)の振動を表す一連のピークのような一連の特徴があり、
前記検出アルゴリズムは、前記一連の特徴を検出して、タイヤの振動を検出するために、前記加速度計の信号を分析するように構成している、かつ/又は
前記加速度計(7)は、タイヤ(2)のバルブと一体的になっている
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項8】
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、第1の硬度を有し、
前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、第2の硬度を有し、
前記トレッド(3)は、第3の硬度を有し、
前記第1の硬度及び/又は前記第2の硬度は、前記第3の硬度よりも、少なくとも5%、好ましくは少なくとも15%、より好ましくは少なくとも30%、大きい
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項9】
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)及び/又は前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、タイヤ(2)の材料内に要素を形成し、
前記要素は、タイヤ(2)が新しい状態であるときにトレッド(3)に露出されず、
前記要素は、トレッド(3)とは異なる機械的性質を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
【請求項10】
前記第1のタイヤ摩耗インジケーター(4)と前記第2のタイヤ摩耗インジケーター(4)は、タイヤ(2)のトレッド(3)の溝(6)内に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ監視システムの分野に関する。本発明は、特に、動力化車両のタイヤの寿命の終わりを検出するシステム及び方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤ監視システムは、現代の自動車産業において重要な部品となっており、交通安全の向上とタイヤ寿命を長くするために用いられている。現在、これらのシステムのほとんどは、タイヤ空気圧の検出に重点を置いているが、タイヤの摩耗を監視するための効果的な手法を提供するものはほとんどない。
【0003】
タイヤの摩耗を正確に検出することは、最適な性能を発揮させること、燃料経済性を最大化させること、安全性を向上させることを確実にするために重要である。タイヤの摩耗を監視する既存の方法においては、多くの場合、精度と信頼性が限られる。また、ほとんどの既存のシステムは、機能的ではあるが構造的に複雑である。
【0004】
これらの複雑なシステムは、多くの場合、洗練されたセンサー、広範な通信ネットワーク、大規模なデータ処理ユニットのような多くのコンポーネントによって構成している。このような構造的な複雑さは、設置と保守のコストを上昇させるだけでなく、これらの多くの要素の1つにおいて故障が発生する可能性があるために、運用上の問題につながる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的の1つは、タイヤ監視システムに関連する上記の課題の少なくともいくつかを克服することである。
【0006】
第1の態様によると、本発明は、請求項1に記載の車両のタイヤの寿命の終わりを検出するためのタイヤ監視システムを提供する。
【0007】
本発明は、既存のタイヤ監視システムに比べて、構造的な単純さ、既存のタイヤとの一体化の容易さ、及びタイヤの寿命の終わりを検出する信頼できる能力が強調される、多くの利点を与える。特に、既存のタイヤ監視システムとは対照的に、本発明には、構造的に単純であるという特徴がある。必要な部品の数を減らすことで、製造プロセスを単純化するだけでなく、生産と保守コストの面で費用対効果の高い手法を提供する。この単純性の向上は、過度の複雑さによる障害のリスクを最小限に抑えることで、運用の信頼性の向上に寄与する。また、本発明の第2の利点は、すでに市場に出回っている既存のタイヤと容易に一体化することができることである。本発明に係る監視システムは、その設計のおかげで、様々なタイヤに効果的に設置することができ、したがって、自動車のような異なるタイプの車両での使用において柔軟性を与える。このような一体化の容易さは、利用可能性の制約を軽減し、本発明の適用範囲を広げる。本発明は、さらに、タイヤの寿命の終わりを正確に検出するという課題を解決する。本発明に係るシステムは、タイヤの摩耗を確実に監視し、タイヤが安全な使用限界に達するとすぐに検出することを可能にする。このように、この機能は交通安全の向上に寄与する。
【0008】
第2の態様によると、本発明は、請求項15に記載の車両のタイヤの寿命の終わりを検出する方法を提供する。
【0009】
本発明の他の態様は、従属請求項に記載されている。
【0010】
添付の図面を参照しながら以下の実施形態についての説明を読むことによって、本発明の他の特徴及び利点が明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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