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公開番号2025095987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212415
出願日2023-12-15
発明の名称記録装置、記録装置の吐出タイミングの調整方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像品質の低下を抑制できる記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置であって、液体を吐出する複数のノズルと、複数のノズルの吐出タイミングの調整を行う調整手段と、ノズルの吐出状態を取得する取得手段と、取得手段の取得結果に基づいて、複数のノズルの中から吐出タイミングの調整の基準とする基準ノズルを選択する選択手段と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置であって、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルの吐出タイミングの調整を行う調整手段と、
前記ノズルの吐出状態を取得する取得手段と、
前記取得手段の取得結果に基づいて、前記複数のノズルの中から前記吐出タイミングの調整の基準とする基準ノズルを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記取得手段の前記取得結果に基づいて、前記吐出状態が正常であるか異常であるかを判定する判定手段を備え、
前記選択手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記基準ノズルを選択することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記複数のノズルは、第1ノズルと、第2ノズルとを含み、
前記選択手段は、前記判定手段が前記第1ノズルの吐出状態が正常であると判定した場合に前記第1ノズルを前記基準ノズルとして選択し、前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判定した場合に前記第2ノズルを前記基準ノズルとして選択することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記複数のノズル列は、第3ノズルを含み、
前記選択手段は、前記第1ノズルの吐出状態が異常で且つ前記第2ノズルの吐出状態が正常だった場合に前記第2ノズルを前記基準ノズルとして選択し、前記第2ノズルの吐出状態が異常だった場合に前記第3ノズルを前記基準ノズルとして選択することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記ノズルが吐出タイミング調整用のパターンを生成できない場合に、前記吐出状態を異常と判定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項6】
前記判定手段は、前記ノズルが液体を吐出できない状態である場合に、前記吐出状態を異常と判定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項7】
前記吐出状態が異常である場合に、ユーザーに前記ノズルに異常がある旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項8】
複数のノズルが配列されて構成される複数のノズル列を備え、
前記選択手段は、前記基準ノズルを含むノズル列を基準ノズル列として選択することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項9】
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記複数のノズル列が形成された記録ヘッドと、
を備え、
前記記録ヘッドの位置が固定された状態で、前記搬送手段により記録媒体を前記搬送方向に搬送しながら前記記録ヘッドから記録媒体に液体を吐出して画像を記録することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記ノズル列の延伸方向において、前記ノズル列の幅は、前記記録媒体の幅より大きいことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置、及びその吐出タイミングの調整方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体に画像等を記録する記録装置として、複数のノズルからインクを吐出して記録動作を行うインクジェット方式のプリンタが知られている。このような記録装置においては、各ノズルからインクが吐出されるため、各ノズルの吐出タイミングがずれた場合に画像品質の低下につながる。
【0003】
画像品質の低下を抑制する方法としては、複数の記録ヘッドのうちの1つを基準とし、その基準の記録ヘッドのノズルの吐出タイミングに対して、他の記録ヘッドのノズルの吐出タイミングを合わせるように吐出タイミングを調整する方法が知られている。例えば、特許文献1には、中央寄りに配置された記録ヘッドをタイミング調整の基準とする構成が開示されている。また、特許文献2には、移動力の作用線に近い側の記録ヘッドをタイミング調整の基準とする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-310456号公報
特開2004-237607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述の構成においては、基準とされた記録ヘッドのノズルの吐出状態に不具合が生じた場合、タイミング調整が正常に行われず、画像品質の低下を引き起こす恐れがある。
【0006】
上述の課題を鑑みて、本発明は画像品質の低下を抑制できる記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置であって、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルの吐出タイミングの調整を行う調整手段と、
前記ノズルの吐出状態を取得する取得手段と、
前記取得手段の取得結果に基づいて、前記複数のノズルの中から前記吐出タイミングの調整の基準とする基準ノズルを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする。
また、上述の目的を達成するため、本発明の記録装置の吐出タイミングの調整方法は、
液体を吐出する複数のノズルを備え、記録媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置の吐出タイミングの調整方法であって、
前記複数のノズルの吐出状態に基づいて、前記複数のノズルの中から吐出タイミングの調整の基準とする基準ノズルを選択することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば画像品質の低下を抑制できる記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る記録装置の構成を示す概略斜視図である。
実施例1に係る記録装置の記録制御系回路のブロック図である。
実施例1に係る画像処理システムによる画像データ処理の説明図である。
インクの吐出タイミングの調整方法の一例の説明図である。
実施例1に係る基準ヘッドの選択方法の説明図である。
実施例2に係る記録装置の説明図である。
実施例2に係る基準ノズル列の選択方法の説明図である。
吐出タイミングの調整に用いるパターン例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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