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公開番号2025087179
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201651
出願日2023-11-29
発明の名称車輌用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類F21S 43/20 20180101AFI20250603BHJP(照明)
要約【課題】 外部へ向けて照射される光の十分な輝度を確保した上で所望の領域から外部へ向けて光を照射させる。
【解決手段】 所定の状態に並んで位置された複数の光源と、複数の光源から出射された光を制御するインナーレンズとを備え、インナーレンズには複数の光源から出射された光がそれぞれ入射される複数の入射面と複数の入射面から入射された光をそれぞれ内面反射する曲面状に形成された複数の第1の反射面と複数の第1の反射面で内面反射された光を内面反射する第2の反射面と第2の反射面で内面反射された光が出射される出射面とが形成され、インナーレンズには第1の反射面と第2の反射面の間に板状の光通過部が設けられ、第1の反射面で内面反射された光が光通過部の面に沿う方向へ導かれ、第2の反射面で内面反射された光が環状の照射領域から照射される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
所定の状態に並んで位置された複数の光源と、
複数の前記光源から出射された光を制御するインナーレンズとを備え、
前記インナーレンズには複数の前記光源から出射された光がそれぞれ入射される複数の入射面と複数の前記入射面から入射された光をそれぞれ内面反射する曲面状に形成された複数の第1の反射面と複数の前記第1の反射面で内面反射された光を内面反射する第2の反射面と前記第2の反射面で内面反射された光が出射される出射面とが形成され、
前記インナーレンズには前記第1の反射面と前記第2の反射面の間に板状の光通過部が設けられ、
前記第1の反射面で内面反射された光が前記光通過部の面に沿う方向へ導かれ、
前記第2の反射面で内面反射された光が環状の照射領域から照射される
車輌用灯具。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記インナーレンズが第1のインナーレンズとして設けられ、
前記第1のインナーレンズを挟んで前記光源の反対側に第2のインナーレンズが配置され、
前記第2のインナーレンズによって前記出射面から出射された光が制御される
請求項1に記載の車輌用灯具。
【請求項3】
前記第2のインナーレンズに前記出射面から出射された光が入射される入光面と前記入光面から入射された光が出射される出光面とが形成され、
前記出射面に集光ステップが形成され、
前記出光面に拡散ステップが形成された
請求項2に記載の車輌用灯具。
【請求項4】
前記第1のインナーレンズを挟んで前記第2のインナーレンズの反対側にリフレクターが配置され、
前記リフレクターには前記第2の反射面に対向する反射制御面が形成された
請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。
【請求項5】
前記第2の反射面が環状に形成され、
前記第2の反射面には周方向に延びる形状に形成された複数の延設部と一部が前記延設部より外周側に突出された複数の突状部とが設けられ、
前記延設部と前記突状部が周方向において交互に位置された
請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光源から出射された光がインナーレンズによって制御されて照射される車輌用灯具についての技術分野に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車輌用灯具には、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に光を出射する光源が配置され、光源から出射された光が導光体として用いられたインナーレンズによって所定の方向へ導かれる構成にされたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1及び特許文献2に記載された車輌用灯具においては、光源から出射された光がインナーレンズで内面反射(全反射)されて所定の方向へ導かれて外部へ向けて照射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-133219号公報
特開2017-228463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような車輌用灯具においては、入射された光を所定の方向へ導いて出射させるため、所望の領域から外部へ向けて光を照射させることが可能であるが、外部へ向けて照射される光の十分な輝度を確保して被視認性の向上や安全性の向上を図ることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明車輌用灯具は、外部へ向けて照射される光の十分な輝度を確保した上で所望の領域から外部へ向けて光を照射させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車輌用灯具は、所定の状態に並んで位置された複数の光源と、複数の前記光源から出射された光を制御するインナーレンズとを備え、前記インナーレンズには複数の前記光源から出射された光がそれぞれ入射される複数の入射面と複数の前記入射面から入射された光をそれぞれ内面反射する曲面状に形成された複数の第1の反射面と複数の前記第1の反射面で内面反射された光を内面反射する第2の反射面と前記第2の反射面で内面反射された光が出射される出射面とが形成され、前記インナーレンズには前記第1の反射面と前記第2の反射面の間に板状の光通過部が設けられ、前記第1の反射面で内面反射された光が前記光通過部の面に沿う方向へ導かれ、前記第2の反射面で内面反射された光が環状の照射領域から照射されるものである。
【0008】
これにより、所定の状態に並ぶ複数の光源から出射された光が曲面状に形成された複数の第1の反射面と第2の反射面とで内面反射されて環状の照射領域から照射される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、所定の状態に並ぶ複数の光源から出射された光が曲面状に形成された複数の第1の反射面と第2の反射面とで内面反射されて環状の照射領域から照射されるため、全体としての光量が増加すると共に曲面状に形成された複数の第1の反射面で内面反射されることにより光の利用効率が高くなり、外部へ向けて照射される光の十分な輝度を確保した上で所望の領域から外部へ向けて光を照射させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図2乃至図7と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の断面図である。
第1のインナーレンズと第2のインナーレンズの斜視図である。
図2とは異なる方向から見た状態で示す第1のインナーレンズと第2のインナーレンズの斜視図である。
第1のインナーレンズの背面図である。
光源から出射された光の経路を示す図である。
第2の反射面が延設部と突状部によって構成された例を示す第1のインナーレンズの背面図である。
第2の反射面が周方向において並ぶ突状部によって構成された例を示す第1のインナーレンズの背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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