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公開番号2025086023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199791
出願日2023-11-27
発明の名称車両用駐車支援装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250530BHJP(信号)
要約【課題】従来の車両用駐車支援装置では、悪天候時等に画像データから必要な駐車スペース情報を取得出来ない恐れがあるという課題がある。
【解決手段】
本発明の車両用駐車支援装置10では、車両制御部11は、第1撮影データから駐車スペース情報を算出し、第2撮影データに上記駐車スペース情報を合成させた合成データ24を生成する。そして、車両制御部11は、合成データ24を表示部16に表示させる。この制御方法により、車両21のドライバは、上記合成データを確認しながら駐車操作を行うことで、悪条件時にも安全に車両21を駐車スペース33Aへと後退駐車させることが出来る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駐車スペースに対して車両を駐車させる際の駐車支援を行う車両用駐車支援装置であって、
前記車両の前方側を撮影する第1撮影部と、
前記車両の後方側を撮影する第2撮影部と、
少なくとも前記第1撮影部から取得した第1撮影データまたは前記第2撮影部から取得した第2撮影データを表示可能な表示部と、
前記第1撮影データ及び前記第2撮影データを記憶する記憶部と、
前記第1撮影データを用いて前記駐車スペースに関する駐車スペース情報を算出する車両制御部と、を備え、
前記車両制御部が前記車両のリバースレンジへのシフトチェンジを検知した場合には、
前記車両制御部は、前記第2撮影データに対して前記駐車スペース情報を合成した合成データを生成し、前記合成データを前記表示部に表示することを特徴とする車両用駐車支援装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記駐車スペース情報は、少なくとも前記車両から前記駐車スペースを区画する枠線までの距離、前記駐車スペースのセンタ位置または前記枠線の長さであることを特徴とする請求項1に記載の車両用駐車支援装置。
【請求項3】
前記車両制御部は、前記車両が前記駐車スペースを前進して通過し、前記リバースレンジへのシフトチェンジを検知した後に、前記合成データを生成することを特徴とする請求項1に記載の車両用駐車支援装置。
【請求項4】
前記車両制御部は、前記車両が前記駐車スペースを前進して通過し、前記リバースレンジへのシフトチェンジを検知し、前記第2撮影データから前記駐車スペースを特定した後に、前記合成データを生成することを特徴とする請求項1に記載の車両用駐車支援装置。
【請求項5】
前記車両の位置情報を取得する位置情報取得装置を備え、
前記車両制御部は、前記位置情報から前記車両が前記駐車スペースに対して所定の範囲内に到達したと判断した後、前記第1撮影データから前記駐車スペース情報の算出を開始することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車両用駐車支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用駐車支援装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の駐車支援を行うための障害物検知装置が開示されている。障害物検知装置は、前方カメラと、側方カメラと、CPUと、を有し、前方カメラは、車両の前方を撮影し、側方カメラは、車両の側方を撮影する。そして、CPUは、例えば、0.1秒ごとに前方カメラや側方カメラが取得した画像データから障害物情報を算出する。
【0003】
また、駐車スペース検知部では、前方カメラにて撮影した画像データから車両の前方に存在する駐車スペースを検知し、検知した駐車スペースに関する情報を記憶部へと入力する。そして、側方障害物検知部では、側方カメラが異なる時刻に撮影して得られた複数の画像に対して解析を行い、処理領域に障害物が存在するか、あるいは空白に設定されているかを検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-87758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記障害物検知装置では、前方カメラ及び側方カメラの複数のカメラを有する。そして、駐車スペース検知部では、前方カメラにて撮影した画像データを使用し、側方障害物検知部では、側方カメラにて撮影した画像データを使用する。そのため、夜間の走行時や雨等の外部環境が悪い状況下での走行時には、前方カメラや側方カメラによる単独の撮影では、撮影条件の悪化により、画像データに所望の情報が含まれていない恐れがある。
【0006】
駐車スペースでは、枠線が長年に渡り風雨に晒されることで、枠線自体が薄くなり、あるいは、枠線が部分的に消滅する場合がある。また、駐車スペースが、砂利等の土地にロープを張って設置される場合には、そもそも枠線を把握し難い状況となる。これらの場合において、駐車スペース検知部では、前方カメラにて取得した画像データから、上記枠線等の駐車スペースに関する必要な情報を取得し難いという課題がある。
【0007】
同様に、側方障害物検知部においても、側方カメラが撮影した画像データのみでは、障害物の存在を解析出来ない恐れがあるという課題がある。また、側方カメラとして、高精度な画像解析が可能なカメラを使用した場合には、製造コストを低減し難いという新たな課題が発生する。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、複数台のカメラから取得した画像データを利用し、必要な情報を補完した合成データを表示部に表示させて駐車支援を行う車両用駐車支援装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態である車両用駐車支援装置は、駐車スペースに対して車両を駐車させる際の駐車支援を行う車両用駐車支援装置であって、前記車両の前方側を撮影する第1撮影部と、前記車両の後方側を撮影する第2撮影部と、少なくとも前記第1撮影部から取得した第1撮影データまたは前記第2撮影部から取得した第2撮影データを表示可能な表示部と、前記第1撮影データ及び前記第2撮影データを記憶する記憶部と、前記第1撮影データを用いて前記駐車スペースに関する駐車スペース情報を算出する車両制御部と、を備え、前記車両制御部が前記車両の後退レンジへのシフトチェンジを検知した場合には、前記車両制御部は、前記第2撮影データに対して前記駐車スペース情報を合成した合成データを生成し、前記合成データを前記表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用駐車支援装置では、車両制御部は、第1撮影データから駐車スペース情報を算出し、第2撮影データに上記駐車スペース情報を合成させた合成データを生成する。そして、車両制御部は、合成データを表示部に表示させる。この制御方法により、車両のドライバは、上記合成データを確認しながら駐車操作を行うことで、悪条件時にも安全に車両を駐車スペースへと後退駐車させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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