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公開番号2025083842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197468
出願日2023-11-21
発明の名称エアゾール製品
出願人株式会社ダイゾー
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C09K 3/30 20060101AFI20250526BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】ガラス、壁、床などの対象物に噴射することで、目視で確認しやすく、かつ、泡で細い線や点などを描くことができる、エアゾール製品を提供する。
【解決手段】エアゾール組成物と、エアゾール組成物が充填され、バルブを有するエアゾール容器と、バルブに装着され、エアゾール組成物が噴射される噴射孔が形成された噴射部材とを備え、エアゾール組成物は、石鹸と水とを含む原液と、液化ガスと、炭酸ガスとからなる、エアゾール製品。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エアゾール組成物と、前記エアゾール組成物が充填され、バルブを有するエアゾール容器と、前記バルブに装着され、前記エアゾール組成物が噴射される噴射孔が形成された噴射部材とを備え、
エアゾール組成物は、石鹸と水とを含む原液と、液化ガスと、炭酸ガスとからなる、エアゾール製品。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記炭酸ガスは、前記原液と前記液化ガスとの液相中に溶解しており、
25℃における、前記液相中に溶解している前記炭酸ガスの濃度は、500~15,000ppmである、請求項1記載のエアゾール製品。
【請求項3】
前記噴射孔の断面積は、0.03~2.0mm
2
である、請求項1または2記載のエアゾール製品。
【請求項4】
前記液化ガスの含有量は、エアゾール組成物中、5~40質量%である、請求項1または2記載のエアゾール製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアゾール製品に関する。より詳細には、本発明は、ガラス、壁、床などの対象物に噴射することで、目視で確認しやすく、かつ、泡で細い線や点などを描くことができる、エアゾール製品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、対象物に噴射することで、泡で線などを描くことができるエアゾール製品が開発されている。特許文献1~2には、界面活性剤を含有し、スポーツ競技のコートやフィールドなどに噴射して泡の線を引くエアゾール製品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5128746号公報
特許第5963986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1~2に記載の組成物を用いて得られたフォームは、泡の線が太かったり、短時間のうちに目視で確認しにくくなるため、改良の余地がある。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ガラス、壁、床などの対象物に噴射することで、泡で細い線や点などを描くことができ、かつ、目視で確認しやすいエアゾール製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明は、以下の構成を主に備える。
【0007】
(1)エアゾール組成物と、前記エアゾール組成物が充填され、バルブを有するエアゾール容器と、前記バルブに装着され、前記エアゾール組成物が噴射される噴射孔が形成された噴射部材とを備え、エアゾール組成物は、石鹸と水とを含む原液と、液化ガスと、炭酸ガスとからなる、エアゾール製品。
【0008】
このような構成によれば、エアゾール製品は、噴射することで、対象物上に、泡状のエアゾール組成物が付着する。その後、泡は、炭酸ガスが揮発して、破泡や液状化しにくく、萎む傾向がある。その結果、泡は、対象物に付着しやすく、付着した後で泡の幅の拡がりがほとんどなく、細い線や点などを描きやすい。また、描かれた泡は目視で確認しやすい。
【0009】
(2)前記炭酸ガスは、前記原液と前記液化ガスとの液相中に溶解しており、25℃における、前記液相中に溶解している前記炭酸ガスの濃度は、500~15,000ppmである、(1)記載のエアゾール製品。
【0010】
このような構成によれば、エアゾール製品は、泡から炭酸ガスが揮発することによる効果が得られやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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