TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025075177
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186166
出願日
2023-10-31
発明の名称
セグメントシール
出願人
イーグル工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16J
15/48 20060101AFI20250508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】潤滑性能を高めることができるセグメントシールを提供する。
【解決手段】周方向複数の分割体31から構成され、軸1と軸1が挿通されるハウジング2との間に設置され、被密封流体空間S1から漏れ空間S2への漏れをシールするセグメントシール3であって、分割体31の内周面31Aには、周方向に延びる潤滑溝32と、潤滑溝32よりも漏れ空間S2側に配置される動圧発生溝33と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
周方向複数の分割体から構成され、軸と該軸が挿通されるハウジングとの間に設置され、被密封流体空間から漏れ空間への漏れをシールするセグメントシールであって、
前記分割体の内周面には、周方向に延びる潤滑溝と、前記潤滑溝よりも前記漏れ空間側に配置される動圧発生溝と、を備えるセグメントシール。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記潤滑溝の両端部は、前記分割体の端部にそれぞれ連通している請求項1に記載のセグメントシール。
【請求項3】
前記潤滑溝の少なくとも一方の端部は、他の部位よりも幅広に構成されている請求項2に記載のセグメントシール。
【請求項4】
前記分割体の端面は、径方向から見て軸方向一方側に傾斜している請求項2に記載のセグメントシール。
【請求項5】
前記潤滑溝は、ランドにより被密封流体空間と軸方向に区画されている請求項2に記載のセグメントシール。
【請求項6】
前記動圧発生溝は、一端が前記漏れ空間に連通し、他端が前記分割体の内周面の軸方向幅中央よりも前記被密封流体空間側に配置されている請求項1に記載のセグメントシール。
【請求項7】
前記潤滑溝の前記漏れ側には、負圧発生溝が形成されている請求項1に記載のセグメントシール。
【請求項8】
前記負圧発生溝は、一端が前記潤滑溝に連通し、他端が前記分割体の内周面の軸方向幅中央よりも前記漏れ空間側に配置されている請求項7に記載のセグメントシール。
【請求項9】
前記漏れ空間内の圧力は、前記被密封流体空間内の圧力よりも高い請求項1に記載のセグメントシール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セグメントシール、例えば軸とハウジングとの間の隙間を軸封するために用いられるセグメントシールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
被密封流体の漏れを防止する軸封装置として、例えば、回転機械の回転軸とハウジングとの間に配置される環状のセグメントシールがある。このようなセグメントシールにおいて、近年においては環境対策等のために摺動により失われるエネルギーの低減が望まれている。
【0003】
例えば特許文献1に示されるセグメントシールは、内径側と被密封流体空間側に開口するハウジングの環状凹部に固定的に配置されている。セグメントシールは周方向複数の分割体により構成されており、各分割体が内径方向に押圧するエキステンションスプリングにより環状に保持されている。また、セグメントシールの軸方向一端面は、コンプレッションリングによりハウジングの側壁面に押し付けられている。
【0004】
セグメントシールの内周面には、高圧側の流体である被密封流体を導入する圧力バランス溝が形成されている。これによれば、セグメントシールの内周面に導入される被密封流体によりセグメントシールの外径側に回り込む被密封流体と、セグメントシールの内径側に回り込む被密封流体とでバランスをとって、セグメントシールと回転軸との摩耗を抑えることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2014/103446号(第6頁、第8図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のようなセグメントシールにあっては、被密封流体が摺動面に入り込みにくい使用環境下においては、被密封流体による潤滑性が低下する傾向があった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、潤滑性能を高めることができるセグメントシールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明のセグメントシールは、
周方向複数の分割体から構成され、軸と該軸が挿通されるハウジングとの間に設置され、被密封流体空間から漏れ空間への漏れをシールするセグメントシールであって、
前記分割体の内周面には、周方向に延びる潤滑溝と、前記潤滑溝よりも前記漏れ空間側に配置される動圧発生溝と、を備える。
これによれば、潤滑溝よりも漏れ側の位置で発生する漏れ側流体を用いた動圧発生溝による動圧により被密封流体を潤滑溝に押し返すことで漏れ空間への被密封流体の漏れを抑制できる。これにより、潤滑溝に被密封流体が貯留された状態が保たれるので潤滑性能が高い。
【0009】
前記潤滑溝の両端部は、前記分割体の端部にそれぞれ連通していてもよい。
これによれば、周方向に延びる潤滑溝の両端部に対して分割体同士の隙間から周方向に被密封流体を円滑に導入および導出できる。
【0010】
前記潤滑溝の少なくとも一方の端部は、他の部位よりも幅広に構成されていてもよい。
これによれば、潤滑溝に対して被密封流体を円滑に導入または導出できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る