TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025081233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2024182421
出願日2024-10-18
発明の名称局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用
出願人ウェラ ジャーマニー ゲーエムベーハー
代理人園田・小林弁理士法人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20250520BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】毛髪の直径若しくは断面積の増加、又はケラチン発現の改善を含む、毛髪構造の改善と組み合わせた脱毛の軽減に適したケア製品を提供する。
【解決手段】本発明は、(A)サンダルペンタノール(3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール)及び/又は1つ又は複数のサンダルペンタノールアナログ、(B)カフェイン、(C)少なくとも1つのC10~C18脂肪酸及び/又はそれらの塩、(D)少なくとも1つの界面活性剤、並びに(E)少なくとも1つの化粧品的に許容される溶媒を成分として含む、(i)毛髪構造の改善及び(ii)脱毛の軽減のための、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用に関する。別の態様では、本発明は、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)を使用した、(i)毛髪構造の改善及び(ii)脱毛のための非治療的方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用であって、
(i)毛髪構造の改善、及び
(ii)脱毛の軽減
のために、
(A)サンダルペンタノール((3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール)及び/又は1つ又は複数のサンダルペンタノールアナログ、
(B)カフェイン、
(C)少なくとも1つのC10~C18脂肪酸及び/又はそれらの塩、
(D)少なくとも1つの界面活性剤、及び
(E)少なくとも1つの化粧品的に許容される溶媒
を成分として含む、
化粧品的使用。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)が、
0.010~10重量%の量の成分(A)、
0.010~10重量%の量の成分(B)、
0.010~5重量%の量の成分(C)、
5.0~30重量%の量の成分(D)、及び
45~94.97重量%の量の成分(E)
を含み、
重量%の値が、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の全重量に基づいている、
請求項1に記載の化粧品的使用。
【請求項3】
毛髪構造の改善(i)が毛髪の断面積の増加を含む、請求項1又は2に記載の化粧品的使用。
【請求項4】
毛髪構造の改善(i)がケラチンの発現の増加を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項5】
毛髪構造の改善(i)がケラチン85の発現の増加を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項6】
脱毛の軽減(ii)がアンドロゲン性脱毛症の軽減である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項7】
成分(A)の成分(B)に対する重量比が、1:2~2:1の範囲、より具体的には1:1.5~1.5:1の範囲、特に1:1.2~1.2:1の範囲にある、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項8】
成分(D)が、アニオン性洗浄用界面活性剤、カチオン性洗浄用界面活性剤、及び非イオン性洗浄用界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つの洗浄用界面活性剤であり、脂肪酸界面活性剤は除外される、請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項9】
成分(A)に含まれうる前記1つ又は複数のサンダルペンタノールアナログが、サンダルペンテノール((4Z)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール)、サンダルシクロプロパン(1-メチル-2-((1,2.2-トリメチルビシクロ(3.1.0)ヘキサ-3-イル)メチル)-シクロプロパン-メタノール)、サントールペンテノール((E)-3,3-ジメチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール)、サンダルシクロペンタン(2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)ブタノール)、サンダルローム((E)-2-エチル-4-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オール)、及びサンダルブテノール((E)-2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール)からなる群より選択される少なくとも1つのサンダルペンタノールアナログである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
【請求項10】
毛髪構造の改善(i)が、加齢に伴う毛髪の薄化の影響を受けた毛髪の構造を改善することを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の化粧品的使用。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、(A)サンダルペンタノール(3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール)及び/又は1つ又は複数のサンダルペンタノールアナログ、(B)カフェイン、(C)少なくとも1つのC10~C18脂肪酸及び/又はそれらの塩、(D)少なくとも1つの界面活性剤、及び(E)少なくとも1つの化粧品的に許容される溶媒を成分として含む、(i)毛髪構造の改善及び(ii)脱毛の軽減のための、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用に関する。別の態様では、本発明は、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)を使用した、(i)毛髪構造の改善及び(ii)脱毛のための非治療的方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ヒトの毛髪の成長は、成長期(anagen)、移行期(catagen)、休止期(telogen)、退行期(exogen)を含む自然な成長リズムに従って、既知の方法で起こる。通常の自然な毛周期は、退行期又は新しい成長期の開始前に、毛根が抜け落ちるときに始まる。成長期中、毛根の細胞は急速に分裂し、新しい毛髪が形成される。頭皮の毛髪の典型的な成長率は、1日あたり約0.3~0.4ミリメートルである。成長期は約2~6年続く。成長期に続く移行期は、毛髪の成長が止まり、毛髪の成長を促す細胞への血液供給が遮断される短い移行期を意味する。移行期は約10日間続く。休止期は約100日間続き、その間、個々の毛髪は毛包内に留まるが、活発な成長はしなくなる。最後に、退行期には、個々の毛髪が抜ける又は放出される。退行期は約2~5か月続く。
【0003】
通常の毛髪成長中、1日に80~100本の毛髪が頭皮から抜け落ちる。この数はおおよその値であり、より短い期間で生じる場合があり、より多くなったり少なくなったりする場合もあるが、自然な毛髪成長に関する懸念を生じさせることはない。しかしながら、1日に抜ける毛髪の量がこのおおよその正常量を超える場合には、不可逆的又は可逆的な脱毛が起こっている。
【0004】
国際出願第2022/112419号には、サンダルペンタノール、カフェイン、及び1つ又は複数のC10~C18脂肪酸を含む組成物が開示されている。この組成物は、脱毛の低減に使用することができる。
【0005】
時間の経過とともに毛髪のボリュームが失われると、一般的に「髪が薄くなる」と認識されるが、このようなボリュームの減少はさまざまな現象によって生じうる。髪の薄化が感じられる明らかな理由の1つは、脱毛、すなわち髪を生成する毛包の数又は面密度が減少することである。毛髪が薄く感じられる別の理由は、成長サイクルの変化である。例えば、成長期にある毛髪の割合と成長期の期間が減少すると、結果的に毛髪は主に短くなるのだが、毛髪のボリュームが全体的に失われたと認識される。
【0006】
毛髪が細くなったように感じる別の理由は、毛髪の直径又は断面積の変化、すなわち個々の毛髪が細くなることである。ヒトの頭髪又は頭皮の毛髪の構造及びサイズは、民族的起源によって異なる。アジア人の毛髪は丸く均一な形状を有しており、平均直径は80~120マイクロメートルである。白人の毛髪は楕円形で、60~80マイクロメートルが毛髪の一般的な平均直径と考えられている。アフリカ人の毛髪は平らな楕円形を有しており、50~70マイクロメートルが一般的な平均直径と考えられている。平均直径は年齢によっても異なり、40代前半までは直径が増加し、それ以降は平均直径が徐々に減少する。
【0007】
したがって、本発明の目的は、特に毛髪の直径若しくは断面積の増加、又はケラチン発現の改善を含む、毛髪構造の改善と組み合わせた脱毛の軽減に適したケア製品を提供することである。さらには、加齢に伴う毛髪の薄化の影響を受けた毛髪の構造を改善するのに適したケア製品が必要とされている。特に、局所的に投与することができるそのような製品が必要とされている。
【発明の概要】
【0008】
本目的は、
(A)サンダルペンタノール((3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール)及び/又は1つ又は複数のサンダルペンタノールアナログ、
(B)カフェイン、
(C)少なくとも1つのC10~C18脂肪酸及び/又はそれらの塩、
(D)少なくとも1つの界面活性剤、及び
(E)少なくとも1つの化粧品的に許容される溶媒
を成分として含む、
(i)毛髪構造の改善、及び
(ii)脱毛の軽減
のための局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用によって達成される。
【0009】
好ましい態様によれば、本発明の主題は、毛髪構造、特にヒトの毛髪などの哺乳動物の毛髪の構造の改善(i)のための、脱毛の軽減(ii)と組み合わせた、局所適用可能なリンスオフ組成物(RC)の化粧品的使用である。
【0010】
本発明によれば、驚くべきことに、サンダルペンタノール、カフェイン、及び少なくとも1つのC10~C18脂肪酸、並びに/又はそれらの塩の組合せが、毛髪構造の改善(i)及び脱毛の軽減(ii)に有効であることが見出された。本発明者らは、サンダルペンタノール、カフェイン、及び少なくとも1つのC10~C18脂肪酸及び/又はそれらの塩の組合せが、毛髪構造の改善(i)と組み合わせた、脱毛の軽減(ii)に適していることを見出し、ここで、毛髪構造の改善は、好ましくは、毛髪の断面積の増加を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
3か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
導電香
4か月前
個人
マッサージ機
3か月前
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
塗り薬塗り具
5か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
矯正椅子
2日前
個人
片足歩行支援具
4か月前
個人
健康器具
5か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
収納容器
5か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
シャンプー
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
個人
眼科診療車
4か月前
個人
口内洗浄具
3か月前
個人
歯の保護用シール
2日前
三生医薬株式会社
錠剤
2か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
6か月前
株式会社コーセー
美爪料
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
4か月前
個人
避難困難者救出台車
4か月前
株式会社結心
手袋
2か月前
個人
除菌システム
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
4か月前
個人
服薬支援装置
2か月前
個人
腰用サポーター
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
5か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
29日前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
続きを見る