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公開番号2025075181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186171
出願日2023-10-31
発明の名称2次元シンボル読取システム、プログラム、及び読取補助サーバ
出願人株式会社テララコード研究所
代理人個人,個人,個人
主分類G06K 7/14 20060101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】モジュールの配設態様が標準規格と異なる、独創的な2次元シンボルの利用を促進する。
【解決手段】読取端末1と読取補助サーバ2からなる2次元シンボル読取システムを配設するとともに、2次元シンボルQに、その仕様を特定可能な仕様識別情報を記録する仕様識別情報記録領域を配設する。そして、読取補助サーバ2に、各仕様の2次元シンボルQのモジュールの配置を特定可能な読取補助情報を、2次元シンボルQの仕様毎に記憶させ、読取端末1からの要求に応じて読取補助情報を提供するよう構成する。また、読取端末1は、2次元シンボルに記録された仕様識別情報を復号して、復号した仕様識別情報に基づいて、読取補助サーバ2から、当該2次元シンボルの読取りに必要な読取補助情報を取得するよう構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モジュールの配設態様の相違する複数の仕様の2次元シンボルを読み取るための2次元シンボル読取システムであって、
撮像機能と通信機能を備え、前記2次元シンボルの記録データを復号する読取端末と、
インターネットに接続された読取補助サーバと
を備え、
前記2次元シンボルは、所定の位置検出パターンと、前記位置検出パターンに対して所定位置に配設され、当該2次元シンボルの仕様を特定可能な仕様識別情報を記録する仕様識別情報記録領域とを備えており、
前記読取補助サーバは、
前記複数の仕様の2次元シンボルの読み取りに必要となる読取補助情報を、前記2次元シンボルの仕様毎に記憶し、
前記読取端末からの要求に応じて、当該読取端末に前記読取補助情報を提供するものであり、
前記読取端末は、
撮像した前記2次元シンボルの画像から前記位置検出パターンを検出する第一処理と、
当該2次元シンボルの前記仕様識別情報記録領域に記録された仕様識別情報を復号する第二処理と、
復号した前記仕様識別情報に基づいて、前記読取補助サーバから、当該2次元シンボルの読取りに必要な前記読取補助情報を取得する第三処理と、
取得した前記読取補助情報に基づいて、前記2次元シンボルに記録された情報を復号する第四処理と
を実行可能なものであり、
前記読取補助情報は、当該2次元シンボルにおける前記各モジュールの位置を特定可能な位置情報を含むことを特徴とする2次元シンボル読取システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記位置情報は、当該2次元シンボルの前記位置検出パターンを包含する最小半径の円の中心を原点とする座標系によって、前記各モジュールの位置を指示するものであることを特徴とする請求項1に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項3】
前記位置情報は、各モジュール内に包含可能な最大半径の円の中心を指示するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項4】
前記読取補助情報は、データと誤り訂正符号をコードする各コード語が、前記2次元シンボルのどの位置のモジュールに記録されているかを特定可能なコード語配置情報を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項5】
前記所定の位置検出パターンは複数種類存在し、
前記位置検出パターンが共通し、前記位置識別情報が相違する前記2次元シンボルでは、前記仕様識別情報記録領域が前記位置検出パターンに対して共通の位置に配設されており、
前記読取端末は、
前記第一処理では、撮像した前記2次元シンボルの画像から、前記複数種類の位置検出パターンの検出を個別に試行し、
前記第二処理では、検出した前記位置検出パターンに基づいて前記仕様識別情報記録領域の位置を特定し、当該仕様識別情報記録領域に記録された前記仕様識別情報を復号することを特徴とする請求項1に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項6】
前記仕様識別情報は、前記位置検出パターンの共通する前記2次元シンボルを夫々識別可能な識別情報であり、
前記読取端末は、前記第三処理において、前記2次元シンボルの画像から検出した前記位置検出パターンの識別情報と、復号した前記仕様識別情報とを前記読取補助サーバに送信して、前記読取補助情報を要求し、
前記読取補助サーバは、前記読取端末からの要求に含まれる前記位置検出パターンの識別情報と前記仕様識別情報に基づいて、前記読取端末に送信する前記読取補助情報を特定することを特徴とする請求項5に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項7】
前記読取補助サーバは、
前記仕様識別情報記録領域の位置情報を、前記位置検出パターンの種類毎に記憶し、
当該位置情報を前記読取端末からの要求に応じて提供するものであり、
前記読取端末は、前記第二処理において、前記2次元シンボルの画像から検出した前記位置検出パターンの識別情報を前記読取補助サーバに送信して、前記読取補助サーバから、当該2次元シンボルにおける前記仕様識別情報記録領域の位置情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項8】
複数種類の前記位置検出パターンは、所定の文字列からなる前記位置検出パターンを含み、
前記読取端末は、前記第一処理において、前記所定の文字列からなる前記位置検出パターンの検出を試行する際には、撮像した2次元シンボルの画像内に含まれる文字列を認識し、認識した文字列から、前記位置検出パターンを構成する前記所定の文字列を検索することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の2次元シンボル読取システム。
【請求項9】
請求項1に記載の2次元シンボル読取システムに用いられるプログラムであって、
前記読取端末に、
撮像した前記2次元シンボルの画像から前記位置検出パターンを検出する第一処理と、
当該2次元シンボルの前記仕様識別情報記録領域に記録された仕様識別情報を復号する第二処理と、
復号した前記仕様識別情報に基づいて、前記読取補助サーバから、当該2次元シンボルの読取りに必要な前記読取補助情報を取得する第三処理と、
取得した前記読取補助情報に基づいて、前記2次元シンボルに記録された情報を復号する第四処理と
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載の2次元シンボル読取システムに用いられる読取補助サーバであって、
前記複数の仕様の2次元シンボルの読み取りに必要となる読取補助情報を、前記2次元シンボルの仕様毎に記憶し、
インターネットを介して前記読取端末と通信可能に構成され、
前記読取端末からの要求に基づいて、記憶する前記読取補助情報の中から、当該読取端末が要求する前記読取補助情報を抽出し、当該読取端末に提供することを特徴とする読取補助サーバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2次元シンボルの読み取りに利用される2次元シンボル読取システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、商品パッケージや広告などに印字された2次元シンボルを、一般消費者が携帯端末で読み取って、各種の情報を取得している。しかしながら、QRコード(登録商標)などの標準化された2次元シンボルは、機械に効率的に読み取らせることを前提に設計されており、美観は考慮されていない。このため、標準化された2次元シンボルを一般消費者向けに改変して、商品パッケージや広告等に適する意匠にすることが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5945376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の2次元シンボルの意匠化は、モジュールの配設態様を、標準規格の2次元シンボルの読取プログラムで読取可能な範囲でしか改変していない。既存の読取プログラムで読み取れないほどモジュールの配設態様を改変してしまうと、2次元シンボルの読み手側に、新規の読取プログラムが必要となるため、一般消費者に広めるのが困難なためである。このため、モジュールの配設態様が標準規格と異なる独創的な2次元シンボルは、殆ど利用されていない。
【0005】
本発明はかかる現状に鑑みて為されたものであり、モジュールの配設態様が標準規格と異なる独創的な2次元シンボルの利用を促進し易い2次元シンボル読取システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、モジュールの配設態様の相違する複数の仕様の2次元シンボルを読み取るための2次元シンボル読取システムであって、撮像機能と通信機能を備え、前記2次元シンボルの記録データを復号する読取端末と、インターネットに接続された読取補助サーバとを備え、前記2次元シンボルは、所定の位置検出パターンと、前記位置検出パターンに対して所定位置に配設され、当該2次元シンボルの仕様を特定可能な仕様識別情報を記録する仕様識別情報記録領域とを備えており、前記読取補助サーバは、前記複数の仕様の2次元シンボルの読み取りに必要となる読取補助情報を、前記2次元シンボルの仕様毎に記憶し、前記読取端末からの要求に応じて、当該読取端末に前記読取補助情報を提供するものであり、前記読取端末は、撮像した前記2次元シンボルの画像から前記位置検出パターンを検出する第一処理と、当該2次元シンボルの前記仕様識別情報記録領域に記録された仕様識別情報を復号する第二処理と、復号した前記仕様識別情報に基づいて、前記読取補助サーバから、当該2次元シンボルの読取りに必要な前記読取補助情報を取得する第三処理と、取得した前記読取補助情報に基づいて、前記2次元シンボルに記録された情報を復号する第四処理とを実行可能なものであり、前記読取補助情報は、当該2次元シンボルにおける前記各モジュールの位置を特定可能な位置情報を含むことを特徴とする2次元シンボル読取システムである。
【0007】
本発明にあっては、読取端末は、撮像した2次元シンボルの読取りに必要な読取補助情報を読取補助サーバから随時取得できるため、読取端末に、個々の2次元シンボルの読取りに必要な情報を逐次記憶させることなく、モジュールの配設態様の相違する多種多様な仕様の2次元シンボルを、読取端末に読み取らせることが可能となる。
【0008】
本発明にあって、前記位置情報は、当該2次元シンボルの前記位置検出パターンを包含する最小半径の円の中心を原点とする座標系によって、前記各モジュールの位置を指示するものである構成が提案される。
【0009】
一般的に、データを記録するモジュールは、位置検出パターンの周囲に配置される。位置検出パターンを包含する最小半径の円の中心は、位置検出パターンの中心に相当するため、かかる座標系によって、各モジュールの位置を指示することにより、座標の示す各モジュールの位置と、撮像した2次元シンボルの各モジュールの位置とのズレを低減できる。
【0010】
また、本発明にあって、前記位置情報は、各モジュール内に包含可能な最大半径の円の中心を指示するものである構成が提案される。
(【0011】以降は省略されています)

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