TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025086764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023201033
出願日2023-11-28
発明の名称容器及び揮散装置
出願人エステー株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類B65D 85/00 20060101AFI20250602BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】意匠性に優れる容器及び揮散装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、揮発性を有する薬液を収容し、複数本の棒状の揮散体を薬液に接触するように挿入して使用する容器が提供される。この容器は、底部と、底部に接続された胴部と、胴部の底部と反対側に設けられた開口部とを備える。胴部の外面の周方向の少なくとも一部が、各揮散体と同系色の色で着色され、色が開口部側から底部側に向かって濃くなっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
揮発性を有する薬液を収容し、複数本の棒状の揮散体を前記薬液に接触するように挿入して使用する容器であって、
底部と、
前記底部に接続された胴部と、
前記胴部の前記底部と反対側に設けられた開口部とを備え、
前記胴部の外面の周方向の少なくとも一部が、各前記揮散体と同系色の色で着色され、前記色が前記開口部側から前記底部側に向かって濃くなっている、容器。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載の容器において、
前記色は、各前記揮散体の色より濃い、容器。
【請求項3】
請求項1に記載の容器において、
前記胴部の外面の全周にわたり、各前記揮散体と同系色の色で着色され、前記色が前記開口部側から前記底部側に向かって濃くなっている、容器。
【請求項4】
請求項1に記載の容器において、
前記色は、前記胴部の前記底部側から高さ方向の20%以内の範囲で、前記容器に挿入された各前記揮散体の先端が視認できない濃さである、容器。
【請求項5】
請求項1に記載の容器において、
前記胴部を構成する側壁を有し、
該側壁の前記底部側から高さ方向の20%以内の範囲における波長が600nmの光の透過率をXとし、前記開口部側から高さ方向の20%以内の範囲における前記波長が600nmの光の透過率をYとしたとき、Y-Xが30%以上90%以下である、容器。
【請求項6】
請求項1に記載の容器において、
前記胴部は、前壁と、該前壁に連続し、前記前壁に対して傾斜する傾斜壁とを有する多角形状の筒体である、容器。
【請求項7】
請求項6に記載の容器において、
前記前壁の幅は、前記傾斜壁の幅より大きい、容器。
【請求項8】
請求項6に記載の容器において、
さらに、前記前壁の外面に貼着されたシールを備える、容器。
【請求項9】
請求項8に記載の容器において、
前記シールは、前記前壁の外面の20%以上40%以下の範囲を覆うサイズを有する、容器。
【請求項10】
請求項8に記載の容器において、
前記シールの上端は、前記容器に収容された前記薬液の液面より上側に位置する、容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器及び揮散装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、芳香剤を揮散させる揮散装置として、例えば、液状の芳香剤(以下、「薬液」とも記載する。)を収容した透明な容器の開口部に複数本の棒状の揮散体を差し込んだ揮散装置が知られている。この種の揮散装置では、薬液を複数本の棒状の揮散体により吸い上げて、容器の開口部から外方へ突出した各揮散体の突出部分から揮散させる。
【0003】
複数本の揮散体は、容器の開口部から外方に突出した部分を放射状に拡げた状態で容器に挿入される。このように、揮散体を放射状に拡げて配置することにより、薬液の揮散効率を高めることができるとともに、揮散装置の見栄えをよくすることができる(特許文献1参照)。
かかる揮散装置では、容器及び揮散体の色味について検討されておらず、意匠性に劣る場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-084650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、意匠性に優れる容器及び揮散装置を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、揮発性を有する薬液を収容し、複数本の棒状の揮散体を薬液に接触するように挿入して使用する容器が提供される。この容器は、底部と、底部に接続された胴部と、胴部の底部と反対側に設けられた開口部とを備える。胴部の外面の周方向の少なくとも一部が、各揮散体と同系色の色で着色され、色が開口部側から底部側に向かって濃くなっている。
【0007】
かかる態様によれば、意匠性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る揮散装置を示す正面図である。
本実施形態に係る揮散装置を示す斜視図である。
図1及び図2の揮散装置の容器を底部側から見た斜視図である。
図1及び図2の容器の底面図である。
図2中のF4-F4線断面図である。
図1及び図2の揮散装置を上方から見た平面図である。
図1及び図2の揮散装置の容器、揮散体、薬液ボトル、及びブリスター容器を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
図1は、本実施形態に係る揮散装置を示す正面図である。図2は、本実施形態に係る揮散装置を示す斜視図である。図3は、図1及び図2の揮散装置の容器を底部側から見た斜視図である。図4は、図1及び図2の容器の底面図である。図5は、図2中のF4-F4線断面図である。図6は、図1及び図2の揮散装置を上方から見た平面図である。図7は、図1及び図2の揮散装置の容器、揮散体、薬液ボトル、及びブリスター容器を示す分解斜視図である。
なお、図2~図7では、容器の胴部の外面を着色する色、及び揮散体の色が省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許