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公開番号2025092306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023209301,2023207066
出願日2023-12-12,2023-12-07
発明の名称容器
出願人株式会社TBM
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 1/00 20060101AFI20250612BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明の課題は、無機物質粉末を高充填した容器における内容物への不純物の混入を抑制出来る技術を提供することである。
【解決手段】本発明は、容器であって、前記容器が、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じる蓋と、からなり、前記開口部が、ネジ山が形成された第1の螺合部を備え、前記蓋が、前記第1の螺合部と螺合される第2の螺合部を備え、前記第1の螺合部、及び前記第2の螺合部が、無機物質粉末、及び熱可塑性樹脂を含み、前記無機物質粉末の含有量が、前記容器全体に対して、50.0質量%超80.0質量%以下であり、前記無機物質粉末が、所定の要件を全て満たす、容器を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
容器であって、
前記容器が、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じる蓋と、からなり、
前記開口部が、ネジ山が形成された第1の螺合部を備え、
前記蓋が、前記第1の螺合部と螺合される第2の螺合部を備え、
前記第1の螺合部、及び前記第2の螺合部が、無機物質粉末、及び熱可塑性樹脂を含み、
前記無機物質粉末の含有量が、前記容器全体に対して、50.0質量%超80.0質量%以下であり、
前記無機物質粉末が、下記の要件を全て満たす、容器。
(要件1)前記無機物質粉末1g当たりの鉛の含有量が20μg以下である。
(要件2)前記無機物質粉末を100質量%とした場合、アルカリ金属及びマグネシウムの総量が1.0質量%以下である。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記無機物質粉末が、炭酸カルシウムを含む、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記炭酸カルシウムが、重質炭酸カルシウムを含む、請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記無機物質粉末が、更に下記の要件を満たす、請求項1に記載の容器。
(要件3)前記無機物質粉末1g当たりのヒ素の含有量が3μg以下である。
【請求項5】
前記重質炭酸カルシウムが、JIS M-8511に準じた空気透過法による平均粒子径が0.7μm以上6.0μm以下の重質炭酸カルシウムを含む、請求項3に記載の容器。
【請求項6】
前記熱可塑性樹脂が、ポリプロピレン系樹脂及び/又はポリエチレン系樹脂を含む、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記ポリエチレン系樹脂が、高密度ポリエチレン及び/又は直鎖状低密度ポリエチレンを含む、請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記ポリプロピレン系樹脂が、ポリプロピレンホモポリマー及び/又はポリプロピレンブロックポリマーを含む、請求項6に記載の容器。
【請求項9】
前記容器が、射出成形、又は圧縮成形によって得られた容器である、請求項1に記載の容器。
【請求項10】
前記容器が、医薬品用容器である、請求項1に記載の容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の低減等の観点から、樹脂成形品に対して無機物質粉末を高充填する試みがなされている(例えば、特許文献1)。
無機物質粉末を高充填した樹脂成形品は、一般的に、樹脂単体と比較して機械的特性等に優れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-158560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、本発明者は、無機物質粉末を高充填した容器について、強度等に優れる一方で容器本体と蓋との螺合部(通常、ネジ山)が欠け易いことを見出した。
特に、蓋を充分に閉め切らない状態(つまり、容器本体と蓋との螺合が中途半端な状態)で、荷重がかかると、ネジ山が容易に破損し得ることがわかった。
螺合部の破損にともない生じた破片等は、容器内容物の品質を損ない得る。
【0005】
破片等には、無機物質粉末に含まれる鉛等の不純物が含まれ、安全性の観点から改善が望まれる。
【0006】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、無機物質粉末を高充填した容器における内容物への不純物の混入を抑制出来る技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、無機物質粉末を高充填した容器において、微量成分含有量について所定の要件を満たす無機物質粉末を配合することで上記課題を解決出来る点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0008】
(1) 容器であって、
前記容器が、開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じる蓋と、からなり、
前記開口部が、ネジ山が形成された第1の螺合部を備え、
前記蓋が、前記第1の螺合部と螺合される第2の螺合部を備え、
前記第1の螺合部、及び前記第2の螺合部が、無機物質粉末、及び熱可塑性樹脂を含み、
前記無機物質粉末の含有量が、前記容器全体に対して、50.0質量%超80.0質量%以下であり、
前記無機物質粉末が、下記の要件を全て満たす、容器。
(要件1)前記無機物質粉末1g当たりの鉛の含有量が20μg以下である。
(要件2)前記無機物質粉末を100質量%とした場合、アルカリ金属及びマグネシウムの総量が1.0質量%以下である。
【0009】
(2) 前記無機物質粉末が、炭酸カルシウムを含む、(1)に記載の容器。
【0010】
(3) 前記炭酸カルシウムが、重質炭酸カルシウムを含む、(2)に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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