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公開番号
2025080074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193076
出願日
2023-11-13
発明の名称
管理装置、制御プログラム、及び制御方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
9/4401 20180101AFI20250516BHJP(計算;計数)
要約
【課題】車載ネットワークシステムに変更が加えられた場合に、対象装置の起動方法を再選択することができる管理装置を提供する。
【解決手段】管理装置は、車載ネットワークシステムに変更が加えられたときに、変更後の車載ネットワークシステムに接続された複数の装置のうち、所定の機能が実行される際に稼働した対象装置についての情報を取得する(ステップS101)。そして、管理装置は、情報に基づいて、対象装置の起動方法を、第1起動方法と第2起動方法から選択する(ステップS103~ステップS106)。管理装置は、第1起動方法において、電源制御によって対象装置を起動させる。管理装置は、第2起動方法において、通信を用いることにより対象装置を起動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車載ネットワークシステムの管理装置であって、
前記車載ネットワークシステムに変更が加えられたときに、
前記変更が加えられた後の前記車載ネットワークシステムに接続された複数の装置のうち、前記車載ネットワークシステムにおいて所定の機能が実行される際に稼働した対象装置についての情報を取得し、
前記情報に基づいて、前記対象装置の起動方法を、
前記対象装置へ電力を供給するか否かを制御する電源制御によって前記対象装置を起動させる第1起動方法と、
前記管理装置から通信を用いて起動を前記対象装置へ要求することによって前記対象装置を起動させる第2起動方法と、
から選択し、
前記対象装置を、選択した前記起動方法によって起動させる
管理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
取得した前記情報に基づいて前記対象装置の前記起動方法を選択した後、選択した前記起動方法を記憶することによって前記対象装置の前記起動方法を学習し、
前記対象装置を、学習した前記起動方法によって起動させる
請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記車載ネットワークシステムに前記変更が加えられた後、前記第1起動方法を用いて前記対象装置を起動させることによって前記情報を取得する
請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記車載ネットワークシステムに前記変更が加えられた後、前記第2起動方法を用いて前記対象装置を起動させることによって前記情報を取得する
請求項1に記載の管理装置。
【請求項5】
前記車載ネットワークシステムに前記変更が加えられた後、前記車載ネットワークシステムに前記変更が加えられる前に用いていた前記起動方法を用いて前記対象装置を起動させることによって前記情報を取得する
請求項1に記載の管理装置。
【請求項6】
前記情報として、前記変更が加えられた後の前記車載ネットワークシステムにおける前記複数の装置のうち、前記所定の機能の実行に伴い稼働した前記対象装置の個数のデータを取得する
請求項1~請求項5の何れか一項に記載の管理装置。
【請求項7】
前記対象装置の前記起動方法を選択する際に、
前記所定の機能の実行に伴い稼働した前記対象装置の個数が既定数以上のときは前記第1起動方法を選択し、
前記所定の機能の実行に伴い稼働した前記対象装置の個数が前記既定数より少ないときは前記第2起動方法を選択する
請求項6に記載の管理装置。
【請求項8】
前記車載ネットワークシステムは、
前記管理装置に接続された複数のバス型ネットワークによって構成されており、
前記バス型ネットワークごとに前記第1起動方法で起動させるための電源制御線が設けられており、
前記バス型ネットワークごとに前記情報を取得して、
前記バス型ネットワークごとに前記起動方法を選択する
請求項1に記載の管理装置。
【請求項9】
前記車載ネットワークシステムに対して前記変更が加えられたときに、
当該変更の影響を受けた前記バス型ネットワークを把握し、
前記バス型ネットワークごとに、当該バス型ネットワークにおける前記情報を取得して前記起動方法を選択し直すか否かが決定されるように構成されており、
起動させる前記対象装置のうち、当該変更の影響を受けた前記バス型ネットワークについてのみ、前記起動方法を選択し直す
請求項8に記載の管理装置。
【請求項10】
前記車載ネットワークシステムに対して前記変更が加えられたときに、
実行する機能ごとに、当該機能について前記情報を取得して前記起動方法を選択し直すか否かが決定されるように構成された
請求項1に記載の管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は管理装置、制御プログラム、及び制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電源制御システムが開示されている。この電源制御システムは、管理装置と、管理装置により起動される対象装置と、を備える。管理装置は、電源制御によって、対象装置を起動させる。
【0003】
特許文献2には、車載ネットワークシステムが開示されている。この車載ネットワークシステムにおいて、管理装置は、通信を用いて起動を要求することで、対象装置を起動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-33321号公報
特開2021-11228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような2つの起動方法を使い分けて用いることを考える。ここで、対象装置が追加されるなど車載ネットワークシステムに変更が加えられた場合、変更が加えられる前の起動方法と同一の起動方法が必ずしも車載ネットワークシステムにとって好適とは限らない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための管理装置は、車載ネットワークシステムの管理装置である。管理装置は、前記車載ネットワークシステムに変更が加えられたときに、情報を取得する。情報とは、前記変更が加えられた後の前記車載ネットワークシステムに接続された複数の装置のうち、前記車載ネットワークシステムにおいて所定の機能が実行される際に稼働した対象装置についての情報のことである。そして、管理装置は、前記情報に基づいて、前記対象装置の起動方法を、第1起動方法と第2起動方法から選択する。管理装置は、第1起動方法において、前記対象装置へ電力を供給するか否かを制御する電源制御によって前記対象装置を起動させる。一方、管理装置は、第2起動方法において、前記管理装置から通信を用いて起動を前記対象装置へ要求することによって前記対象装置を起動させる。管理装置は、前記対象装置を、選択した前記起動方法によって起動させる。
【0007】
上記課題を解決するための制御プログラムは、管理装置を備える車載ネットワークシステムにおける制御プログラムである。制御プログラムは、管理装置に、前記車載ネットワークシステムに変更が加えられたときに情報を取得させる。情報とは、前記変更が加えられた後の前記車載ネットワークシステムに接続された複数の装置のうち、前記車載ネットワークシステムにおいて所定の機能が実行される際に稼働した対象装置についての情報である。そして、制御プログラムは、管理装置に前記情報に基づいて、前記対象装置の起動方法を、第1起動方法と第2起動方法から選択させる。管理装置は、第1起動方法において、前記対象装置へ電力を供給するか否かを制御する電源制御によって前記対象装置を起動させる。一方、管理装置は、第2起動方法において、前記管理装置から通信を用いて起動を前記対象装置へ要求することによって前記対象装置を起動させる。制御プログラムは、管理装置に、前記対象装置を、選択した前記起動方法によって起動させる。
【0008】
上記課題を解決するための制御方法は、管理装置を備える車載ネットワークシステムを制御する制御方法である。制御方法は、前記車載ネットワークシステムに変更が加えられたときに、管理装置が情報を取得するステップを含む。情報とは、前記変更が加えられた後の前記車載ネットワークシステムに接続された複数のうち、前記車載ネットワークシステムにおいて所定の機能が実行される際に稼働した対象装置についての情報である。制御方法は、前記管理装置が、前記情報に基づいて、前記対象装置の起動方法を、第1起動方法と第2起動方法から選択するステップを含む。管理装置は、第1起動方法において、前記対象装置へ電力を供給するか否かを制御する電源制御によって前記対象装置を起動させる。一方、管理装置は、第2起動方法において、前記管理装置から通信を用いて起動を前記対象装置へ要求することによって前記対象装置を起動させる。制御方法は、前記管理装置が、前記対象装置を、選択した前記起動方法によって起動させるステップを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車載ネットワークシステムに変更が加えられた場合に、対象装置の起動方法を再選択させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態の管理装置を含む車載ネットワークシステムの構成を示す模式図である。
図2は、管理装置が実行する学習処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図3は、管理装置が実行する対象装置の起動に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、管理装置が学習処理を通じて取得した、機能の実行に伴い稼働を継続し続けた対象装置についての情報を示す表である。
図5は、管理装置が学習処理を通じて選択した、バス型ネットワークごとの対象装置の起動方法を示す表である。
図6は、第1事例において管理装置が実行する学習処理の態様を説明する模式図である。
図7は、第1事例において学習処理を完了した管理装置が対象装置を起動させる態様を説明する模式図である。
図8は、第1変更例の管理装置を含む車載ネットワークシステムの構成を示す模式図である。
図9は、第2変更例の管理装置が実行する学習処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図10は、第3変更例の管理装置が実行する学習処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図11は、第4変更例の管理装置が実行する学習処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図12は、第5変更例の管理装置が実行する対象装置を起動させるための処理を選択する処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、第6変更例の管理装置が実行する学習処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図14は、第6変更例の管理装置が実行する起動方法決定処理に関する処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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