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公開番号
2025087600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024195312
出願日
2024-11-07
発明の名称
ブロック表現におけるオペレータ接続
出願人
ダッソー システムズ
,
DASSAULT SYSTEMES
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
30/12 20200101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】製造予定製品を表す3Dモデル化オブジェクトを設計するためにエルゴノミクスを改善するコンピュータ実装方法を提供する。
【解決手段】方法は、コンピュータシステムによって、3Dモデル化オブジェクトの3D形状表現と、3Dモデル化オブジェクトの2Dブロック表現とを同時に表示することと、ユーザが2Dブロック表現とグラフィカルに対話し、少なくとも1つのブロックノードの中から1つ以上のブロックノードを選択することと、ユーザアクションによって、サブセットの各オペレータを表すブロックノードを2Dブロック表現に追加することと、各選択ブロックノードの出力コネクタと追加ブロックノードの対応する入力コネクタとの間の各弧線を自動的に決定することと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
製造予定製品を表す3Dモデル化オブジェクトを設計するためのコンピュータ実装方法であって、前記設計方法は、
-コンピュータシステムによって、前記3Dモデル化オブジェクトの3D形状表現、および前記3Dモデル化オブジェクトの2Dブロック表現を同時に表示すること(S10)であって、前記2Dブロック表現は、
ブロックノードであって、各ブロックノードは、所定のオペレータセット内の各オペレータを表し、前記所定のオペレータセットの各オペレータは、1つ以上の入力と1つの出力とを有し、前記所定のオペレータセット内の少なくともオペレータのサブセットについては、前記サブセットのそれぞれの各オペレータの前記出力は、1つ以上のジオメトリックオブジェクトの各セットであり、少なくとも1つのブロックノードは、前記サブセットのオペレータを表し、前記サブセットの各オペレータの各入力と前記サブセットの各オペレータの前記出力とはそれぞれ、各オブジェクトタイプを有する、ブロックノード、
それぞれの各ブロックノード上の1つ以上の入力コネクタおよび出力コネクタであって、各入力コネクタは、前記各ブロックノードによって表される前記各オペレータの各入力を表し、前記出力コネクタは、前記各ブロックノードによって表される前記各オペレータの前記出力を表す、入力コネクタおよび出力コネクタ、および
それぞれが第1のブロックノードの前記出力コネクタと第2のブロックノードの対応する入力コネクタとの間にある弧線であって、各弧線は、前記第1のブロックノードの前記出力コネクタから前記第2のブロックノードの前記対応する入力コネクタへのデータフローを表し、前記2Dブロック表現は、前記2Dブロック表現の前記弧線によって表される前記データフローの実行によって前記3D形状表現が出力されるように構成されている、弧線
を含む、表示すること;
-ユーザの前記2Dブロック表現とのグラフィカル対話により、前記少なくとも1つのブロックノードの中から1つ以上のブロックノードを選択すること(S20);
-ユーザアクション(S60)により、
前記サブセットの各オペレータを表すブロックノードを前記2Dブロック表現に追加すること(S70);
各選択ブロックノードの前記出力コネクタと前記追加されたブロックノードの対応する入力コネクタとの間の各弧線を自動的に決定すること(S85);
決定された各弧線を前記2Dブロック表現に追加すること(S90);
少なくとも前記追加されたブロックノードと追加された各弧線とを表示することにより、前記2Dブロック表現の前記表示を更新すること(S100);
-前記更新された2Dブロック表現の前記弧線によって表される前記データフローを実行し、それにより、更新された3D形状表現を出力すること(S110);および
-前記更新された3D形状表現を表示すること(S120)
を含む、設計方法。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
-各オブジェクトタイプは、所定のオブジェクトタイプツリーの1つであり、各非リーフオブジェクトタイプは動的であり、前記非リーフオブジェクトタイプの各子孫オブジェクトタイプは、前記非リーフオブジェクトタイプと適合性があり、
-前記自動的に決定すること(S85)は、
各選択ブロックノードの前記出力コネクタと前記追加されたブロックノードの対応する入力コネクタとの間の各弧線を含み、
各弧線の前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプと同一であるかまたは適合性がある、
すべての弧線組み合わせのうち、所定の非適合性メトリックが最小値を有する弧線組み合わせを決定することを含み、
-前記非適合性メトリックは、所与の弧線組み合わせについて、前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプの子孫である所与の弧線ごとに、前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプと前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプとの間のツリー距離にペナルティを課す、
請求項1に記載の設計方法。
【請求項3】
前記非適合性メトリックは、所与の弧線組み合わせについて、前記組み合わせのカーディナリティに等しい1つ以上のペナルティの合計数に等しく、前記所与の弧線組み合わせの各弧線は、
-前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが、前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプと同じである場合、または
-前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが、前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプの子孫である場合、
前記弧線の前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプと、前記弧線に対する前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプとの間の前記ツリー距離に等しいペナルティを合計で提供する、
請求項2に記載の設計方法。
【請求項4】
前記所定のオブジェクトタイプツリーは、
-ルートタイプ、
-前記ルートタイプを親として有する、リテラルタイプ、ジオメトリタイプ、および行列タイプ、
-前記リテラルタイプを親として有する、実数タイプ、ストリングタイプ、およびブール値タイプ、
-前記ジオメトリタイプを親として有する、点タイプ、曲線タイプ、面タイプ、および体積タイプ、
-前記行列タイプを親として有する、ベクトルタイプ、
-前記実数タイプを親として有する、整数タイプおよび大きさタイプであって、大きさタイプが子として長さタイプおよび角度タイプを有する、整数タイプおよび大きさタイプ、
-前記曲線タイプを親として有する、線タイプ、および
-前記面タイプを親として有する、平面タイプ
を含む、請求項2または3に記載の設計方法。
【請求項5】
-前記所定のオブジェクトタイプツリーは、それぞれが1つ以上の各第2のオブジェクトタイプに変換可能な1つ以上の第1のオブジェクトタイプを含み、各第2のオブジェクトタイプに変換可能な各第1のオブジェクトタイプは、前記各第2のオブジェクトタイプとは異なり、その子孫ではなく、各第1のオブジェクトタイプは、各所定の変換アルゴリズムに従って各第2のオブジェクトタイプに変換可能であり、各第2のオブジェクトタイプに変換可能な各第1のオブジェクトタイプは、それにより前記各第2のオブジェクトタイプと適合性があり、
-前記非適合性メトリックは、所与の弧線組み合わせについて、前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが前記追加されたブロックノードの前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプに変換可能である所与の弧線ごとに、前記所与の弧線の発生にペナルティを課する、
請求項2、3、または4に記載の設計方法。
【請求項6】
前記非適合性メトリックは、前記発生に対して前記ツリー距離よりも高い程度にペナルティを課し、任意選択的に、1つの発生に対して、ツリー距離が1の場合の、100倍超、200倍超、または500倍超、例えば約1000倍のペナルティが課される、請求項5に記載の設計方法。
【請求項7】
前記非適合性メトリックは、所与の弧線組み合わせについて、前記組み合わせのカーディナリティに等しい1つ以上のペナルティの合計数に等しく、前記所与の弧線組み合わせの各弧線は、
-前記出力コネクタの前記オブジェクトタイプが、前記対応する入力コネクタの前記オブジェクトタイプに変換可能である場合、
合計で100、200、または500より大きい値、例えば約1000に等しいペナルティを与える、
請求項5または6に記載の設計方法。
【請求項8】
-前記実数タイプは、前記整数タイプ、前記長さタイプ、および前記角度タイプに変換可能であり、
-前記整数タイプは、前記長さタイプ、および前記角度タイプに変換可能であり、
-前記ブール値タイプは、前記整数タイプに変換可能であり、
-前記点タイプは、前記ベクトルタイプに変換可能であり、
-前記曲線タイプは、前記平面タイプに変換可能であり、
-前記線タイプは、前記ベクトルタイプに変換可能であり、
-前記平面タイプは、前記ベクトルタイプ、前記線タイプ、および前記行列タイプに変換可能であり、
-前記体積タイプは、前記面タイプに変換可能である、
請求項5、6、または7に記載の設計方法。
【請求項9】
第1のオブジェクトタイプが第2のオブジェクトタイプの子孫であるか、または前記第1のオブジェクトタイプが前記第2のオブジェクトタイプに変換可能である場合にのみ、前記第1のオブジェクトタイプは前記第2のオブジェクトタイプと適合性がある、請求項5~8のいずれか一項に記載の設計方法。
【請求項10】
前記ユーザアクション(S60)は、メニュー内をナビゲートして前記サブセットの前記各オペレータを選択することを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の設計方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータプログラムおよびシステムの分野、より具体的には、製造予定製品のブロック表現における1つ以上の弧線の自動計算および追加に関連する方法、デバイス、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
オブジェクトの設計、エンジニアリング、および製造のための多数のソリューション、ハードウェア、およびソフトウェアが市場に提供されている。CADはComputer-Aided Designの頭字語であり、例えば、それはオブジェクトを設計するためのソフトウェアソリューションに関連する。CAEはComputer-Aided Engineeringの頭字語であり、例えば、それは将来の製品の物理的挙動を分析およびシミュレートするためのソフトウェアソリューションに関連する。CAMはComputer-Aided Manufacturingの頭字語であり、例えば、それは製品の製造プロセスおよびリソースを定義するためのソフトウェアソリューションに関連する。このようなコンピュータ支援設計ソリューションでは、グラフィカルユーザインタフェースが、技術の効率性に関して重要な役割を果たしている。これらの技術は、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションに組み込まれ得る。PLMとは、企業が製品データを共有し、共通プロセスを適用し、企業の知識を活用して、構想からその寿命の終わりまで、拡張エンタープライズの概念全体にわたって製品を開発するのに役立つエンジニアリング戦略を指す。ダッソーシステムズ社が提供するPLMソリューション(CATIA、SIMULIA、DELMIA、およびENOVIAの商標で提供)は、製品エンジニアリング知識を編成するエンジニアリングハブ、製造エンジニアリング知識を管理するマニュファクチャリングハブ、および、エンジニアリングハブとマニュファクチャリングハブとの両方への企業の統合および接続を可能にするエンタープライズハブを提供する。これらのソリューションはすべて一緒になって、製品、プロセス、リソースをリンクする共通モデルを提供し、動的知識ベース製品作成と意思決定サポートとを可能にし、最適化された製品定義、製造準備、生産、サービスを推進する。
【0003】
CATIAソフトウェアスイートの一部として、xGenerative Designは、3Dモデル化オブジェクトの2Dブロック表現に基づいて、製造予定製品を表す3Dモデル化オブジェクトの設計が可能な既知のウェブアプリケーションである。前記アプリケーションでは、ユーザは2Dブロック表現の1つ以上のブロックノードを選択し、次に1つ以上の選択したコネクタに接続されるよう新しいブロックノードを追加し、次に手動で1つ以上の各弧線を作成して追加し、前記接続を実行し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなソリューションのエルゴノミクスは改善される必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
したがって、製造予定製品を表す3Dモデル化オブジェクトを設計するためのコンピュータ実装方法が提供され、設計方法は含む。設計方法は、コンピュータシステムによって、3Dモデル化オブジェクトの3D形状表現と、3Dモデル化オブジェクトの2Dブロック表現とを同時に表示することを含む。2Dブロック表現は、ブロックノードと、それぞれの各ブロックノード上の1つ以上の入力コネクタおよび出力コネクタと、第1のブロックノードの出力コネクタおよび第2のブロックノードの対応する入力コネクタ間の各弧線とを含む。
【0006】
各ブロックノードは、所定のオペレータセット内の各オペレータを表し、所定のオペレータセットの各オペレータは、1つ以上の入力および1つの出力を有する。所定のオペレータセット内の少なくとも1つのオペレータのサブセットについて、サブセットのそれぞれの各オペレータの出力は、1つ以上のジオメトリックオブジェクトのそれぞれのセットである。少なくとも1つのブロックノードはサブセットのオペレータを表し、サブセットの各オペレータの各入力とサブセットの各オペレータの出力とは、それぞれ各オブジェクトタイプを有する。
【0007】
各入力コネクタは、それぞれのブロックノードによって表されるそれぞれのオペレータの各入力を表す。出力コネクタは、それぞれのブロックノードによって表されるそれぞれのオペレータの出力を表す。
【0008】
各弧線は、第1のブロックノードの出力コネクタから第2のブロックノードの対応する入力コネクタへのデータフローを表す。
【0009】
2Dブロック表現は、2Dブロック表現の弧線によって表されるデータフローの実行によって3D形状表現が出力されるように構成される。
【0010】
方法はまた、ユーザの2Dブロック表現とのグラフィカル対話により、少なくとも1つのブロックノードの中から1つ以上のブロックノードの選択を実行することも含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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