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公開番号
2025082678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196174
出願日
2023-11-17
発明の名称
半導体デバイス及びその製造方法
出願人
日本放送協会
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
23/12 20060101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】パッド部分の強度を確保し、入出力配線の信頼性を高めることができる、柔軟性を備えた半導体デバイスとその製造方法を提供する。
【解決手段】フレキシブル基板上に接着層を介して半導体デバイスチップが積層された半導体デバイスにおいて、前記半導体デバイスチップは、支持基板が除去されたSOI(Silicon on Insulator)チップであり、入出力パッドが設けられた領域の半導体活性層の厚さが、回路形成領域の半導体活性層の厚さよりも厚いことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フレキシブル基板上に接着層を介して半導体デバイスチップが積層された半導体デバイスであって、
前記半導体デバイスチップは、支持基板が除去されたSOI(Silicon on Insulator)チップであり、
入出力パッドが設けられた領域の半導体活性層の厚さが、回路形成領域の半導体活性層の厚さよりも厚い、半導体デバイス。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の半導体デバイスにおいて、
前記半導体デバイスチップは、前記回路形成領域に対応する裏面に凹部が設けられている、半導体デバイス。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体デバイスにおいて、
前記入出力パッドには、ボンディングワイヤーが接続されている、半導体デバイス。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体デバイスにおいて、
前記SOIチップは、前記回路形成領域の半導体活性層の厚さが100nm以下のFDSOI(Fully-depleted Silicon on Insulator)である、半導体デバイス。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体デバイスにおいて、
前記半導体デバイスチップ上に光電変換膜を備え、前記半導体デバイスはCMOSイメージセンサである、半導体デバイス。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体デバイスにおいて、
前記フレキシブル基板は表面が凹面形状の台座であり、又は、前記フレキシブル基板は表面が凹面形状の台座を備え、
前記半導体デバイスチップのセンサエリアが前記台座の表面に固定されている、半導体デバイス。
【請求項7】
チップの周辺部の半導体活性層の厚さが、回路形成領域の半導体活性層の厚さよりも厚いSOI基板を形成する工程と、
前記SOI基板の前記回路形成領域にデバイス回路を形成するとともに、前記周辺部の半導体活性層の上部に入出力パッドを形成する工程と、
前記SOI基板から支持基板を除去し、半導体デバイスチップを形成する工程と、
前記半導体デバイスチップを、接着層を介してフレキシブル基板に接着する工程と、
前記半導体デバイスチップの前記入出力パッドに入出力配線を接続する工程と、
を備える、半導体デバイスの製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体デバイスの製造方法において、
チップの周辺部の半導体活性層の厚さが、回路形成領域の半導体活性層の厚さよりも厚いSOI基板を形成する工程は、
前記半導体活性層となる半導体基板の一方の主面に凹部を形成する工程と、
前記凹部が形成された前記半導体基板の前記主面に絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の前記凹部が形成された一方の主面に前記絶縁膜を介して支持基板を貼り合わせる工程と、
前記半導体基板の他方の主面を前記半導体活性層が所定の厚さになるまで除去する工程と、
を備える、半導体デバイスの製造方法。
【請求項9】
請求項7に記載の半導体デバイスの製造方法において、
前記入出力パッドに入出力配線を接続する工程は、ワイヤーボンディングによって行う、半導体デバイスの製造方法。
【請求項10】
請求項7乃至9のいずれか一項に記載の半導体デバイスの製造方法において、
さらに、前記半導体デバイスチップの前記デバイス回路上に、光電変換膜を形成する工程を備える、半導体デバイスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体デバイス及びその製造方法に関し、特に、フレキシブル基板を用いた半導体デバイスとその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フレキシブルディスプレイやウェアラブルな電子機器等、半導体デバイスの用途が様々に広がっており、柔軟性を備えた半導体デバイスの開発が進められている。
【0003】
本発明者らは、高精細・高フレームレートなどCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ本来の高い性能を有し、かつ自由に曲げることのできる新しいイメージセンサの実現を目指しており、FDSOI(Fully-depleted Silicon on Insulator)基板上に形成したCMOS回路と光電変換膜を、プラスチック製の柔軟な基板に転写して作製する、フレキシブルCMOSイメージセンサの研究を進めている(非特許文献1)。柔軟性を備えたイメージセンサは、レンズの収差をセンサ面で改善することができ、また、ウェアラブルな電子機器への適用が可能である等、多くの利点・用途が期待されている。
【0004】
図8A~図8Fに、本発明者らがこれまでに開発した半導体デバイスとその製造工程を示す。
【0005】
図8Aは、CMOS回路の形成工程である。FDSOI基板は、支持基板11上に絶縁膜12を介してSi(シリコン)層13が設けられている。このSi層13にp型及びn型のMOSトランジスタ14を形成し、CMOS回路を形成する。さらに、配線層15、絶縁膜16、画素電極17及び入出力パッド18等、必要な電極・配線を形成する。
【0006】
次いで、図8Bに示すように、CMOS回路の表面に、仮接着基板20を貼り付ける。仮接着基板20は、紫外線照射で粘着力が低下する機能を持つ基板であることが望ましい。その後、FDSOI基板の支持基板11を、研削及び/又はエッチングにより除去し、薄膜化されたCMOSデバイスチップ10を作製する。
【0007】
次に、フレキシブル基板30を準備し、その表面に接着層40として両面粘着性の導電性粘着フィルム40を設ける。この接着層40は、金属膜であってもよい。図8Cに示すように、仮接着基板20とともにCMOSデバイスチップ10の裏面(絶縁膜12)を、接着層40を介してフレキシブル基板30に接着する。
【0008】
図8Dにおいて、仮接着基板20に紫外線を照射して粘着力を低下させ、仮接着基板20を剥離する。
【0009】
次に、CMOSデバイスチップ10の表面に、図8Eに示すように、画素電極17に接続する光電変換膜50を作製する。光電変換膜50は、結晶セレン(c-Se)等からなる。
【0010】
最後に、図8Fに示すように、CMOSデバイスチップ10にFPC(Flexible Printed Circuits)等の入出力配線60を圧着し、チップ10の入出力パッド18と接続する。
(【0011】以降は省略されています)
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