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公開番号2025083590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025045295,2020179026
出願日2025-03-19,2020-10-26
発明の名称薬剤供給装置、カセット選定具および薬剤割当装置
出願人株式会社タカゾノ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤を供給可能なカセットを、簡易に選択可能とする。
【解決手段】複数のカセット100の各々は、一定の寸法範囲にある薬剤を供給可能である。カセット選定具400は、薬剤の寸法に応じて薬剤を供給可能なカセット100を複数のカセット100の中から選択可能である。複数の駆動部の各々は、複数のカセット100の各々が装着可能に構成され、装着されたカセット100を駆動する。制御部は、複数の駆動部の各々を制御する。制御部は、カセット選定具400によって選択されたカセット100、または、このカセット100が装着される駆動部に、薬剤に関する薬剤情報を割り当てる。制御部は、薬剤情報が割り当てられたカセット100、または、薬剤情報が割り当てられた駆動部に装着されたカセット100から、薬剤を供給するように、駆動部を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
一定の寸法範囲にある薬剤を供給可能な複数のカセットと、
薬剤を供給可能なカセットを前記複数のカセットの中から操作者が選択するために用いられるカセット選定具と、
前記複数のカセットの各々が装着可能に構成され、装着されたカセットを駆動する、複数の駆動部と、
前記複数の駆動部の各々を制御する制御部とを備え、
前記カセット選定具には、互いに直径の異なる円形の複数の第１貫通孔が形成されており、前記複数の第１貫通孔の各々に対応して、互いに幅の異なる矩形の複数の第２貫通孔が形成されており、前記複数の第２貫通孔の各々に対応して、前記カセットの情報が示されており、
前記複数の第１貫通孔のうち、直径の小さい第１貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第１貫通孔に対応する前記複数の第２貫通孔のうち、幅の小さい第２貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第２貫通孔に対応する前記カセットの情報により、操作者が前記カセットを選択可能であり、
前記制御部は、操作者が前記カセット選定具を用いて選択して前記駆動部に装着した前記カセット、または、該カセットが装着された前記駆動部に、前記薬剤に関する薬剤情報を割り当て、
前記制御部は、前記薬剤情報が割り当てられた前記カセット、または、前記薬剤情報が割り当てられた前記駆動部に装着された前記カセットから、前記薬剤を供給するように、前記駆動部を制御する、薬剤供給装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記カセット選定具には、前記複数の第１貫通孔および前記複数の第２貫通孔が薬剤の形状毎に形成されている、請求項１に記載の薬剤供給装置。
【請求項３】
薬剤を供給可能なカセットを複数のカセットの中から操作者が選択するために用いられ、
互いに直径の異なる円形の複数の第１貫通孔が形成されており、前記複数の第１貫通孔の各々に対応して、互いに幅の異なる矩形の複数の第２貫通孔が形成されており、前記複数の第２貫通孔の各々に対応して、前記カセットの情報が示されており、
前記複数の第１貫通孔のうち、直径の小さい第１貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第１貫通孔に対応する前記複数の第２貫通孔のうち、幅の小さい第２貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第２貫通孔に対応する前記カセットの情報により、操作者が前記カセットを選択可能である、カセット選定具。
【請求項４】
前記複数の第１貫通孔および前記複数の第２貫通孔が薬剤の形状毎に形成されている、請求項３に記載のカセット選定具。
【請求項５】
一定の寸法範囲にある薬剤を供給可能な複数のカセットと、
薬剤を供給可能なカセットを前記複数のカセットの中から操作者が選択するために用いられるカセット選定具と、
操作者が前記カセット選定具を用いて選択した前記カセットに、前記薬剤に関する薬剤情報を割り当てる制御部とを備え、
前記カセット選定具には、互いに直径の異なる円形の複数の第１貫通孔が形成されており、前記複数の第１貫通孔の各々に対応して、互いに幅の異なる矩形の複数の第２貫通孔が形成されており、前記複数の第２貫通孔の各々に対応して、前記カセットの情報が示されており、
前記複数の第１貫通孔のうち、直径の小さい第１貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第１貫通孔に対応する前記複数の第２貫通孔のうち、幅の小さい第２貫通孔から順に薬剤を当て嵌め、
最初に薬剤が通過した第２貫通孔に対応する前記カセットの情報により、操作者が前記カセットを選択可能である、薬剤割当装置。
【請求項６】
前記カセット選定具には、前記複数の第１貫通孔および前記複数の第２貫通孔が薬剤の形状毎に形成されている、請求項５に記載の薬剤割当装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、薬剤供給装置、カセット選定具および薬剤割当装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
薬品払出装置の構成を開示した先行文献として、国際公開第２０１４／１１２２２１号(特許文献１)がある。特許文献１に記載された薬品払出装置は、複数の薬品カセット、割当手段、及び駆動制御手段を備える。薬品カセットは、任意の種類の錠剤を払出可能である。割当手段は、払出対象の薬品情報が入力された場合に薬品情報を薬品カセットのいずれかに割り当てる。駆動制御手段は、薬品カセットを割当手段により割り当てられた薬品情報に対応して予め設定された駆動条件に従って駆動させ、薬品カセットから薬品を払い出させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１４／１１２２２１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
薬剤を供給可能なカセットを、簡易に選択可能であることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明に基づく薬剤供給装置は、複数のカセットと、カセット選定具と、複数の駆動部と、制御部とを備える。複数のカセットの各々は、一定の寸法範囲にある薬剤を供給可能である。カセット選定具は、薬剤の寸法に応じて薬剤を供給可能なカセットを複数のカセットの中から選択可能である。複数の駆動部の各々は、複数のカセットの各々が装着可能に構成され、装着されたカセットを駆動する。制御部は、複数の駆動部の各々を制御する。制御部は、カセット選定具によって選択されたカセット、または、このカセットが装着される駆動部に、薬剤に関する薬剤情報を割り当てる。制御部は、薬剤情報が割り当てられたカセット、または、薬剤情報が割り当てられた駆動部に装着されたカセットから、薬剤を供給するように、駆動部を制御する。
【０００６】
本発明の一形態においては、カセット選定具には、薬剤の寸法とカセットとの対応関係が示されている。
【０００７】
本発明の一形態においては、カセット選定具には、薬剤の形状および薬剤の寸法の各々とカセットとの対応関係が示されている。
【０００８】
本発明の一形態においては、カセット選定具において、カセットと対応付けられている薬剤の上記寸法は、薬剤の直径の寸法および薬剤の厚みの寸法である。
【０００９】
本発明の一形態においては、カセット選定具には、互いに直径の異なる円形の複数の貫通孔が形成されている。複数の貫通孔のうち、直径の小さい貫通孔から順に薬剤を当て嵌めた際に、最初に薬剤が通過した貫通孔の直径の寸法によって、薬剤の直径が一定の寸法範囲であることを判別可能である。
【００１０】
本発明の一形態においては、カセット選定具には、互いに幅の異なる矩形の複数の貫通孔が形成されている。複数の貫通孔のうち、幅の小さい貫通孔から順に薬剤を当て嵌めた際に、最初に薬剤が通過した貫通孔の幅の寸法によって、薬剤の厚みが一定の寸法範囲であることを判別可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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