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公開番号2025072969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183474
出願日2023-10-25
発明の名称服薬状況を定量的に評価する指標を算出するための装置、方法及びそのためのプログラム
出願人株式会社カケハシ
代理人弁理士法人六本木通り特許事務所
主分類G16H 20/10 20180101AFI20250501BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】1又は複数の患者の服薬状況を定量的に評価する新たな指標を算出するための方法を提供する。
【解決手段】まず、装置100は、ある薬局を来局した1又は複数の慢性疾患患者のうちの第1の患者に関連づけられた、評価の基準日までの所定期間内に処方された1又は複数の処方箋に基づく薬剤情報を取得する(S201)。次に、装置100は、各処方箋について、処方日数が最大である薬剤の処方日数を判定して、それらの処方日数に応じた基準日までの推定服薬日数を計算する。(S202)。そして、装置100は、計算された推定服薬日数を所定期間で除した値を第1の患者に対する指標として算出する(S203)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数の慢性疾患患者の服薬状況を定量的に評価する指標を算出するための方法であって、
前記1又は複数の慢性疾患患者のうちの第1の患者に関連づけられた、評価の基準日までの第1の所定期間内に処方された1又は複数の処方箋に基づく薬剤情報を取得するステップと、
各処方箋について、処方日数が最大である薬剤の処方日数を判定して、それらの処方日数に応じた前記基準日までの推定服薬日数を計算するステップと、
前記推定服薬日数を第2の所定期間で除した値又はこれに応じた値を前記第1の患者に対する前記指標として算出するステップと
を含む。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記複数の慢性疾患患者のうちの前記第1の患者以外の1又は複数の患者に対する前記指標を算出するステップをさらに含む。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
算出された複数の指標の平均値を算出するステップをさらに含む。
【請求項4】
請求項2に記載の方法であって、
算出された複数の指標の偏差値を算出するステップをさらに含む。
【請求項5】
請求項2から4のいずれかに記載の方法であって、
算出された複数の指標及びそれらを用いて統計的に求めた1又は複数の値の少なくとも一部を閲覧するための閲覧情報を生成するステップをさらに含む。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、
前記第1の患者について算出された指標又はそれを用いて統計的に求めた値が所定の条件を満たす場合に、前記薬局が用いる端末に通知を送信するステップをさらに含む。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
前記第1の患者について算出された指標又はそれを用いて統計的に求めた値が所定の条件を満たす場合に、前記第1の患者が用いる端末に通知を送信するステップをさらに含む。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の方法であって、
前記複数の慢性疾患患者は、所定の薬局に来局した複数の患者の一部である。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、
前記所定の薬局に来局した前記複数の患者のそれぞれに関連づけられた薬剤情報に基づいて、各患者が慢性疾患患者か否かを判定するステップをさらに含む。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の方法であって、
前記所定期間は、90日、120日、150日、180日、210日、240日、270日、300日、330日、360日又はこれらのいずれかを超える日数である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、1又は複数の慢性疾患患者の服薬状況を定量的に評価する指標を算出するための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
医療において、治療の基本は薬剤の服用又は使用であるものの、患者が用法・容量を遵守した服薬を続けることは必ずしも容易ではない。服薬が適切になされない理由としては、単純な飲み忘れ、指示の理解不足、副作用による自己中断、治ったとの思い込みによる自己中断など、さまざまである。
【0003】
患者が処方された薬剤を用法・用量を遵守して服用するとともに、積極的に治療に参加することを「アドヒアランス」と呼び、アドヒアランスを保つための工夫が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アドヒアランスを保つためには、非来局時又は再来局時に、薬剤師が患者に対して積極的に介入することが考えられるところ、薬剤師の限られた時間ですべての患者にこうした対応をすることは非現実的であるから、アドヒアランスを定量的に評価して、治療からの離脱のおそれが高い患者を選定する必要性がある。
【0005】
特に近年、薬剤の長期投与制限が大きく緩和されたことから患者の来局頻度が低下し、治療からの離脱のおそれが増大しており、実用的な指標が強く求められている。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その課題は、患者の服薬状況を定量的に評価する新たな指標を算出するための装置、方法又はそのためのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、1又は複数の慢性疾患患者の服薬状況を定量的に評価する指標を算出するための方法であって、前記1又は複数の慢性疾患患者のうちの第1の患者に関連づけられた、評価の基準日までの第1の所定期間内に処方された1又は複数の処方箋に基づく薬剤情報を取得するステップと、各処方箋について、処方日数が最大である薬剤の処方日数を判定して、それらの処方日数に応じた前記基準日までの推定服薬日数を計算するステップと、前記推定服薬日数を第2の所定期間で除した値又はこれに応じた値を前記第1の患者に対する前記指標として算出するステップとを含む。
【0008】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の方法であって、前記複数の慢性疾患患者のうちの前記第1の患者以外の1又は複数の患者に対する前記指標を算出するステップをさらに含む。
【0009】
また、本発明の第3の態様は、第2の態様の方法であって、算出された複数の指標の平均値を算出するステップをさらに含む。
【0010】
また、本発明の第4の態様は、第2の態様の方法であって、算出された複数の指標の偏差値を算出するステップをさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

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