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公開番号2025069675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179553
出願日2023-10-18
発明の名称無菌コネクター
出願人エイブル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250423BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】チューブを接続するためのコネクターであって、より簡素化された構成で、かつ、高い無菌性を実現できる無菌コネクターの提供。
【解決手段】第1(第2)接合面111を有する第1(第2)本体部11と、第1係合部材12と、第1(第2)本体部11の第1(第2)接合面111の裏面側に設けられた、第1(第2)チューブを締め付ける先端部を有する、第1(第2)チューブと嵌合する第1(第2)嵌合部と、を備える、同形の第1、第2コネクター1を備え、第1(第2)チューブの端面21が、第1(第2)接合面111よりも突出した位置となるように構成され、第1接合面111と第2接合面111が対向するように第1コネクター1と第2コネクター1が係合された際に、第1チューブ2の端面と第2チューブ2の端面が圧接されるように構成されている、無菌コネクター。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1チューブに取り付けられる第1コネクターと、第2チューブに取り付けられる第2コネクターと、を備える無菌コネクターであって、
前記第1コネクターが、
第1接合面を有する第1本体部と、
前記第2コネクターと係合させるための第1係合部材と、
前記第1本体部の前記第1接合面の裏面側に設けられた、前記第1チューブを締め付ける先端部を有する、前記第1チューブと嵌合する第1嵌合部と、
を備え、
前記第2コネクターが、
第2接合面を有する第2本体部と、
前記第1コネクターと係合させるための第2係合部材と、
前記第2本体部の前記第2接合面の裏面側に設けられた、前記第2チューブを締め付ける先端部を有する、前記第2チューブと嵌合する第2嵌合部と、
を備えており、
前記第1コネクター及び前記第2コネクターは、同形をなしており、
前記第1チューブの端面が前記第1接合面よりも突出した位置となるように前記第1コネクターが前記第1チューブに取り付けられ、又は、前記第2チューブの端面が前記第2接合面よりも突出した位置となるように前記第2コネクターが前記第2チューブに取り付けられており、前記第1接合面と前記第2接合面が対向するように前記第1コネクターと前記第2コネクターが係合された際に、前記第1チューブの端面と前記第2チューブの端面が圧接されるように構成されている、無菌コネクター。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1嵌合部が、前記第1チューブを締め付けない第1空間部を備え、
前記第2嵌合部が、前記第2チューブを締め付けない第2空間部を備える、請求項1に記載の無菌コネクター。
【請求項3】
前記第1チューブが、前記第1空間部において前記第1本体部へ向かうに従って外径が大きくなる第1太径部を有し、
前記第2チューブが、前記第2空間部において前記第2本体部へ向かうに従って外径が大きくなる第2太径部を有する、請求項2に記載の無菌コネクター。
【請求項4】
前記第1チューブの端面が、前記第1チューブの長手方向に沿った断面において凸の曲線を有しており、又は、
前記第2チューブの端面が、前記第2チューブの長手方向に沿った断面において凸の曲線を有している、請求項1から3の何れかに記載の無菌コネクター。
【請求項5】
前記第1チューブの先端部及び前記第2チューブの先端部が、フランジ状に構成されている、請求項1から3の何れかに記載の無菌コネクター。
【請求項6】
前記第1チューブ及び前記第2チューブの内径が変化しないように構成されている、請求項1から3の何れかに記載の無菌コネクター。
【請求項7】
前記第1コネクターが、前記第1接合面及び前記第1チューブの端面を覆う第1保護シートを備え、
前記第2コネクターが、前記第2接合面及び前記第2チューブの端面を覆う第2保護シートを備え、
前記第1本体部及び第2本体部は、ポリプロピレンによって構成されており、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートは、ポリエチレンによって構成されており、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートは、前記第1本体部及び第2本体部に熱溶着で固定されており、かつ、前記第1コネクターと前記第2コネクターが係合された後に除去される、請求項1から3の何れかに記載の無菌コネクター。
【請求項8】
前記第1コネクターが、前記第1接合面及び前記第1チューブの端面を覆う第1保護シートを備え、
前記第2コネクターが、前記第2接合面及び前記第2チューブの端面を覆う第2保護シートを備え、
前記第1本体部及び第2本体部は、ポリカーボネートによって構成されており、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートは、ポリエチレンによって構成されており、
前記第1保護シート及び前記第2保護シートは、前記第1本体部及び第2本体部に接着剤を介して固定されており、かつ、前記第1コネクターと前記第2コネクターが係合された後に除去される、請求項1から3の何れかに記載の無菌コネクター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チューブ(流体を流通させるための管)を相互に接続するための無菌コネクターに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
バイオ医薬品は、例えば、細胞や微生物を培養するステップ、培養液を精製するステップ、細胞などを不活化するステップ、培養液を濃縮するステップ、製造された原薬を保存するステップなど、様々なステップを経て製造されるところ、それぞれのステップにはそのステップに最適化された容器が利用されるため、容器間で液体を移送する必要が生じる。ところで、バイオ医薬品の分野では製造プロセスを無菌的に実施することが要請され、容器間の液体の移送も、無菌的に実施する必要がある。このような要請に応えるために、一般環境で、二つの容器を無菌的に接続する技術が開発され、各種の無菌コネクターが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-37035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の無菌コネクターは、部品点数を減らして製造効率を向上させることを目的(段落0007、0008)としたものではあるが、接続するチューブ(流体を流通させるための管)の間に複数の部品(本体部3、弾性膜5、弾性部材21、流通孔部材20)が介在するものであり、より簡素化した無菌コネクターの開発が要請されている。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、チューブを接続するためのコネクターであって、より簡素化された構成で、かつ、高い無菌性を実現できる無菌コネクターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
第1チューブに取り付けられる第1コネクターと、第2チューブに取り付けられる第2コネクターと、を備える無菌コネクターであって、前記第1コネクターが、第1接合面を有する第1本体部と、前記第2コネクターと係合させるための第1係合部材と、前記第1本体部の前記第1接合面の裏面側に設けられた、前記第1チューブを締め付ける先端部を有する、前記第1チューブと嵌合する第1嵌合部と、を備え、前記第2コネクターが、第2接合面を有する第2本体部と、前記第1コネクターと係合させるための第2係合部材と、前記第2本体部の前記第2接合面の裏面側に設けられた、前記第2チューブを締め付ける先端部を有する、前記第2チューブと嵌合する第2嵌合部と、を備えており、前記第1コネクター及び前記第2コネクターは、同形をなしており、前記第1チューブの端面が前記第1接合面よりも突出した位置となるように前記第1コネクターが前記第1チューブに取り付けられ、又は、前記第2チューブの端面が前記第2接合面よりも突出した位置となるように前記第2コネクターが前記第2チューブに取り付けられており、前記第1接合面と前記第2接合面が対向するように前記第1コネクターと前記第2コネクターが係合された際に、前記第1チューブの端面と前記第2チューブの端面が圧接されるように構成されている、無菌コネクター。
【0007】
(構成2)
前記第1嵌合部が、前記第1チューブを締め付けない第1空間部を備え、前記第2嵌合部が、前記第2チューブを締め付けない第2空間部を備える、構成1に記載の無菌コネクター。
【0008】
(構成3)
前記第1チューブが、前記第1空間部において前記第1本体部へ向かうに従って外径が大きくなる第1太径部を有し、前記第2チューブが、前記第2空間部において前記第2本体部へ向かうに従って外径が大きくなる第2太径部を有する、構成2に記載の無菌コネクター。
【0009】
(構成4)
前記第1チューブの端面が、前記第1チューブの長手方向に沿った断面において凸の曲線を有しており、又は、前記第2チューブの端面が、前記第2チューブの長手方向に沿った断面において凸の曲線を有している、構成1から3の何れかに記載の無菌コネクター。
【0010】
(構成5)
前記第1チューブの先端部及び前記第2チューブの先端部が、フランジ状に構成されている、構成1から4の何れかに記載の無菌コネクター。
(【0011】以降は省略されています)

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