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公開番号2025090755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2025039508,2024537655
出願日2025-03-12,2023-07-20
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250610BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
音声指示用の音声を発声して入力する際におけるセキュリティー及び入力正確性を確保可能にする。
【解決手段】
画像形成装置(1)は、操作部(47)を介した手入力指示、及びマイクロフォン(22)を介した音声指示を受け付ける受付部(103)と、受付部(103)が受け付けた設定に基づいて、ジョブを実行する制御部(100)と、を備える。制御部(100)は、手入力指示だけが受付部に受け付けられる手入力専用モードと、音声指示及び手入力指示が受付部に受け付けられる音声入力可能モードとを切り替え、音声指示による入力が予め禁止された情報の入力を受け付けるための操作画面(SC3)が表示制御部(SC2)によって表示部(101)に表示されているときは、手入力専用モードに切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
表示部と、
前記表示部に操作画面を表示させる表示制御部と、
ユーザーによる手動操作で手入力指示が入力される操作部と、
ユーザーから音声が入力される音声入力部と、
前記音声入力部に入力された音声に基づく音声指示と、前記手入力指示とを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記手入力指示及び前記音声指示に基づいて前記画像形成装置の動作を制御してジョブを実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記手入力指示だけが前記受付部に受け付けられる手入力専用モードと、前記音声指示及び前記手入力指示が前記受付部に受け付けられる音声入力可能モードとを切り替え、
前記音声指示による入力が予め禁止された情報の入力を受け付けるための前記操作画面が前記表示制御部によって前記表示部に表示されているときは、前記手入力専用モードに切り替える、画像形成装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記制御部が、前記手入力専用モードに切り替えているとき、
前記表示制御部は、前記操作画面に、前記音声指示が受け付けられないことを示す画像又はメッセージを表示させる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記操作画面において、前記音声指示を受け付ける入力項目と、前記手入力指示のみを受け付ける入力項目との両方を表示させるときは、前記手入力指示のみを受け付ける入力項目については、音声入力を受け付けないことを示す画像又はメッセージを付加して表示させ、
前記制御部は、前記音声入力可能モードに切り替えておき、
前記受付部は、前記音声指示による入力が予め禁止された情報を示す前記音声指示を受け付けず、前記音声指示による入力が予め禁止された情報以外を示す前記音声指示を受け付ける、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記受付部が受け付けた前記音声指示及び前記手入力指示のそれぞれの通算の受付数を記憶しておき、初期画面とする前記操作画面が前記表示制御部によって前記表示部に表示されるときは、前記手入力専用モード又は前記音声入力可能モードのうち、前記通算の受付数が多い方のモードに切り換える、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記音声指示による入力が予め禁止された情報は、認証に必要なプライベート情報、又はデータ送信の相手先情報である、請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声指示が可能な画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複写機や複合機等の画像形成装置には、ユーザーが手入力操作を行うための操作パネルを備えるものがある。ユーザーは、操作パネルを介して操作を行うことで、複数の機能(例えば、コピー機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能)の中から1つの機能を選択し、或いは、機能に対する設定を行うことができる。
【0003】
また、画像形成装置には、音声指示を可能とするものが、種々提案され、実用化されている。例えば、下記特許文献1には、音声指示の内容をジョブ設定に反映させることが記載され、下記特許文献2には、ユーザー音声に含まれるキーワードに基づいて、複数のジョブ履歴情報の中からユーザーが意図するジョブ履歴情報を絞り込むことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-098383号公報
特開2019-205052号公報
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、音声入力時は、ユーザーが発声している内容が周囲に伝わりやすい。操作内容が単なる機能選択や設定であれば、周囲に伝わったとしても問題はないが、ユーザーIDやパスワードなどの個人情報が周囲に伝わるのはセキュリティー上好ましくない。また、音声入力では入力の正確性が保たれず正確な指示を入力できない指示内容の場合もある。ところが、上記特許文献1,2には、音声入力時における当該問題を解決する手段は何ら開示されていない。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、音声指示用の音声を発声して入力する際におけるセキュリティー及び入力正確性を確保可能にすることを目的とする。
【0007】
本発明の一局面に係る画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、表示部と、前記表示部に操作画面を表示させる表示制御部と、ユーザーによる手動操作で手入力指示が入力される操作部と、ユーザーから音声が入力される音声入力部と、前記音声入力部に入力された音声に基づく音声指示と、前記手入力指示とを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記手入力指示及び前記音声指示に基づいて前記画像形成装置の動作を制御してジョブを実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記手入力指示だけが前記受付部に受け付けられる手入力専用モードと、前記音声指示及び前記手入力指示が前記受付部に受け付けられる音声入力可能モードとを切り替え、前記音声指示による入力が予め禁止された情報の入力を受け付けるための前記操作画面が前記表示制御部によって前記表示部に表示されているときは、前記手入力専用モードに切り替え、前記表示制御部は、前記操作画面において、前記音声指示を受け付ける入力項目と、前記手入力指示のみを受け付ける入力項目との両方を表示させるときは、前記手入力指示のみを受け付ける入力項目については、音声入力を受け付けないことを示す画像又はメッセージを付加して表示させ、前記制御部は、前記音声入力可能モードに切り替えておき、前記受付部は、前記音声指示による入力が予め禁止された情報を示す前記音声指示を受け付けず、前記音声指示による入力が予め禁止された情報以外を示す前記音声指示を受け付けるものである。
【0008】
本発明によれば、音声指示用の音声を発声して入力する際におけるセキュリティー及び入力正確性の確保が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。
画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
(A)及び(B)は、表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
(A)及び(B)は、表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
画像形成装置の制御ユニットで行われる処理の一例を示すフローチャートである。
表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。図2は、画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。第1実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、記憶部8、人感センサー21、操作部47、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、マイクロフォン22、及びスピーカー23を含んで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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