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公開番号
2025093254
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208895
出願日
2023-12-11
発明の名称
固体脂肪酸の洗浄性向上剤
出願人
クラシエ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250616BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 肌への刺激が少なく、かつ固体脂肪酸をよく洗浄することを可能にする固体脂肪酸の洗浄性向上剤、およびそれを含有する皮膚洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 本発明者らは、上記課題を解決するために、種々のアミノ酸系洗浄成分を検討したところ、ココイルグルタミン酸ジナトリウムが、肌への刺激が低いのにもかかわらず固体脂肪酸をよく洗浄できることを見出した。本発明は、ココイルグルタミン酸ジナトリウムを有効成分として含有する、固体脂肪酸の洗浄性向上剤を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ココイルグルタミン酸ジナトリウムを有効成分として含有する、固体脂肪酸の洗浄性向上剤。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
水をさらに含有する、請求項1に記載の固体脂肪酸の洗浄性向上剤。
【請求項3】
ココイルグルタミン酸ジナトリウムを皮膚洗浄剤組成物に添加することを含む、固体脂肪酸の洗浄性を向上させる方法。
【請求項4】
ココイルグルタミン酸ジナトリウムを有効成分として含有する固体脂肪酸の洗浄性向上剤を含有する、皮膚洗浄剤組成物。
【請求項5】
水をさらに含有する、請求項4に記載の皮膚洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体脂肪酸の洗浄性向上剤およびそれを含有する皮膚洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
毛穴から分泌される皮脂の一部には、液体脂肪酸と固体脂肪酸とが存在する。特に固体脂肪酸は、毛穴の詰まりや角栓などの原因となることが知られている。固体脂肪酸は、毛穴に詰まってしまうと落としにくく、洗い流すのが困難である。
【0003】
一般的に、皮膚を洗浄するための皮膚洗浄剤は、肌に対する刺激が少ないものが求められる。しかし、肌への刺激がマイルドな洗浄剤では、固体脂肪酸まで洗い流すことが難しい。一方、固体脂肪酸をしっかり洗い流すために洗浄性を高めると、肌への刺激が多くなってしまうという問題がある。
【0004】
肌に対する刺激が少なくマイルドな洗浄成分として、アミノ酸系洗浄成分が知られている。アミノ酸系洗浄成分は、クレンジングフォームなどの皮膚洗浄剤によく用いられる。
【0005】
たとえば特許文献1には、皮膚刺激がなくマイルドな使用感を有するクレンジングフォーム化粧料組成物を提供することを目的として、(A)ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、(B)ナトリウムココイルグリシネート及び(C)カリウムココイルグリシネートからなるアミノ酸系界面活性剤を含むことを特徴とする、クレンジングフォーム化粧料組成物が記載されている。しかし、特許文献1に記載の組成物は、皮膚への刺激はマイルドであるが、固体脂肪酸に対する洗浄性が低いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-008894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、従来、肌に対する刺激がマイルドな皮膚洗浄剤組成物では、固体脂肪酸をしっかり洗浄することができないという問題がある。そのため、肌への刺激が少なくかつ固体脂肪酸をよく洗浄することができる新たな皮膚洗浄剤組成物の開発が求められている。
【0008】
そこで、本発明は、肌への刺激が少なく、かつ固体脂肪酸をよく洗浄することを可能にする固体脂肪酸の洗浄性向上剤、およびそれを含有する皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために、種々のアミノ酸系洗浄成分を検討したところ、ココイルグルタミン酸ジナトリウムが、肌への刺激が低いのにもかかわらず固体脂肪酸をよく洗浄できることを見出した。そのため、ココイルグルタミン酸ジナトリウムを用いることにより、肌への刺激が少なく、かつ固体脂肪酸をよく洗浄することができる皮膚洗浄剤組成物を提供できることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
本発明は、ココイルグルタミン酸ジナトリウムを有効成分として含有する、固体脂肪酸の洗浄性向上剤を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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