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公開番号2025073512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184390
出願日2023-10-27
発明の名称誘電体共振器アンテナ及び誘電体共振器アンテナの製造方法
出願人株式会社ヨコオ
代理人個人
主分類H01Q 13/24 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナの組み立て工程における半田付け作業を削減する。
【解決手段】本発明に係る誘電体共振器アンテナは、基板と給電部材と誘電体とを備える誘電体共振器アンテナであって、前記給電部材は、基板に形成された回路と電気的に接続されており、前記誘電体は、前記給電部材との電磁結合が可能な位置に配置されている。誘電体共振器アンテナの製造方法は、基板と給電部材と誘電体とを備える誘電体共振器アンテナの製造方法であって、前記基板に形成された回路と前記給電部材とを電気的に接続する接続工程と、前記給電部材との電磁結合が可能な位置に前記誘電体を取り付ける取付工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と誘電体と給電部材とを備える誘電体共振器アンテナであって、
前記給電部材は、前記基板に形成された回路と電気的に接続されており、
前記誘電体は、前記給電部材との電磁結合が可能な位置に配置されている、
誘電体共振器アンテナ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載された誘電体共振器アンテナであって、
前記給電部材は、前記基板を貫通すると共に前記基板の一方の面上に形成された回路と所定の部分である第1部分において半田付けによって電気的に接続され、前記第1部分を除き前記基板とは電気的に絶縁されるように配置されており、
前記誘電体は、前記基板の他方の面上に配置されている、
誘電体共振器アンテナ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載された誘電体共振器アンテナであって、
前記給電部材は、前記給電部材の外周面と前記誘電体の外周面とが互いに対向するように配置されている、
誘電体共振器アンテナ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載された誘電体共振器アンテナであって、
前記給電部材は、前記誘電体に穿設された孔に挿入されている、
誘電体共振器アンテナ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載された誘電体共振器アンテナであって、
前記誘電体の前記基板に対向する面に導体からなる電極が設けられている、
誘電体共振器アンテナ。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載された誘電体共振器アンテナであって、
前記誘電体の一部に空隙が設けられている、
誘電体共振器アンテナ。
【請求項7】
基板と誘電体と給電部材とを備える誘電体共振器アンテナの製造方法であって、
前記基板に形成された回路と前記給電部材とを電気的に接続する接続工程と、
前記給電部材との電磁結合が可能な位置に前記誘電体を取り付ける取付工程と、
を含む、
誘電体共振器アンテナの製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載された誘電体共振器アンテナの製造方法であって、
前記接続工程において、前記基板に形成された貫通孔に前記給電部材を挿通すると共に前記基板の一方の面上に形成された回路と前記給電部材とを所定の部分である第1部分において半田付けによって電気的に接続し、前記第1部分を除き前記基板とは電気的に絶縁されるように前記給電部材を配置し、
前記取付工程において、前記基板の他方の面上に前記誘電体を取り付ける、
誘電体共振器アンテナの製造方法。
【請求項9】
請求項7又は請求項8に記載された誘電体共振器アンテナの製造方法であって、
前記取付工程において、前記給電部材の外周面と前記誘電体の外周面とが互いに対向するように前記基板に前記誘電体を取り付ける、
誘電体共振器アンテナの製造方法。
【請求項10】
請求項7又は請求項8に記載された誘電体共振器アンテナの製造方法であって、
前記取付工程において、前記誘電体に穿設された孔に前記給電部材が挿入されるように前記基板に前記誘電体を取り付ける、
誘電体共振器アンテナの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘電体共振器アンテナ及び誘電体共振器アンテナの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
GPS(Global Positioning System)、SXM(Sirius XM)及びGNSS(Global Navigation Satellite System)等の用途に用いられるアンテナとして、マイクロストリップアンテナ(「パッチアンテナ」とも称される。)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
従来のパッチアンテナは、誘電体と、誘電体の天面に形成される導電体の放射電極と、誘電体の底面側に位置する基板と、誘電体及び基板の貫通孔を介してその一端が放射電極と接続され、他端が基板に形成された導電体に接続される給電ピンと、を備えている。一般的に、給電ピンの一端と放射電極との接続及び給電ピンの他端と基板に形成された導電体との接続は、半田付けによって行われる。放射電極及び基板の導電体に給電ピンを接続するためには、複数回の半田付け作業が必要である。
【0004】
しかしながら、二酸化炭素の排出、煩雑な作業及び不良の発生等の要因となる半田付け作業をアンテナの組み立て工程から削減したいとの要求がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-234066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的の一例は、アンテナの組み立て工程における半田付け作業を削減することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、基板と誘電体と給電部材とを備える誘電体共振器アンテナであって、前記給電部材は基板に形成された回路と電気的に接続されており、前記誘電体は前記給電部材と電磁結合が可能な位置に配置されている。
【0008】
本発明の一態様は、基板と誘電体と給電部材とを備える誘電体共振器アンテナの製造方法であって、前記基板に形成された回路と前記給電部材とを電気的に接続する接続工程と、前記給電部材との電磁結合が可能な位置に前記誘電体を取り付ける取付工程と、を含む。
【0009】
本発明の上記態様によれば、アンテナの組み立て工程における半田付け作業を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の好適な実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの一例を示す模式的な斜視図である。
図1に例示した実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの模式的な分解斜視図である。
誘電体に穿設された孔に給電部材が挿入された状態の一例を示す模式図である。
誘電体に穿設された孔に給電部材が挿入された状態のもう1つの例を示す模式図である。
誘電体に穿設された非貫通孔(穴)に給電部材が挿入された状態を例示する模式図である。
給電部材の外周面と誘電体の外周面とが互いに対向するように給電部材が配置された実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの一例を示す模式的な斜視図である。
複数の給電部材を備える実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの例を示す模式的な斜視図である。
複数の給電部材を備える実施の形態に係る誘電体共振器アンテナにおける給電部材の配置の例を示す模式的な平面図である。
誘電体の一部に空隙が設けられた実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの例を示す模式的な斜視図である。
本発明の好適な実施の形態に係る誘電体共振器アンテナの製造方法(本製造方法)に含まれる各工程の流れを示すフローチャートである。
実施の形態に係る誘電体共振器アンテナが本製造方法によって製造される過程の一例を示す模式図である。
本発明の実施例に係るアンテナの電圧定在波比の周波数特性図である。
実施例に係るアンテナの反射係数γの周波数特性を示すスミスチャートである。
実施例に係るアンテナの利得の周波数特性図である。
実施例に係るアンテナの軸比の周波数特性図である。
実施例に係るアンテナの遠方界指向性を三次元的に示すグラフである。
図16に例示したグラフからそれぞれθ=0°、30°、60°及び80°の偏波方向における指向性を二次元的に切り出したグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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