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公開番号
2025075257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186298
出願日
2023-10-31
発明の名称
荷崩れ防止具
出願人
株式会社三洋
代理人
弁理士法人開知
主分類
B62B
3/04 20060101AFI20250508BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】台車に取り付けておいてもネスティングの妨げにならず、利用再開時に容易に台車に巻回できる荷崩れ防止具を提供すること。
【解決手段】2つの側面パネル51a,51bのそれぞれの梁部材56a,56bに取り付けられ、シート11を上方から吊り下げ支持する2つの吊り下げ部材14a,14bを備える。2つの吊り下げ部材は、それぞれ、梁部材上を移動可能である。2つの側面パネルが他の台車5Aの2つの側面パネルに隣接するように、台車5の右側から左側に向かう方向から他の台車を台車と重ねた状態において、2つの吊り下げ部材はそれぞれ梁部材上における台車の右側に位置し、シートにおける2つの吊り下げ部材の間に位置する部分には、台車の2つの側面パネルの間に位置する他の台車の側面パネル51aに対して左側に位置する屈曲部20が形成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
台車の前後方向に間隔を介して対向配置された2つの側面パネルを備える前記台車の外周から巻回されて前記台車上の積載物の荷崩れを防止する帯状のシートを有する荷崩れ防止具において、
前記2つの側面パネルのそれぞれにおいて前記台車の左右方向に間隔を介して配置される2つの柱部材の間に架け渡される梁部材に取り付けられ、前記シートを上方から吊り下げ支持する2つの吊り下げ部材を備え、
前記2つの吊り下げ部材は、それぞれ、前記梁部材上を移動可能であり、
前記2つの側面パネルがそれらに対応する他の台車の2つの側面パネルに隣接するように、前記台車の左右方向の一方側から他方側に向かう方向から前記他の台車を前記台車と重ねた第1の状態において、前記2つの吊り下げ部材はそれぞれ前記梁部材上における前記台車の左右方向の一方側に位置し、前記シートにおける前記2つの吊り下げ部材の間に位置する部分には、前記他の台車の2つの側面パネルのうち前記台車の2つの側面パネルの間に位置する側面パネルに対して前記台車の左右方向の他方側に位置するように折れ曲がった屈曲部が形成される荷崩れ防止具。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1の荷崩れ防止具において、
前記シートの長手方向における2つの端部のうち前記第1の状態において前記屈曲部に近い第1端部を前記シートの外側面に着脱可能に取り付けるための第1固定部材と、
前記シートの長手方向における2つの端部のうち前記第1の状態において前記第1端部の反対側に位置する第2端部に設けられ、前記シートが前記第1端部から挿入可能なシート挿入環とをさらに備え、
前記シートが前記台車の外周から巻回されて前記台車上の積載物の荷崩れが防止可能な第2の状態において、前記2つの吊り下げ部材のうち前記第1端部に近い第1吊り下げ部材は前記第1の状態の位置よりも前記梁部材上における前記台車の左右方向の他方側に位置し、前記2つの吊り下げ部材のうち前記第2端部に近い第2吊り下げ部材は前記梁部材上における前記台車の左右方向の一方側の端部に位置し、前記シート挿入環に前記シートが挿入された状態で前記第1端部が前記第1固定部材により固定される荷崩れ防止具。
【請求項3】
請求項2の荷崩れ防止具において、
前記シートの内側面における前記第2吊り下げ部材の取り付け位置には、前記シートにおける前記第2端部側の部分が着脱可能に取り付けられる第2固定部材をさらに備え、
前記第1の状態において、前記シートにおける前記第2吊り下げ部材よりも前記第2端部側に位置する部分が、前記2つの側面パネルのうち前記第2吊り下げ部材が取り付けられた側面パネルの外周に沿って巻回された状態で前記第2固定部材により固定される荷崩れ防止具。
【請求項4】
請求項2の荷崩れ防止具において、
前記シートの内側面における前記2つの吊り下げ部材の間に設けられ、前記シートにおける前記第1端部が着脱可能に取り付けられる第3固定部材をさらに備え、
前記第1の状態において、前記第1端部が前記第3固定部材により前記シートの内側面上に固定される荷崩れ防止具。
【請求項5】
請求項1の荷崩れ防止具において、
前記シートにおける前記2つの吊り下げ部材の間の部分には、前記第1の状態において、前記屈曲部から、前記2つの側面パネルのうち一方の側面パネルの前記台車の左右方向の一方側に向かって延びている部分がある荷崩れ防止具。
【請求項6】
請求項1の荷崩れ防止具において、
前記2つの吊り下げ部材は、それぞれ、前記梁部材に架けられ前記シートに基端が固定されたフック、前記梁部材に架けられ前記シートに両端が固定されたベルト部材、及び、前記梁部材に架けられ前記シートに両端が固定されたゴム部材のいずれか1つである荷崩れ防止具。
【請求項7】
請求項2の荷崩れ防止具において、
前記第1固定部材が面ファスナである荷崩れ防止具。
【請求項8】
請求項3の荷崩れ防止具において、
前記第2固定部材が面ファスナである荷崩れ防止具。
【請求項9】
請求項4の荷崩れ防止具において、
前記第3固定部材が面ファスナである荷崩れ防止具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、台車上の積載物の荷崩れを防止する帯状のシートを有する荷崩れ防止具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
積載物(荷物)を搬送する際に用いられる台車には、その前後方向(多くの場合、台車の長手方向)に間隔を介して2つの側面パネルを対向配置したものがある。そして、当該台車の2つの側面パネルの間に複数の積載物を載せて搬送する場合、帯状のシートを台車の外周から巻回して固定することで台車上の積載物の荷崩れを防止する荷崩れ防止具が利用されることがある。
【0003】
この種の荷崩れ防止具に関し、特許文献1には、スライドカート(台車)の周側面上に巻回される保護シートと、スライドカートに巻回された保護シートを環状に保持するための固定構造(バンドと環状具)と、保護シートをスライドカートの側面パネルに着脱可能に保持するための保持構造(フック)と、保護シートの端部に配され、保護シートよりも硬い材質からなる矩形状の巻取り芯と、保護シートにおいて巻取り芯が設けられていない側の端部に設けられ、巻取り芯に巻回された保護シートを収納するポケットとを備えた荷崩れ防止具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-157941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
不使用時の収納場所の省スペース化を図るため、台車は他の台車と重ね合わされて(ネスティングされて)保管されることが多い。台車をネスティングする際、通常、荷崩れ防止具は台車から取り外されて台車と別保管される。これは、荷崩れ防止具を台車に取り付けたままにすると、ネスティングの妨げになり収納スペースが拡大し易いためである。また、荷崩れ防止具を取り付けたままの無理なネスティングは荷崩れ防止具の損傷にも繋がり得る。
【0006】
特許文献1は、上記の点を鑑みた技術であり、保護シートを巻取り芯に巻回して折り畳み、折り畳み後の保護シートの厚みを、台車をネスティングした際に隣接する側面パネル同士の間隔以下にしてからポケットに保護シートを収納している。これにより荷崩れ防止具を取り付けたままでの台車のネスティングが可能となる。
しかしながら、特許文献1の荷崩れ防止具は、台車のネスティングに際して、保護シートを巻取り芯に巻回してポケットに収納しなければならず、保護シートの巻回・収納作業が台車のネスティング効率を低下させ得る。また、荷崩れ防止具の利用再開時には、作業者がポケットから保護シートを取り出して台車の周囲を約1周回った後に固定構造(バンドと環状具)にて保護シートを固定する必要があり、その作業が台車の搬送効率を低下させ得る。
【0007】
本発明の目的は、台車に取り付けておいてもネスティングの妨げにならず、利用再開時に容易に台車に巻回できる荷崩れ防止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、台車の前後方向に間隔を介して対向配置された2つの側面パネルを備える台車の外周から巻回されて台車上の積載物の荷崩れを防止する帯状のシートを有する荷崩れ防止具において、前記2つの側面パネルのそれぞれにおいて台車の左右方向に間隔を介して配置される2つの柱部材の間に架け渡される梁部材に取り付けられ、前記シートを上方から吊り下げ支持する2つの吊り下げ部材を備え、前記2つの吊り下げ部材は、それぞれ、前記梁部材上を移動可能であり、前記2つの側面パネルがそれらに対応する他の台車の2つの側面パネルに隣接するように、台車の左右方向の一方側から他方側に向かう方向から前記他の台車を前記台車と重ねた第1の状態において、前記2つの吊り下げ部材はそれぞれ前記梁部材上における台車の左右方向の一方側に位置し、前記シートにおける前記2つの吊り下げ部材の間に位置する部分には、前記他の台車の2つの側面パネルのうち前記台車の2つの側面パネルの間に位置する側面パネルに対して台車の左右方向の他方側に位置するように折れ曲がった屈曲部が形成されるものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る荷崩れ防止具によれば、台車に取り付けておいてもネスティングの妨げにならず、利用再開時に容易に台車に巻回できるので、台車のネスティング効率と搬送効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る荷崩れ防止具1が取り付けられる台車5の斜視図である。
2つの台車(台車5と他の台車5A)のネスティングに関する説明図である。
複数の台車をネスティングさせた状態(第1の状態)またはネスティング可能な状態における本実施形態に係る荷崩れ防止具1の斜視図である。
図3の荷崩れ防止具1の上面図である。
図4における吊り下げ部材14bの周辺の拡大図である。
シート11を台車5の外周から巻回して台車5による積載物の運搬が可能な状態における荷崩れ防止具1の斜視図である。
図6の荷崩れ防止具1の上面図である。
3台の台車5,5A,5Bをネスティングした状態(第1の状態)の上面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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