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公開番号
2025093087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208604
出願日
2023-12-11
発明の名称
EQ(心の知能指数)の測定装置
出願人
株式会社コアバリュー
代理人
個人
主分類
G06Q
10/04 20230101AFI20250616BHJP(計算;計数)
要約
【課題】EQ(心の知能指数)の測定において、より効果的なスコア測定を行いつつ、多様なスコア等に対応する助言を作成する労力を低減すること。
【解決手段】本発明のEQ(心の知能指数)の測定装置1は、心の知能指数(EQ)の測定に係る設問を表示させる設問表示指令部112と、設問への回答を測定対象から受信する回答受信部113と、回答に基づいてEQに係る複数のスコアを算出する算出部114と、大規模言語モデル131に、スコアに基づく助言の生成を機械学習させる機械学習部111と、複数のスコアに基づいて測定対象への助言を大規模言語モデル131に生成させる助言生成部117と、スコア及び助言を表示させる結果表示指令部118と、を備え、算出部114は、EQのスコアとして、精神的ストレスの度合いを示すストレス度及び規律に従う傾向を示す規範性をさらに含む複数のスコアを算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
心の知能指数(EQ)の測定に係る設問を表示させる設問表示指令部と、
前記設問への回答を測定対象から受信する回答受信部と、
前記回答に基づいて前記EQに係る複数のスコアを算出する算出部と、
大規模言語モデルに対し、前記スコアを説明変数とし、前記スコアに係る測定対象への助言を目的変数とする学習データを用いた、前記スコアに基づく前記助言の生成を機械学習させる機械学習部と、
前記複数のスコアに基づいて前記測定対象への助言を前記大規模言語モデルに生成させる助言生成部と、
前記スコア及び前記助言を表示させる結果表示指令部と、
を備え、
前記算出部は、EQのスコアとして、精神的ストレスの度合いを示すストレス度及び規律に従う傾向を示す規範性をさらに含む複数のスコアを算出する、
EQ(心の知能指数)の測定装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記スコアの履歴を取得する履歴取得部をさらに備え、
前記助言生成部は、前記複数のスコアの履歴に基づいて前記測定対象への助言を前記大規模言語モデルに生成させる、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
前記助言の利用分野を受信する利用分野受信部と、
前記利用分野に基づいて前記利用分野に関する広告データ(第1広告データ)を取得する第1広告取得部と、
をさらに備え、
前記助言生成部は、前記利用分野及び前記複数のスコアに基づいて前記測定対象への助言を前記大規模言語モデルに生成させ、
前記結果表示指令部は、前記スコア及び前記助言に加えて、前記第1広告データをさらに表示させる、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項4】
前記スコアに基づいて前記スコアが示す精神的傾向に合致する広告データ(第2広告データ)を取得する第2広告取得部をさらに備え、
前記結果表示指令部は、前記スコア及び前記助言に加えて、前記第2広告データをさらに表示させる、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項5】
複数の企業等について企業等が採用したい人材のEQ傾向を参照し、前記複数の企業等のうち、前記スコアと前記EQ傾向とが最も良く一致する企業等を判別するマッチング部をさらに備える、請求項1に記載の測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EQ(心の知能指数)の測定装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
生活及び仕事の技能の能力を予測する手段として、EQ(Emotional intelligence Quotient、心の知能指数)が利用されている。明確な答えがある問いに素早く適切な答えを導く能力を示すIQ(Intelligence Quotient、知能指数)に対し、EQは、明確な答えのない問いに対してその答えを探求する能力を示す指標となる。これにより、EQは、コミュニケーションに課題がある人を見つけ出す目安となり得る。このように有益なEQをさらに活用すべく、より効果的なEQに係るスコア測定を行い、スコアに応じた適切な助言とともに測定されたスコアを提供する手段が求められている。
【0003】
EQ(心の知能指数)の測定に関し、特許文献1は、EQ評価における24の素養の偏差値、8つの能力のスコア、及び3つの知性のスコアを用いてユーザの購買行動の違いを示す購買行動タイプにユーザを分類する心理的特性解析部及び素養の偏差値又はEQ特性の評価スコアを用いたクラスタリングに基づいてユーザの社会的被影響性、精神的状況特性、選択態度特性のタイプ並びにユーザの嗜好色を分ける判定規則を開示している。特許文献1の技術は、商品の購買行動に結びつくユーザの購買心理を考慮して、適正な宣伝内容で商品の広告を行い得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開01/067319号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、生活及び仕事の技能の能力を予測するには、上述の各種スコア等に加えて精神的ストレスの度合いを示すストレス度及び規律に従う傾向を示す規範性に関するスコアをさらに含めたスコアを算出し、これらを含めた全体のスコアを総合的に考慮したコメント(助言)を提供し、コメントに応じたトレーニングを進める3段階の手順が有益であると考えられる。
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術は、商品の購買行動に結びつくユーザの購買心理を考慮して、適正な宣伝内容で商品の広告を行い得るにとどまり、より効果的なスコア測定を行う点において、さらなる改良の余地がある。
【0007】
ストレス度及び規律性を分析することにより、従来のスコアに加えてこれらのスコアをも踏まえた助言の提供が可能になると考えられる。加えて、全てのスコアを総合的に考慮した助言が提供されれば、多様なスコア、利用分野、及びトレーニングへの対応が可能となる。しかしながら、スコアの項目が増えるにつれ、全てのスコアを総合的に考慮した助言を予め用意する労力が項目数のべき乗に比例して増大し得る。よって、特許文献1の技術は、より効果的なスコア測定を行う点だけでなく、多様なスコア、利用分野、及びEQトレーニングに対応する助言を作成する労力を低減する点においても、さらなる改良の余地がある。
【0008】
本発明は係る事情にかんがみてなされたものである。本発明の目的は、EQ(心の知能指数)の測定において、より効果的なスコア測定を行いつつ、多様なスコア等に対応する助言を作成する労力を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、精神的ストレスの度合いを示すストレス度及び規律に従う傾向を示す規範性をさらに含む独自のEQ(心の知能指数)を測定し、当該測定結果に基づいた助言を大規模言語モデルに生成させる等の処理を行うことによって、上記の目的を達成できることを見いだした。そして、本発明者らは、本発明を完成させるに至った。具体的に、本発明は以下のものを提供する。
【0010】
本発明は、心の知能指数(EQ)の測定に係る設問を表示させる設問表示指令部と、前記設問への回答を測定対象から受信する回答受信部と、前記回答に基づいて前記EQに係る複数のスコアを算出する算出部と、大規模言語モデルに対し、前記スコアを説明変数とし、前記スコアに係る測定対象への助言を目的変数とする学習データを用いた、前記スコアに基づく前記助言の生成を機械学習させる機械学習部と、前記複数のスコアに基づいて前記測定対象への助言を前記大規模言語モデルに生成させる助言生成部と、前記スコア及び前記助言を表示させる結果表示指令部と、を備え、前記算出部は、EQのスコアとして、精神的ストレスの度合いを示すストレス度及び規律に従う傾向を示す規範性をさらに含む複数のスコアを算出する、EQ(心の知能指数)の測定装置を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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