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公開番号2025095986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212414
出願日2023-12-15
発明の名称カーテンユニット、及びシートシャッター
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E06B 9/13 20060101AFI20250619BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シートカーテンが巻取ロールに複数周巻き取られた際に、シートカーテンの両側の側端部に取り付けられた複数の係合子のうち、シートカーテンにおいて最も巻取ロール側に配置された係合子が、2周目に巻き取られたシートカーテンの係合子を、巻取ロールの径方向外側へ突き上げることを抑制する。
【解決手段】カーテンユニットは、巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、前記シートカーテンの両側の側端部を折り返した折返部に前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられ、ギア部材と係合して前記シートカーテンを上下移動させる駆動力が伝達される複数の係合子と、前記折返部の内部に対し前記複数の係合子に沿って前記巻取方向へ設けられ、前記複数の係合子のうち前記シートカーテンにおいて最も前記巻取ロール側に配置された係合子よりも前記巻取ロール側へ延ばされた補強材と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、
前記シートカーテンの両側の側端部を折り返した折返部に、前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられ、ギア部材と係合して前記シートカーテンを上下移動させる駆動力が伝達される複数の係合子と、
前記折返部の内部に対し前記複数の係合子に沿って前記巻取方向へ設けられ、前記複数の係合子のうち前記シートカーテンにおいて最も前記巻取ロール側に配置された係合子よりも前記巻取ロール側へ延ばされた補強材と、
を備えるカーテンユニット。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記シートカーテンの前記巻取ロールによる巻取状態において径方向外側を向く面に対し前記複数の係合子に沿って前記巻取方向へ設けられ、当該面から前記シートカーテンの厚み方向へ前記複数の係合子よりも張り出し、前記複数の係合子のうち前記シートカーテンにおいて最も前記巻取ロール側に配置された係合子よりも前記巻取ロール側へ延ばされた張出部
を備える請求項1に記載のカーテンユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のカーテンユニットと、
前記係合子と係合し、正逆転により前記シートカーテンを上下移動させるギア部材と、
を備えるシートシャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カーテンユニット、及びシートシャッターに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、上部フレームとサイドフレームとで構成されたフレームと、上部フレーム内に回動自在に備えられて駆動手段に連結された回転シャフトと、回転シャフトに巻き取り及び巻きほどき自在に吊り下げられたシートと、シートの左右両端に備えた複数のガイドブロックと、を有したシートシャッターが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016―89419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートシャッターとしては、例えば、巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、前記シートカーテンの両側の側端部に前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられた複数の係合子と、前記係合子と係合した係合状態で正逆転することで、前記シートカーテンを前記巻取ロールに巻き取らせ又は巻き出させて、前記シートカーテンを上下移動させるギア部材と、を備える構成が考えられる。
【0005】
当該構成では、シートカーテンが巻取ロールに複数周、巻き取られると、複数の係合子が巻取ロールの径方向に重なって配置されることになる。そして、シートカーテンが巻取ロールに複数周、巻き取られた際に、複数の係合子のうち、シートカーテンにおいて最も巻取ロール側に配置された係合子が、巻取ロールの径方向外側へ張り出し、2周目に巻き取られたシートカーテンの係合子を、巻取ロールの径方向外側へ突き上げる場合が考えられる。このように、係合子が巻取ロールの径方向外側へ突き上げられると、係合子及びシートカーテンに負荷が掛かり、係合子及びシートカーテンが損傷する場合がある。
【0006】
本開示は、シートカーテンが巻取ロールに複数周巻き取られた際に、シートカーテンの両側の側端部に取り付けられた複数の係合子のうち、シートカーテンにおいて最も巻取ロール側に配置された係合子が、2周目に巻き取られたシートカーテンの係合子を、巻取ロールの径方向外側へ突き上げることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係るカーテンユニットは、巻取ロールに巻き取られるシートカーテンと、前記シートカーテンの両側の側端部を折り返した折返部に、前記巻取ロールによる巻取方向に沿って取り付けられ、ギア部材と係合して前記シートカーテンを上下移動させる駆動力が伝達される複数の係合子と、前記折返部の内部に対し前記複数の係合子に沿って前記巻取方向へ設けられ、前記複数の係合子のうち前記シートカーテンにおいて最も前記巻取ロール側に配置された係合子よりも前記巻取ロール側へ延ばされた補強材と、を備える。
【0008】
上記構成によれば、シートカーテンの両側の側端部を折り返した折返部の内部に対し、複数の係合子に沿って巻取ロールによる巻取方向へ設けられた補強材が、複数の係合子のうちシートカーテンにおいて最も巻取ロール側に配置された係合子(以下、「ロール側係合子」という)よりも巻取ロール側へ延ばされている。
【0009】
このため、シートカーテンが巻取ロールに複数周、巻き取られた際に、ロール側係合子よりも、先に補強材が、巻取ロールに巻き取られる。
【0010】
これにより、ロール側係合子を含む複数の係合子が、補強材にならって巻取ロールに巻かれ、ロール側係合子が、巻取ロールの径方向外側へ張り出し難くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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