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公開番号
2025087379
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201983
出願日
2023-11-29
発明の名称
情報処理方法、および情報処理システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/543 20060101AFI20250603BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 標的物質の量または濃度の算出精度を向上させる方法を提供すること。
【解決手段】 標的物質を検出するための情報処理方法であって、前記標的物質、及び前記標的物質を捕捉する標的捕捉物質の少なくともいずれか一方を含み得る個別分離区画の複数を被写体として含む画像を取得する画像取得工程と、前記画像において、前記個別分離区画の各々における前記標的捕捉物質の有無を検出する検出工程と、前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報と、前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報とに基づいて、前記標的物質の量または濃度を算出する算出工程と、を有する情報処理方法。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
標的物質を検出するための情報処理方法であって、
前記標的物質、及び前記標的物質を捕捉する標的捕捉物質の少なくともいずれか一方を含み得る個別分離区画の複数を被写体として含む画像を取得する画像取得工程と、
前記画像において、前記個別分離区画の各々における前記標的捕捉物質の有無を検出する検出工程と、
前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画のうち前記標的物質が検出された区画の数に関する情報と、
前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画のうち前記標的物質が検出された区画の数に関する情報とに基づいて、前記標的物質の量または濃度を算出する算出工程と、を有する情報処理方法。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記個別分離区画は、ウェル又は液滴である請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記標的捕捉物質が粒子を含む請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記粒子が磁性粒子を含む請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記粒子は粒径が1μm以上10μm以下である請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記標的捕捉物質が核酸、抗体、抗原、酵素、および酵素基質の少なくともいずれかを含む請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記標的物質が、核酸、抗体、抗原、酵素、および酵素基質の少なくともいずれかを含む請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記画像は明視野画像及び蛍光画像の少なくともいずれかを含む請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記個別分離区画の体積は、0.1fL以上1000fL以下である請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記算出工程は、所定の閾値と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の輝度値の関係、および所定の閾値と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の輝度値の関係に基づいて、ネガとポジの判定を行う工程を含む請求項1に記載の情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法、および情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
試料中の標的物質を迅速かつ正確に検出することは、医療診断、学術研究等の分野において重要である。例えば、医療分野においては、標的物質を捕捉する標的捕捉物質(抗体等を含む)のアッセイでレポーターが発するシグナル量から標的物質を検出したり、濃度の測定を行っている。近年では、特許文献1のようにこのような検出試薬を個別分離区画に送液、疎水性溶媒で個別分離区画を隔絶し、蛍光顕微鏡等で反応を検出する高感度な測定方法が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-521499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
抗体抗原反応においては定常的に抗原と抗体とが結合と解離状態をとり、必ずしも標的捕捉物質と標的物質が結合しているとは限らない。そのため、解離した標的物質が標的捕捉物質の無い個別分離区画に充填されることが生じる。しかし、特許文献1では、標的捕捉物質が存在する個別分離区画のみを測定対象とするため、測定される標的物質の数は過小評価されてしまう。本開示はこのような課題に対して、標的物質の濃度の算出精度を向上させる方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、標的物質を検出するための情報処理方法であって、前記標的物質、及び前記標的物質を捕捉する標的捕捉物質の少なくともいずれか一方を含み得る個別分離区画の複数を被写体として含む画像を取得する画像取得工程と、前記画像において、前記個別分離区画の各々における前記標的捕捉物質の有無を検出する検出工程と、前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報と、前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報とに基づいて、前記標的物質の量または濃度を算出する算出工程と、を有する情報処理方法である。
【0006】
別の本開示は、個別分離区画を複数含む集合体を載置する載置部と、前記個別分離区画の複数を被写体として含む画像を撮像する撮像部と、情報処理部と、を含み、前記情報処理部は、標的物質、及び前記標的物質を捕捉する標的捕捉物質の少なくともいずれか一方を含み得る個別分離区画の複数を被写体として含む画像を取得する画像取得部と、前記画像において、前記個別分離区画の各々における前記捕捉物質の有無を検出する検出部と、前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報と、前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報とに基づいて、前記標的物質の量または濃度を算出する算出部と、を有する算出システムである。
【0007】
さらに別の本開示は、個別分離区画の複数を被写体として含む画像を処理する情報処理部を含み情報処理システムであって、前記情報処理部は、標的物質、及び前記標的物質を捕捉する標的捕捉物質の少なくともいずれか一方を含み得る個別分離区画の複数を被写体として含む画像を取得する画像取得部と、前記画像において、前記個別分離区画の各々における前記捕捉物質の有無を検出する検出部と、前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出された前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報と、前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画の数と前記標的捕捉物質が検出されなかった前記個別分離区画のうち標的物質が検出された区画の数に関する情報とに基づいて、前記標的物質の量または濃度を算出する算出部と、を有する情報処理システムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、標的物質の濃度の算出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る情報処理方法に関するフローチャートを示す。
本発明の実施形態におけるウェルプレートの断面図を示す。
本発明の実施形態における集合体を被写体とする画像の例を示す。
本発明の実施形態における明視野画像の例を示す。
本発明の実施形態における個別分離区画の位置画像の例を示す。
本発明の実施形態における標的捕捉物質の位置画像の例を示す。
本発明の実施形態における標的捕捉物質が検出された個別分離区画の位置画像の例を示す。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの一例を示す。
本発明の実施形態における情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本開示の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)
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