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公開番号
2025069315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025015833,2024031007
出願日
2025-02-03,2019-08-19
発明の名称
窓部材の製造方法
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
5/0245 20060101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】発光素子で発光した光のうち、受光素子に直接照射されてしまう光を遮光でき、且つ遮光部を強固に固定させて防水性を確保できる窓部材、その製造方法、およびその窓部材を備えたウェアラブル機器を提供する。
【解決手段】第1光透過領域E1の外周に仕切溝25が厚み方向に設けられた光透過性を有する樹脂板23と、仕切溝25に埋め込まれて仕切溝25内の界面において一部が溶融された溶着部27を有して樹脂板23に固着された第1遮光部24aと、を備えている。第1光透過領域E1の外周に設けられた仕切溝25に第1遮光部24aが厚み方向に設けられていることにより、不必要な光を第1遮光部24aで遮光して、必要な光のみを第1光透過領域E1から取り込むことができ、且つ仕切溝25内の界面において一部が溶融された溶着部27によって、第1遮光部24aを樹脂板23の仕切溝25内に強固に固定でき、仕切溝25の防水性を確保できる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
受光素子及び発光素子を含む脈拍センサを備えるウェアラブル機器のうち人体に接する位置に配置され、前記ウェアラブル機器を封止する窓部材であって、
前記受光素子に対応する第1領域と前記発光素子に対応する第2領域とを含み、少なくとも前記第1領域と前記第2領域との間に仕切溝が設けられた、光透過性を有する樹脂板と、
前記仕切溝に埋め込まれ、前記仕切溝の内部との界面において形成された溶着部によって前記樹脂板に固着された遮光部と、を備え、
前記溶着部は、前記仕切溝の内部において、前記樹脂板が前記人体に接する側よりも内面側に偏った位置にのみ設けられている、
窓部材。
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【請求項2】
前記第2領域は、前記第1領域における外周において、前記受光素子に設けられた複数の受光部に対応して複数設けられている、
請求項1に記載の窓部材。
【請求項3】
前記溶着部は、前記仕切溝の内部における前記樹脂板と前記遮光部との界面に歪みを形成する、
請求項1に記載の窓部材。
【請求項4】
前記仕切溝は、前記樹脂板のうち前記人体に接する側の溝幅が、前記樹脂板のうち前記内面側の溝幅よりも大きくなるように、前記仕切溝の内部の面が傾斜している、
請求項1に記載の窓部材。
【請求項5】
前記仕切溝の内部には、前記樹脂板のうち前記人体に接する側の溝幅が前記樹脂板のうち内面側の溝幅よりも大きくなるように、段差部が設けられている、
請求項1に記載の窓部材。
【請求項6】
前記溶着部は、前記仕切溝の内部のうち前記段差部よりも前記内面側に設けられている、
請求項5に記載の窓部材。
【請求項7】
前記遮光部の融点は、前記樹脂板の融点よりも高い、
請求項1に記載の窓部材。
【請求項8】
受光素子及び発光素子を含む脈拍センサを備えるウェアラブル機器のうち人体に接する位置に配置され、前記ウェアラブル機器を封止する窓部材の製造方法であって、
前記受光素子に対応する第1領域と前記発光素子に対応する第2領域とを含み、少なくとも前記第1領域と前記第2領域との間に仕切溝が設けられた、光透過性を有する樹脂板を1次成形金型で成形する第1の工程と、
2次成形金型で前記仕切溝に遮光部を埋め込んで、前記仕切溝の内部の前記遮光部と前記樹脂板との界面に形成させた溶着部によって前記遮光部を前記樹脂板に固着する第2の工程と、
を含み、
前記溶着部は、前記仕切溝の内部において、前記樹脂板が前記人体に接する側よりも内面側に偏った位置にのみ形成される、
窓部材の製造方法。
【請求項9】
前記1次成形金型と前記2次成形金型とは共通の下金型を備えており、
前記第2の工程では前記1次成形金型の前記共通の下金型の余熱で前記樹脂板と前記遮光部との界面における一部を溶着させて前記溶着部を形成する、
請求項8に記載の窓部材の製造方法。
【請求項10】
請求項1に記載された窓部材を備えている、
ウェアラブル機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、腕装着型の電子機器や携帯通信機器などの電子機器に用いられる窓部材、その製造方法、およびその窓部材を備えたウェアラブル機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、腕装着型の電子機器においては、特許文献1に記載されているように、発光素子の光を腕に照射させ、その反射光を受光素子で受光することにより、脈拍を測定する脈拍センサを備えたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-7887号公報
【0004】
この種の腕装着型の電子機器は、ケース本体の下面に設けられた裏蓋に開口部を設け、この裏蓋の開口部を透明な窓部材で塞ぐと共に、裏蓋の内面にセンサ基板を設け、このセンサ基板に脈拍センサを透明な窓部材に対応させて設けた構造になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような腕装着型の電子機器では、脈拍センサで脈拍を測定する際に、発光素子を発光させ、この発光した光を透明な窓部材を通して腕に照射させ、この照射された光の反射光を透明な窓部材を通して受光素子で受光させる必要がある。
【0006】
しかしながら、このような腕装着型の電子機器では、発光素子で発光した光のうち、一部の光が透明な窓部材を通過せずに、受光素子に直接照射されてしまうため、発光素子の光が腕で反射されて窓部材を通過した反射光のみを受光素子によって受光することができず、脈拍を精度良く測定することができない。
【0007】
このため、このような腕装着型の電子機器では、受光素子に対応する透明な窓部材の所定領域の外周に仕切溝を形成し、この仕切溝に遮光部を埋め込んで所定領域外の光を遮断することが考えられているが、仕切溝に遮光部を埋め込むだけでは、十分な固定強度が得られず、防水性を確保することができないという問題が生じる。
【0008】
この発明が解決しようとする課題は、発光素子で発光した光のうち、受光素子に直接照射されてしまう光を遮光することができ、且つ遮光部を強固に固定させて防水性を確保できる窓部材、その製造方法、およびその窓部材を備えたウェアラブル機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の一態様は、
受光素子及び発光素子を含む脈拍センサを備えるウェアラブル機器のうち人体に接する位置に配置され、前記ウェアラブル機器を封止する窓部材であって、
前記受光素子に対応する第1領域と前記発光素子に対応する第2領域とを含み、少なくとも前記第1領域と前記第2領域との間に仕切溝が設けられた、光透過性を有する樹脂板と、
前記仕切溝に埋め込まれ、前記仕切溝の内部との界面において形成された溶着部によって前記樹脂板に固着された遮光部と、を備え、
前記溶着部は、前記仕切溝の内部において、前記樹脂板が前記人体に接する側よりも内面側に偏った位置にのみ設けられている、
窓部材である。
【0010】
さらに、この発明の他の一態様は、
受光素子及び発光素子を含む脈拍センサを備えるウェアラブル機器のうち人体に接する位置に配置され、前記ウェアラブル機器を封止する窓部材の製造方法であって、
前記受光素子に対応する第1領域と前記発光素子に対応する第2領域とを含み、少なくとも前記第1領域と前記第2領域との間に仕切溝が設けられた、光透過性を有する樹脂板を1次成形金型で成形する第1の工程と、
2次成形金型で前記仕切溝に遮光部を埋め込んで、前記仕切溝の内部の前記遮光部と前記樹脂板との界面に形成させた溶着部によって前記遮光部を前記樹脂板に固着する第2の工程と、
を含み、
前記溶着部は、前記仕切溝の内部において、前記樹脂板が前記人体に接する側よりも内面側に偏った位置にのみ形成される、
窓部材の製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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