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公開番号
2025086369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200282
出願日
2023-11-28
発明の名称
ディスクハロー型耕耘作業機
出願人
三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人
主分類
A01B
7/00 20060101AFI20250602BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】左右方向に所定の間隔を空けて回転自在に設けるディスク群が、田畑を耕耘した後の地面に形成して残すディスク通過溝を、埋め戻して消失させることができるディスクハロー型耕耘作業機を提供する。
【解決手段】田畑の土壌の耕起や耕起した土塊の砕土を行う左右方向に所定の間隔を空けて回転自在に設けるディスク群と、このディスク群の後方に位置させてその耕起した土塊を砕土するローラーを備え、また、このローラーには土戻体を付設して、係る土戻体がローラーで砕土した土を用いて、前記ディスク群が耕起や砕土を行った後の地面に生じさせるディスク通過溝を埋め戻すように構成する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
田畑の土壌の耕起や耕起した土塊の砕土を行う左右方向に所定の間隔を空けて回転自在に設けるディスク群と、このディスク群の後方に位置させてその耕起した土塊を砕土するローラーを備え、また、前記ローラーには土戻体を付設して、この土戻体がローラーで砕土した土を用いて、前記ディスク群が耕起や砕土を行った後の地面に生じさせるディスク通過溝を埋め戻すことを特徴とするディスクハロー型耕耘作業機。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記ローラーはその外周部に左右方向に長尺な多数の破砕体を設け、この破砕体が前記ディスク群によって耕起又は砕土した土塊を粉砕しながら後方に向けて放擲するようになすと共に、前記土戻体は、前記ローラーの外周部に設ける多数の破砕体の間に設け、前記破砕体や自らが粉砕した土を斜め後方に向けて放擲して、前記ディスク通過溝を埋め戻すことを特徴とする請求項1に記載のディスクハロー型耕耘作業機。
【請求項3】
前記ディスク群を前列のディスク群と後列のディスク群となし、また、この前後のディスク群は、左後方側と右後方側とに耕起又は砕土した土塊の放擲方向を異ならせると共に、前列のディスク群の隣り合うディスク間の後方に後列のディスク群の各ディスクが臨むように配設して、前列のディスク群が残す未耕地を後列のディスク群が耕起又は砕土するようになし、そして以上により、前記ディスク群が耕起や砕土を行った後の地面に生じさせるディスク通過溝は、後列のディスク群の内、左右方向の最外側に位置して自らが耕起又は砕土した土塊をローラー側に向けて放擲するディスクが専ら生じさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスクハロー型耕耘作業機。
【請求項4】
前記前列と後列のディスク群に、その放擲する土塊や土の自ら耕す耕地を超える左右外方側への放擲を阻止する偏向板を設け、これにより前後のディスク群が耕起又は砕土して左右方向の外方側に放擲する土塊や土が、自ら耕す耕地を超えることによって生じさせる畝状の地面の盛り上がりを防止することを特徴とする請求項3に記載のディスクハロー型耕耘作業機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタ等の牽引車に連結して圃場を耕耘するディスクハロー型耕耘作業機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
農作物を栽培する田畑の土壌は、作物の生育中に人や農業機械等に踏みつけられたり雨に打たれたりするから、その表層部が硬く固まってしまうことが往々にしてある。また、作物を収穫した後の刈り株が土壌に残ったり、土壌表面(地面)に作物の茎や葉等の作物残渣が残存したり、堆肥が散布されたり、或いは何も対策しなければ雑草がはびこる。
【0003】
そのため、このような圃場に播種や苗の植付けを行う場合には、先ず硬く締まった土壌を掘り返したり土を反転させて耕す(耕起)ことによって、刈り株、作物残渣、雑草、堆肥などを土中に埋め込んで播種や移植作業の障害とならないようにする。また、耕起した土塊を適切な大きさに砕いて土壌を膨軟にする(砕土)ことによって、土壌の通気性や通水性を良好にして作物の生育に適合する土壌環境を整える必要がある。
【0004】
そして、この土壌の耕起や砕土などの耕耘作業を人手に依らず作業機を用いて行う場合には、プラウ等の耕起作業機を用いて土壌の反転耕を行った後に、ディスクハローやカルチベータなどの砕土や中耕を担う作業機を用いて土塊を砕いて凹凸を無くして均平にすることが行われている。また、プラウで反転耕を行って次に作業機をディスクハロー等に取り代えて砕土耕を行うといった煩わしさや、プラウによる深耕を嫌う場合には、ロータリ耕耘装置を用いることが一般的に行われている。
【0005】
しかし、ここでロータリ耕耘装置は、トラクタに搭載するエンジンの動力によって耕耘爪を回転させて、土壌を砕きながら攪拌して圃場を耕すものであるから、土壌の砕土性に優れてはいるものの、撹拌に伴う耕耘負荷の増大によってトラクタの車速を上げた高速耕耘作業が困難であって、作業者は低速で長時間にわたる耕耘作業を強いられて作業能率が悪く、燃料代も多くかかるという問題がある。
【0006】
一方、前述のディスクハローは、トラクタに搭載するエンジンの動力を使わずに作業機の重量を利用して、皿状の円盤(ディスク)を地面に突き刺し、これをトラクタで牽引することで土や切り株等を切り裂く(切断破壊する)ものであるため、プラウのように土をひっくり返したり、ロータリ耕耘装置のように土を撹拌しないので、耕耘負荷を最小限に抑えて高速作業が可能となり、作業時間の短縮による作業能率の向上や燃料代の節約といった利点がある。
【0007】
そこで、係る有利性に鑑みて昨今、これまで砕土耕を担う作業機として主に畑で使用されてきたディスクハローを、水田や水田転換畑の粗起し等を行う耕耘作業機として用いることが注目されている。但し、ディスクハローは、広大な農地で大規模農業が行われる海外で開発された作業機であるので、農地面積が狭く集約農業を行う国内にあっては、海外から輸入する作業機が大き過ぎて狭い圃場での取り扱いが悪かったり、各地の土壌に対する適応性に問題があったり、その改良の余地が残されている。
【0008】
なお、国内におけるディスクハローを使用した耕耘作業機の特許出願はあまり多くはないが古くから出願されており、例えば、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレームに前部デスクハロー、カルチベータ、後部デスクハロー、ケージローラを備える複合作業機(特許文献1参照)や、心土作溝犂体、ディスクプラウ列、砕土鎮圧用ローラを備える耕耘作業機(特許文献2参照)などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-225003号公報
特開2007-68528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
前述のように田畑の粗起し等の耕耘作業にディスクハローを用いると、高速耕耘作業によって作業能率を向上させることができると共に、燃料を節約して大幅なコストダウンに繋げることができる。そこで、農地面積が狭い田畑であっても取り扱いに支障がない比較的作業幅の少ないコンパクトなディスクハロー型耕耘作業機の開発を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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