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公開番号
2025081538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2025025529,2021564282
出願日
2025-02-20,2020-04-29
発明の名称
建物排出物処理および/または隔離システムならびに方法
出願人
カーボンクエスト, インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
F23N
5/00 20060101AFI20250520BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】大都市圏における化石燃料の燃焼およびその急増からの二酸化炭素発生に対処することができる建物排出物処理および隔離システムを提供する。
【解決手段】建物内で生成された煙道ガスから二酸化炭素を捕捉するためのシステムおよび/または方法が提供される。システムまたは方法は、燃焼バーナに空気および燃料を供給するステップと、燃焼バーナ内の空気および燃料を燃焼させるステップと、バーナ内の遊離酸素の量を監視するステップと、バーナに供給される空気および燃料の量を制御して、約3%の遊離酸素量を維持するステップとを含むことができる。
【選択図】図3C
特許請求の範囲
【請求項1】
建物内で燃焼ボイラを操作するための方法であって、
燃焼バーナに空気および燃料を供給するステップと、
前記燃焼バーナ内の空気および燃料を燃焼させるステップと、
前記バーナ内の遊離酸素の量を監視するステップと、
前記バーナに供給される空気および燃料の量を制御して、約3%の遊離酸素量を維持す
るステップと、
を含む方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
燃焼が煙道ガスを生成し、前記方法は、前記煙道ガス中に少なくとも約10%の二酸化
炭素を生成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
二酸化炭素を煙道ガスから分離するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記煙道ガスから二酸化炭素を分離した後、二酸化炭素を液化するステップをさらに含
む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記煙道ガスから二酸化炭素を分離した後、二酸化炭素を貯蔵するステップをさらに含
む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
二酸化炭素を貯蔵した後、二酸化炭素を輸送するステップをさらに含む、請求項5に記
載の方法。
【請求項7】
建物内で燃焼ボイラを操作するための方法であって、
バーナ内で空気および燃料を燃焼させて、遊離酸素濃度を有する煙道ガスを生成するス
テップと、
前記バーナから前記煙道ガスを運搬するように動作可能に位置合わせされた導管内のト
ランプ空気を実質的に排除することにより、前記煙道ガスからの空気を制限するステップ
と、を含む方法。
【請求項8】
共有プレナムに動作可能に結合された少なくとも2つのボイラが存在し、前記方法は、
一方のボイラの運転中のバーナと前記プレナムとの間の流体連通を提供し、同時に前記プ
レナムと他方の運転中のボイラのアイドル中のバーナとの間の流体連通を制限するステッ
プを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
二酸化炭素を前記煙道ガスから分離するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法
。
【請求項10】
前記煙道ガスから二酸化炭素を分離した後、二酸化炭素を液化するステップをさらに含
む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、2019年4月29日に出願された、「Building Carbon
Dioxide Sequestration Systems and Metho
ds(二酸化炭素隔離システムおよび方法の構築)」と題された米国仮特許出願第62/
840,206号明細書および2020年2月14日に出願された、「Building
Emission Processing and/or Sequestratio
n Systems and Methods(建物排出物処理および/または隔離シス
テムおよび方法)」と題された米国仮特許出願第62/977,050号明細書の優先権
および利益を主張するものであり、これらのそれぞれの全体は、参照により本明細書に組
み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)
【0002】
本発明の分野は、二酸化炭素管理システムおよび方法を含むことができる建物排出物の
処理に関するものであり、より具体的には、蒸気加熱および排出物の副産物発生を伴う熱
水など、建物システムのための大きい燃焼エネルギー源を利用する多数の階層および大き
い設置面積の建物によって利用される。
【背景技術】
【0003】
建物内、特に大都市圏内での二酸化炭素の発生は、全体的な二酸化炭素の発生に対して
重要な誘因である。二酸化炭素は現在、地球温暖化化合物として列挙されており、その削
減は世界中で求められている。二酸化炭素の発生は呼吸の必要な部分であり、生命の必要
な部分であるが、しかし気候変動に対処するために二酸化炭素の発生を制限することが重
要である。本開示は、大都市圏における化石燃料の燃焼およびその急増からの二酸化炭素
発生に対処することができる建物排出物処理および隔離システムを提供する。
【発明の概要】
【0004】
建物内で燃焼ボイラを操作するためのシステムまたは方法が提供される。システムまた
は方法は、燃焼バーナに空気および燃料を供給するステップと、燃焼バーナ内の空気およ
び燃料を燃焼させるステップと、バーナ内の遊離酸素の量を監視するステップと、バーナ
に供給される空気および燃料の量を制御して、約3%の遊離酸素量を維持するステップと
を含むことができる。システムまたは方法は、バーナ内で空気および燃料を燃焼させて、
酸素濃度を有する煙道ガスを生成するステップと、バーナから煙道ガスを運搬するように
動作可能に位置合わせされた導管内のトランプ空気を実質的に排除することにより、煙道
ガスからの空気を制限するステップと、を含むことができる。
【0005】
建物内で燃焼ボイラから煙道ガスを冷却するためのシステムまたは方法が提供される。
システムまたは方法は、ボイラ給水を運搬する少なくとも1組の冷却コイルを有する少な
くとも1つのエコノマイザに煙道ガスを供給するステップと、煙道ガスを冷却するステッ
プと、ボイラ給水を加熱するステップとを含むことができる。
【0006】
建物内の燃焼ボイラから発生する煙道ガスから二酸化炭素を分離するためのシステムま
たは方法が提供される。システムまたは方法は、約3%未満の水を含む煙道ガスを供給す
るステップと、煙道ガスを圧縮するステップと、圧縮機を熱伝達流体で冷却し、チラーお
よび/または冷却塔との間に熱伝達流体を供給するステップと、を含むことができる。シ
ステムまたは方法は、煙道ガスを圧縮するステップと、煙道ガスから回収された二酸化炭
素の分離中に回収された窒素を使用して煙道ガスを乾燥させるステップと、を含むことが
できる。システムまたは方法は、圧力スイング吸着アセンブリを使用して、煙道ガスから
窒素の少なくとも一部を除去して、約95%を超える二酸化炭素を生成するステップと、
煙道ガスを圧力スイング吸着アセンブリに供給する前に、煙道ガスから除去された窒素を
使用して煙道ガスから水を除去するステップと、を含むことができる。システムまたは方
法は、圧力スイング吸着アセンブリを使用して、煙道ガスから窒素の少なくとも一部を除
去して、約95%を超える二酸化炭素を生成するステップと、煙道ガスから除去された窒
素の少なくとも一部をガス膨脹機/発生器に供給するステップと、を含むことができる。
システムまたは方法は、圧力スイング吸着アセンブリを使用して、煙道ガスから窒素の少
なくとも一部を除去して、約95%を超える二酸化炭素を生成するステップと、煙道ガス
から除去された窒素の少なくとも一部を乾燥機および膨張機/発生器の両方に、または乾
燥機および制御弁に供給するステップと、を含むことができる。制御弁にはサイレンサが
装備されているか、または装備されていない可能性がある。
【0007】
建物内の燃焼ボイラから発生する煙道ガスから分離された二酸化炭素を冷却するための
システムまたは方法が提供される。システムまたは方法は、圧力スイング吸着アセンブリ
を使用して煙道ガスから窒素を分離するステップと、熱交換器の存在下でタービン膨張機
によって窒素を膨張させて、熱交換器内の流体を冷却するステップと、その冷却された流
体を、圧力スイング吸着アセンブリの二酸化炭素生成物と動作可能に位置合わせされた別
の熱交換器に移送して、二酸化炭素生成物を冷却するステップと、を含む方法。
【0008】
建物内の燃焼ボイラから発生する煙道ガスから分離された二酸化炭素を液化するための
システムまたは方法が提供される。システムまたは方法は、スパージアセンブリを介して
貯蔵容器内の液体二酸化炭素内にガス状二酸化炭素を供給するステップを含むことができ
る。
【0009】
炭素燃料源を利用し、炭素燃料源の燃焼時に炭素排出物を生成する建物が提供される。
建物の排出物は、二酸化炭素を炭素排出物から分離し、凝縮するように構成された炭素捕
捉システムに動作可能に結合され得る。このシステムは、炭素排出物を処理し、建物に熱
を戻すように構成され得る。このシステムは、炭素排出物を処理し、電気を生成するよう
に構成され得る。このシステムは、炭素排出物を処理し、電気エネルギーを貯蔵するよう
に構成され得る。このシステムは、燃焼システムと捕捉システムを動的に制御して、炭素
の燃焼を減らし、炭素の捕捉を増加させるように構成され得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態は、以下の添付図面を参照して以下に説明される。
(【0011】以降は省略されています)
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