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公開番号
2025091313
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206515
出願日
2023-12-06
発明の名称
施解錠装置及び建具
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
E05B
65/08 20060101AFI20250611BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】障子を閉じるだけで施錠される施解錠装置及び建具を提供する。
【解決手段】開口を形成する枠体及び枠体に案内されてスライド移動する障子のうちのいずれか一方に設けられる施錠機構と、枠体と障子のうちの他方に設けられる錠受部材とを有し、施錠機構は、見込み方向に沿う軸回りに回動し、施錠位置と解錠位置とに移動可能なフック部材と、フック部材を解錠位置の方向に付勢する第一付勢部材と、施錠位置のフック部材と係合してフック部材の回動を規制するストッパーと、ストッパーをフック部材側に付勢する第二付勢部材と、操作されて、ストッパーを第二付勢部材の付勢力に抗して移動させて、フック部材との係合を解除可能な操作部と、を有し、錠受部材は、障子の開口を閉じる方向へのスライド移動により解錠位置のフック部材を施錠位置に回動させて係止される被係止部材を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
開口を形成する枠体及び前記枠体に案内されてスライド移動する障子のうちのいずれか一方に設けられる施錠機構と、前記枠体と前記障子のうちの他方に設けられる錠受部材とを有し、
前記施錠機構は、
見込み方向に沿う軸回りに回動し、施錠位置と解錠位置とに移動可能なフック部材と、
前記フック部材を前記解錠位置の方向に付勢する第一付勢部材と、
前記施錠位置の前記フック部材と係合して前記フック部材の回動を規制するストッパーと、
前記ストッパーを前記フック部材側に付勢する第二付勢部材と、
操作されて前記ストッパーを前記第二付勢部材の付勢力に抗して移動させて、前記フック部材との係合を解除可能な操作部と、
を有し、
前記錠受部材は、前記障子の前記開口を閉じる方向へのスライド移動により前記解錠位置の前記フック部材を前記施錠位置に回動させて係止される被係止部材を有することを特徴とする施解錠装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の施解錠装置であって、
前記錠受部材は、前記ストッパーを、前記フック部材との係合が解除された位置に保持する保持機構を有することを特徴とする施解錠装置。
【請求項3】
請求項2に記載の施解錠装置であって、
前記ストッパーは、前記フック部材の回動を規制する規制位置と、前記規制を解除する規制解除位置とに移動可能であり、
前記保持機構は、前記ストッパーに係合する保持部材と、前記保持部材を前記ストッパー側に付勢する第三付勢部材と、を有し、
前記保持部材は、前記第三付勢部材により前記ストッパーの方向に付勢され、前記障子を閉じた状態で前記ストッパーに当接し、
前記操作部の操作により前記ストッパーが前記規制解除位置に移動することにより前記第三付勢部材の付勢力により移動して、前記ストッパーの前記規制位置への移動を規制することを特徴とする施解錠装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の施解錠装置であって、
前記操作部は、操作により施錠状態または解錠状態を示す表示部を有することを特徴とする施解錠装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の施解錠装置を有することを特徴とする建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、施解錠装置及び建具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、枠体に案内されてスライド移動する障子に設けられて施錠するための施解錠装置及びこの施解錠装置を備えた建具は知られている(例えば、特許文献1参照)。この施解錠装置は、引き戸障子の戸先側の縦框に施解錠機構が設けられており、縦枠に錠受部が設けられている。そして、引き戸障子をスライド移動して縦框を縦枠に当接させた後に、引き戸障子に設けられた施解錠操作部を下方に移動操作することにより施錠されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-102568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような施解錠装置は、施解錠操作部を、縦框に沿う方向となる上下方向に移動して施解錠するので、縦框の見付け幅を狭くできるものの、引き戸障子をしめた後に、施解錠操作部を操作しなければ施錠することができない。このため、施錠するためだけの操作をしなければならず操作が煩雑であるとともに、施錠し忘れる虞があるという課題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、障子を閉じるだけで施錠される施解錠装置及び建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するための主たる発明は、開口を形成する枠体及び前記枠体に案内されてスライド移動する障子のうちのいずれか一方に設けられる施錠機構と、前記枠体と前記障子のうちの他方に設けられる錠受部材とを有し、前記施錠機構は、見込み方向に沿う軸回りに回動し、施錠位置と解錠位置とに移動可能なフック部材と、前記フック部材を前記解錠位置の方向に付勢する第一付勢部材と、前記施錠位置の前記フック部材と係合して前記フック部材の回動を規制するストッパーと、前記ストッパーを前記フック部材側に付勢する第二付勢部材と、操作されて、前記ストッパーを前記第二付勢部材の付勢力に抗して移動させて、前記フック部材との係合を解除可能な操作部と、を有し、前記錠受部材は、前記障子の前記開口を閉じる方向へのスライド移動により前記解錠位置の前記フック部材を前記施錠位置に回動させて係止される被係止部材を有することを特徴とする施解錠装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、障子を閉じるだけで施錠される施解錠装置及び建具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に建具の一例を示す姿図である。
図2(a)は、本実施形態に係る施錠機構及び錠受部材を示す縦断面図であり、図2(b)は、本実施形態に係る施錠機構及び錠受部材を示す平面図である。
本実施形態に係る施錠機構の構成を示す分解斜視図である。
図4(a)は、解錠位置のフック部材を室外側から見た斜視図であり、図4(b)は、施錠位置のフック部材を室外側から見た斜視図である。
図5(a)は、操作部が施錠位置に位置している状態を示す斜視図であり、図5(b)は、操作部が解錠位置に位置している状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る錠受部材の構成を示す分解斜視図である。
内障子を閉めるときの施解錠装置の様子を示す縦断面図である。
内障子開くときの施解錠装置の様子を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の施解錠装置及びこの施解錠装置を有する建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態においては、図1に示すように、引違い窓用の建具1に施解錠装置10が備えられている例について説明する。
【0010】
本実施形態の建具1は、図1に示すように、窓開口1aを形成する枠体2と、枠体2に案内されてスライド移動可能な内障子3及び外障子4と、を有している。枠体2は、上枠2a、下枠2b左右の一対の縦枠2cが枠組されて矩形状をなしている。内障子3及び外障子4は、それぞれガラスなどの面材5と、面材5を囲む上框3a、4a、下框3b、4b及び左右の縦框3c、4cが框組みされた框体6とを有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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