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公開番号2025088675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024007798
出願日2024-01-23
発明の名称LEDフィラメント電球
出願人ムー シン コアン ティエン クー フェン ユー シェン コン スー
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類F21K 9/232 20160101AFI20250604BHJP(照明)
要約【課題】 構造が単純で生産効率が向上されるLEDフィラメント電球の提供。
【解決手段】 発光手段5が有する各第1の発光ユニット501は、いずれも互いに間を開けて発光空間40内に配置される複数のLEDフィラメント51と、同一の第1の発光ユニット501内におけるすべてのLEDフィラメント51のアノード端部に接続されるアノード側導電プレート52と、すべてのLEDフィラメント51のカソード端部に接続されるカソード側導電プレート53と、を有し、そして1対の第1の発光ユニット501において、1つの第1の発光ユニット501が有するアノード側導電プレート52と他の1つの第1の発光ユニット501が有するカソード側導電プレート53とは互いに固定されていると共に電気的に接続するLEDフィラメント電球を提供する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の電極と第2の電極とを有し、且つ、第1の開口を有する収容室を囲む形状に形成されている口金と、
前記口金に配置されて前記第1の電極及び前記第2の電極に電気的に接続すると共に2つの接続端子が電気的に接続される回路基板を有する制御モジュールと、
空気が充填される発光空間を囲むように形成されると共に、前記発光空間に連通し且つ前記口金の前記第1の開口に向かい合う第2の開口を有するように前記口金に配置されるグローブと、
前記制御モジュールに電気的に接続し、且つ、前記制御モジュールから前記発光空間内に延伸する少なくとも1対の第1の発光ユニットを有する発光手段と、
前記グローブと前記口金との間に配置されると共に、前記第1の開口と前記第2の開口との少なくとも一部に充填される上、前記制御モジュールの少なくとも一部を覆う第1の絶縁放熱グリスと、を備えるLEDフィラメント電球であって、
各前記第1の発光ユニットは、いずれも互いに間を開けて前記発光空間内に配置される複数のLEDフィラメントと、同一の第1の発光ユニット内におけるすべての前記LEDフィラメントのアノード端部に接続されるアノード側導電プレートと、すべての前記LEDフィラメントのカソード端部に接続されるカソード側導電プレートと、を有し、
更に、前記発光手段が有する少なくとも1対の前記第1の発光ユニットにおいて、1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートと他の1つの第1の発光ユニットが有するカソード側導電プレートとは互いに固定されていると共に電気的に接続し、そして前記カソード側導電プレートは2つの前記接続端子における1つに電気的に接続し、他の1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートは2つの前記接続端子における他の1つに電気的に接続している、LEDフィラメント電球。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記口金に囲まれる前記収容室内に充填される第2の絶縁放熱グリスを更に備える、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項3】
互いに固定されて電気的に接続する前記アノード側導電プレートと前記カソード側導電プレートは、互いに重なるように接続されている、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項4】
互いに固定されて電気的に接続する前記アノード側導電プレートと前記カソード側導電プレートは、重ならずに互いに隣接するように接続されている、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項5】
前記制御モジュールは、前記回路基板に電気的に接続する接続板を更に有し、各前記接続端子はいずれも前記接続板に配置される、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項6】
前記回路基板は、基板本体と、前記基板本体と前記接続板との間に介在するように接続される接続部材と、を有し、前記接続部材は各前記接続端子にそれぞれ電気的に接続する2本の柱状端子を有する、請求項5に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項7】
前記グローブの内表面に爆発防止層が塗布されている、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項8】
前記発光手段は2対の前記第1の発光ユニットを有し、前記制御モジュールは前記2対の前記第1の発光ユニットにおける各前記第1の発光ユニットにそれぞれ電気的に接続される4つの前記接続端子を有する、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項9】
各前記LEDフィラメントは前記アノード端部と前記カソード端部との間に接続されて発光に用いられる発光部を有し、
前記アノード側導電プレートと前記アノード端部は同一の金属材料により構成され、前記カソード側導電プレートと前記カソード端部は同一の金属材料により構成される、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
【請求項10】
前記グローブは略環状に形成されるグローブ下部と、
前記グローブ下部の外周縁から縦方向の上方へ延伸するようにグローブ状に形成されるグローブ本体部と、
前記グローブ下部の内周縁から前記縦方向の下方へ延伸するように略管状に延伸すると共に、前記第2の開口を囲む開口突起部とを有し、
前記開口突起部は前記第1の開口を経由して前記口金の前記収容室内に延伸し、前記グローブ下部は前記口金の前記第1の開口を囲む周縁に当接する、請求項1に記載のLEDフィラメント電球。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は照明装置に関し、特に、LEDフィラメント電球に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
図1に示されるように、特許文献1に記載されるLEDフィラメント電球は、口金11と、口金11に接続されるガラスグローブ12と、ガラスグローブ12内に延伸する保持柱13と、保持柱13の周囲に固定される複数のLEDフィラメント14と、各LEDフィラメント14に電気的に接続する電源15と、を有する。このような従来のLEDフィラメント電球は、まず電源15に接続される各LEDフィラメント14が保持された保持柱13をガラスグローブ12内に挿入してから、ガラスグローブ12内にガスを充填して挿入用の開口を閉じることで作成される。
【0003】
このような従来のLEDフィラメント電球はガラスグローブ12内にガスを充填することでLEDフィラメント電球の放熱効果を高めることができるが、LEDフィラメント14を保持する保持柱13が必要な点において構造が複雑であり、ガラスグローブ12にガスを充填してから閉じる製造プロセスに関しても簡潔化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許公告第107869655B号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明は構造が単純で製造プロセスも簡潔化されて生産効率が向上されるLEDフィラメント電球の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、本発明は、第1の電極と第2の電極とを有し、且つ、第1の開口を有する収容室を囲む形状に形成されている口金と、
前記口金に配置されて前記第1の電極及び前記第2の電極に電気的に接続すると共に2つの接続端子が電気的に接続される回路基板を有する制御モジュールと、
空気が充填される発光空間を囲むように形成されると共に、前記発光空間に連通し且つ前記口金の前記第1の開口に向かい合う第2の開口を有するように前記口金に配置されるグローブと、
前記制御モジュールに電気的に接続し、且つ、前記制御モジュールから前記発光空間内に延伸する少なくとも1対の第1の発光ユニットを有する発光手段と、
前記グローブと前記口金との間に配置されると共に、前記第1の開口と前記第2の開口との少なくとも一部に充填される上、前記制御モジュールの少なくとも一部を覆う第1の絶縁放熱グリスと、を備えるLEDフィラメント電球であって、
各前記第1の発光ユニットは、いずれも互いに間を開けて前記発光空間内に配置される複数のLEDフィラメントと、同一の第1の発光ユニット内におけるすべての前記LEDフィラメントのアノード端部に接続されるアノード側導電プレートと、すべての前記LEDフィラメントのカソード端部に接続されるカソード側導電プレートと、を有し、
更に、前記発光手段が有する少なくとも1対の前記第1の発光ユニットにおいて、1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートと他の1つの第1の発光ユニットが有するカソード側導電プレートとは互いに固定されていると共に電気的に接続し、そして前記カソード側導電プレートは2つの前記接続端子における1つに電気的に接続し、他の1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートは2つの前記接続端子における他の1つに電気的に接続している、LEDフィラメント電球を提供する。
【0007】
また、本発明は構造が単純で製造プロセスも簡潔化されて生産効率が向上され、且つ、輝度が高いLEDフィラメント電球の提供をも目的とする。
【0008】
即ち、本発明は第1の電極と第2の電極とを有し、且つ、第1の開口を有する収容室を囲む形状に形成されている口金と、
前記口金に配置されて前記第1の電極及び前記第2の電極に電気的に接続すると共に2つの接続端子が電気的に接続される回路基板を有する制御モジュールと、
空気が充填される発光空間を囲むように形成されると共に、前記発光空間に連通し且つ前記口金の前記第1の開口に向かい合う第2の開口を有するように前記口金に配置されるグローブと、
前記制御モジュールに電気的に接続し、且つ、前記制御モジュールから所定の縦方向に沿って前記発光空間内に延伸する少なくとも1対の第1の発光ユニット及び前記縦方向において前記1対の第1の発光ユニットの上方側に位置する第2の発光ユニットを有する発光手段と、
前記グローブと前記口金との間に配置されると共に、前記第1の開口と前記第2の開口との少なくとも一部に充填される上、前記制御モジュールの少なくとも一部を覆う第1の絶縁放熱グリスと、を備えるLEDフィラメント電球であって、
各前記第1の発光ユニットは、いずれも互いに間を開けて前記発光空間内に配置される複数のLEDフィラメントと、同一の第1の発光ユニット内におけるすべての前記LEDフィラメントのアノード端部に接続されるアノード側導電プレートと、すべての前記LEDフィラメントのカソード端部に接続されるカソード側導電プレートと、を有し、
更に、前記発光手段が有する少なくとも1対の前記第1の発光ユニットにおいて、1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートは前記第2の発光ユニットのカソード端部に固定されていると共に電気的に接続し、そして前記カソード側導電プレートは2つの前記接続端子における1つに電気的に接続し、
他の1つの前記第1の発光ユニットが有する前記アノード側導電プレートは2つの前記接続端子における他の1つに電気的に接続し、前記カソード側導電プレートは前記第2の発光ユニットのアノード端部に固定されていると共に電気的に接続する、LEDフィラメント電球をも提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は1つの第1の発光ユニットのアノード側導電プレートと他の1つの第1の発光ユニットのカソード側導電プレートとが互いに固定されていると共に電気的に接続する構成、もしくは第2の発光ユニットのアノード端部とカソード端部が2つの第1の発光ユニットそれぞれのカソード側導電プレートとアノード側導電プレートに固定されていると共に電気的に接続する構成を採用する構成により、第1の発光ユニットを保持するために保持柱を設置しなくても第1の発光ユニットを充分に保持することが可能となる。また、本発明は第1の絶縁放熱グリス及び口金を経由して発光手段が発光する際に生じる熱を放出することが可能となるので、グローブ内に放熱効果を高める熱伝導率の高い特定のガスを充填する必要もなくなる。
【0010】
したがって、本発明は保持柱を設置しないため構造が単純で、放熱効果を高める熱伝導率の高い特定のガスを充填しないため製造プロセスも簡潔化されて生産効率が向上される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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