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公開番号2025085360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199183
出願日2023-11-24
発明の名称モール組付治具
出願人西川ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B60R 13/04 20060101AFI20250529BHJP(車両一般)
要約【課題】モールをグラスラン上辺部に対して車両前後方向に相対移動させて組み付ける場合に、モールの相対移動方向先端部によってグラスラン上辺部の車外側の面に傷が付かないようにする。
【解決手段】グラスラン上辺部11の車外側にモール30を前後方向に相対移動させて組み付ける際に使用されるモール組付治具50は、モール30の相対移動方向先端部が差し込まれる差込溝63と、差込溝63に差し込まれたモール30の先端部とグラスラン上辺部11の車外面との間に介在する第2挟持片62とを有する本体部60を備えている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
ウインドフレームに車外側から組み付けられる自動車ドア用グラスランにおける車両前後方向に延びるグラスラン上辺部の車外側に、車両前後方向に延びるモールを車両前後方向に相対移動させて組み付ける際に使用されるモール組付治具であって、
前記モールの相対移動方向先端部が差し込まれる差込溝と、当該差込溝に差し込まれた前記モールの先端部と前記グラスラン上辺部の車外面との間に介在する介在部とを有する本体部を備えている、モール組付治具。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモール組付治具において、
前記本体部から前記相対移動方向へ向けて突出するとともに作業者によって把持可能な把持部を備えている、モール組付治具。
【請求項3】
請求項2に記載のモール組付治具において、
前記把持部は、前記本体部における前記グラスラン上辺部の車外面に接触する接触面よりも当該車外面から離れるように配置される、モール組付治具。
【請求項4】
請求項1に記載のモール組付治具において、
前記本体部には、前記モールにおける幅方向一側及び他側からそれぞれ車内側へ屈曲した一側屈曲部及び他側屈曲部の間に嵌合する嵌合部が設けられている、モール組付治具。
【請求項5】
請求項1に記載のモール組付治具において、
前記本体部は、前記モールの車外側及び車内側にそれぞれ配置される第1挟持片及び第2挟持片を備え、当該第2挟持片が前記介在部であり、
前記第1挟持片と前記第2挟持片との間に前記差込溝が形成され、
前記第1挟持片と前記第2挟持片とにより前記モールの先端部を車内外方向に挟持する、モール組付治具。
【請求項6】
請求項5に記載のモール組付治具において、
前記第1挟持片における前記モールの車外側に接触する部分には、当該モールの車外側を保護する保護材が設けられている、モール組付治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車ドアのウインドフレームに配設される自動車ドア用グラスランにモールを組み付ける際に使用されるモール組付治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、ウインドフレームに対して車外側から組み付けられるグラスランが開示されている。特許文献1のグラスランは、自動車のルーフの側縁部に沿って前後方向に延びるグラスラン上辺部と、グラスラン上辺部の車外側に組み付けられるモールとを備えている。グラスラン上辺部の車外側には、モールが嵌合する嵌合部が前後方向に連続したレール状に形成されている。一方、モールの後端部には、エンドキャップと呼ばれる位置決め部材が固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-112010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1では、モールをグラスラン上辺部に組み付ける際に、モールの前端部をグラスラン上辺部の嵌合部の後端部に嵌合させてから、モールをグラスラン上辺部に対してその前方へ向けて相対的に移動させる。
【0005】
そこで本願の発明者は、モールの前端部に位置決め部材がない状態でグラスラン上辺部にモールを組付け、モール組付け後にモールの前端部に位置決め部材を組付けるという発明をなした。
【0006】
このモールのグラスラン上辺部への組付について図15を用いて詳細に説明する。図15は特許文献1の図7に相当する図であり、グラスラン上辺部11及びモール30を水平方向に切断した時の断面を示している。FIG.15Aは、モール30を組み付ける途中におけるグラスラン上辺部11及びモール30の後端部近傍の断面図、FIG.15Bは、モール30を組み付ける途中におけるグラスラン上辺部11及びモール30の前端部近傍の断面図、FIG.15Cは、モール30の組付が完了した状態におけるグラスラン上辺部11及びモール30の後端部近傍の断面図である。各図における矢印Aはモール30の組付方向、すなわちモール30のグラスラン上辺部11に対する相対移動方向を示している。
【0007】
特許文献1に記載されているように、モール30の後端部には、位置決め部材34が固定されており、この位置決め部材34の後端部には係止部34cが前方へ向けて突出するように設けられている。一方、グラスラン上辺部11の後端部には、係止部34cが挿入可能な挿入孔58が形成されている。FIG.15Aに示すようにモール30を組付方向に移動させていくと、FIG.15Cに示すように係止部34cが挿入孔58に挿入されることで組付が完了する。これにより、モール30の後端部については位置決め部材34を介してグラスラン上辺部11に固定される。
【0008】
一方、FIG.15Bで示すグラスラン上辺部11の前端部に着目する。モール30の前端部もグラスラン上辺部11に固定しておく必要があるが、後端部と同様な位置決め部材34を設けることはできない。つまり、モール30の移動方向が前方向であるため、後端部のような係止部34cを組付操作に伴ってグラスラン上辺部11の前端部に挿入することは無理である。このため、FIG.15Bに示すように、モール30の前端部では、位置決め部材が無い状態のままでモール30がグラスラン上辺部11に対して相対移動することになる。
【0009】
ところが、モール30は金属材等の硬質部材で構成されていることから、前端部のエッジが鋭利であり、このため、モール30をグラスラン上辺部11に対して相対移動させる途中で、モール30の前端部がグラスラン上辺部11の車外面11Aに食い込むようになり、その結果、グラスラン上辺部11の車外面11Aに傷を付けてしまうおそれがある。
【0010】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、モールをグラスラン上辺部に対して車両前後方向に相対移動させて組み付ける場合に、モールの相対移動方向先端部によってグラスラン上辺部の車外側の面に傷が付かないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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