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公開番号2025094868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023223865
出願日2023-12-13
発明の名称耐暴風、暴雪、暴雨を備えた遮光設備
出願人個人,個人,個人,個人
代理人
主分類A01G 13/20 20250101AFI20250618BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】遮光性シートを屋外に張設するときは、遮光性シートが直接風を受けるために強風によって煽られる問題があり、飛ばされたり、破れたりし易い。このため、栽培作物の日覆いとして使用される遮光性シートには、遮光性とともに通気性を高くして風圧を受けない構造とすることが重要となる。
【解決手段】骨格梁によって形成された空間において、一定の間隔で線状に並列した張線の両末端が、向かい合う骨格梁間に固定されることによって張線の線状複合体を成形することで、空間内の遮光を可能とする設備を提供するものである。本設備においては、張線間が広く設定されているため、空気抵抗が少なく、空気が通過し易いため、風に煽られる心配が無い。また、全ての張線の両末端は骨格梁に固定されているため、暴風に対しても耐性が期待できる。したがって、遮光性を有すると同時に高い通気性を保持することができ、風圧による損傷が少ない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
骨格梁によって形成された空間において、一定の間隔で線状に並列した張線の両末端が、向かい合う骨格梁間に固定されることによって張線の線状複合体を成形することで、空間内の遮光を可能とする設備。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
張線の線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面のいずれか一面、あるいは複数面に設置されている、請求項1に記載の遮光設備
【請求項3】
張線の線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面だけでなく内部にも配置され、張線の線状複合体が複数の層になるように設置された、請求項2に記載の遮光設備
【請求項4】
骨格梁によって形成された空間において、一定の間隔で線状に並列した張線の両末端が、向かい合う骨格梁間に固定されることによって張線の線状複合体を成形し、さらに同一平面上においてはじめの張線の線状複合体と交差するように張線の線状複合体を成形することで、空間内の遮光を可能とする設備。
【請求項5】
複数の張線が交差した線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面のいずれか一面、あるいは複数面に設置されている、請求項4に記載の遮光設備
【請求項6】
複数の張線が交差した線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面だけでなく内部にも配置され、張線の線状複合体が複数の層になるように設置された、請求項5に記載の遮光設備

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農業、園芸、畜産、住宅、建築分野等において、通気性、透湿性を阻害することなく、強風、雪、雨に対して強度の高い遮光設備に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作物の栽培において、夏期においては直射日光が強く、作物に高温障害が発生し易く、かかる場合には作物に日覆いを掛けることが行われている。また、近年、光が当たる時間を調節して作物の生長を促すシェード栽培法が採用されており、かかる場合においても遮光用のシートが使用されている。
【0003】
作物の日覆いとして使用されるシートとしては、100%近い遮光率から各種割合の遮光度まで幅広い遮光性と、通気性、透湿性、疎水性を有することが要求される。
【0004】
このような用途として、寒冷紗、あるいはモノフィラメントやフラットヤーンからなる編織物など粗目のネット状物が多く使用されている(特許文献1)。
特開2006-217898
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような遮光性シートでは、高度の遮光性が必要とされる時は、ネット状物の網目を小さくする必要があり、このため、空気の流れが抑制されて換気性が犠牲になるという問題がある。
【0006】
また、遮光性シートを屋外に張設するときは、遮光性シートが直接風を受けるために強風によって煽られる問題があり、飛ばされたり、破れたりし易い。このため、栽培作物の日覆いとして使用される遮光性シートには、遮光性とともに通気性を高くして風圧を受けない構造とすることが重要となる。
【0007】
このため、平織りの織布を遮光性シートとして使用することが多いが、通気性が低く、風圧を受けて大きく煽られやすいという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、通気性を阻害することなく遮光することを可能とし、風圧に対して強度の高い作物栽培用遮光装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、かかる課題を解決するために鋭意検討した結果なされたものであって、骨格梁によって形成された空間において、一定の間隔で線状に並列した張線の両末端が、向かい合う骨格梁間に固定されることによって張線の線状複合体を成形することで、空間内の遮光を可能とする設備を提供するものである。
【0010】
また、張線の線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面のいずれか一面、あるいは複数面に設置されている、上記の遮光設備、さらに、張線の線状複合体が、骨格梁によって形成された空間の表面だけでなく内部にも配置され、張線の線状複合体が複数の層になるように設置された、上記の遮光設備を提供するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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