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公開番号2025064626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174533
出願日2023-10-06
発明の名称演奏ガイド装置、演奏ガイド方法、およびプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G10H 1/00 20060101AFI20250410BHJP(楽器;音響)
要約【課題】未来の指使いをガイドできるようにし、これにより運指を効果的に練習することの可能な演奏ガイド装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の演奏ガイド装置は、画像生成部と、表示制御部とを具備する。画像生成部は、選択された楽曲の楽曲データに応じた鍵盤の押鍵タイミングに基づいて、未来の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を時系列で視覚的に互いに異なるように表示するガイド情報を生成する。表示制御部は、ガイド情報を表示部に表示する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
選択された楽曲の楽曲データに応じた鍵盤の押鍵タイミングに基づいてガイド情報を生成する画像生成部と、
前記ガイド情報を表示部に表示する表示制御部とを具備し、
前記画像生成部は、
未来の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を時系列で視覚的に互いに異なるように表示するガイド情報を生成する、演奏ガイド装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記ガイド情報は、現在の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を他と区別可能な色で表示する手形領域を示す第1のガイド情報を含む、請求項1に記載の演奏ガイド装置。
【請求項3】
前記ガイド情報は、前記鍵ごとにその長手方向に沿って表示される複数の縦スクロール領域を示す第2のガイド情報を含む、請求項1に記載の演奏ガイド装置。
【請求項4】
前記画像生成部は、前記縦スクロール領域において、音価に応じた長さの矩形領域を演奏の進行とともにスクロールさせ、スクロールする前記矩形領域の色の濃淡を、現在時に対する時間差に応じたグラデーションで変化させる、請求項3に記載の演奏ガイド装置。
【請求項5】
前記画像生成部は、右手に対応する縦スクロール領域と左手に対応する縦スクロール領域とで前記矩形領域の色を互いに異ならせるガイド情報を生成する、請求項4に記載の演奏ガイド装置。
【請求項6】
コンピュータが、選択された楽曲の楽曲データに応じた鍵盤の押鍵タイミングに基づいてガイド情報を生成し、
前記コンピュータが、前記ガイド情報を表示部に表示し、
前記コンピュータが、未来の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を時系列で視覚的に互いに異なるように表示するガイド情報を生成する、演奏ガイド方法。
【請求項7】
コンピュータのプロセッサを、
選択された楽曲の楽曲データに応じた鍵盤の押鍵タイミングに基づいてガイド情報を生成する画像生成部として機能させる命令と、
前記ガイド情報を表示部に表示する表示制御部として機能させる命令とを含み、
前記画像生成部は、
未来の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を時系列で視覚的に互いに異なるように表示するガイド情報を生成する、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、演奏ガイド装置、演奏ガイド方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
楽器の練習は大変で、途中で飽きてしまって断念する人も多い。そこにはコンピュータテクノロジーの介在する余地があり、練習の意欲を高めるためのさまざまな技術が提供されている。
デジタルキーボードをはじめとする電子楽器は、プロセッサおよびメモリを備え、いわば鍵盤付きの組込みコンピュータといえる。USB(Universal Serial Bus)やBLE等のインタフェースでタブレット等の情報処理装置に接続し、多様な拡張機能を利用できる機種も知られている。例えば、楽曲のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データを解析し、押鍵する鍵や指だけでなく指運びまで表示して演奏イメージそっくりに誘導する演奏誘導装置が知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3528330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザの視野に楽譜を表示すると、やはり初心者にはハードルが高い。初心者を脱した人には効果的といえるが、初心者にもやさしくガイドできればそれに越したことはない。特許文献1の技術によれば楽譜を表示しなくてもよいが、次に押鍵すべき場所が示されるにとどまり、先を見通すことが難しかった。そのため、なぜその運指で弾くのかを理解することが難しかった。
【0005】
そこで、目的は、運指を効果的に練習することの可能な演奏ガイド装置、演奏ガイド方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態である演奏ガイド装置は、画像生成部と、表示制御部とを具備する。画像生成部は、選択された楽曲の楽曲データに応じた鍵盤の押鍵タイミングに基づいて、未来の押鍵タイミングで押鍵すべき鍵を時系列で視覚的に互いに異なるように表示するガイド情報を生成する。表示制御部は、ガイド情報を表示部に表示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、運指を効果的に練習することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電子楽器システムの一例を示す外観図である。
図2は、実施形態に係る電子楽器の一例を示す外観図である。
図3は、実施形態に係る電子楽器の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る端末装置の一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る端末装置の一例を示す機能ブロック図である。
図6は、表示部205に表示されるガイド映像の一例を示す図である。
図7は、表示部205に表示されるガイド映像の他の例を示す図である。
図8は、端末装置20の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図9は、変形例に係わるガイド映像の一例を示す図である。
図10は、変形例に係わるガイド映像の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。図面は、模式的又は概念的なものである。各図面の寸法および比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。以下の説明において、略同一の機能および構成を有する構成要素については、同一の符号が付されている。参照符号を構成する文字の後の数字などは、同じ文字を含む参照符号によって参照され、且つ同様の構成を有する要素同士を区別するために使用される。同じ文字を含む参照符号で示される要素を相互に区別する必要がない場合、これらの要素はそれぞれ文字のみを含んだ参照符号により参照される。
【0010】
図1は、実施形態に係る電子楽器システムの一例を示す外観図である。このシステムは、例えば鍵盤楽器である電子楽器10と、ビデオ動画を撮影可能なカメラ30と、タブレット等の端末装置20とを備えて構成される。カメラ30は、電子楽器10の鍵盤を見下ろし画角で撮像視野に入れて設置され、少なくとも鍵盤を含む動画像の撮像データを取得する。電子楽器10が演奏されるときには、動画像には演奏者の手も含まれることになる。端末装置20はカメラ30および電子楽器10と通信可能で、予めインストールされたアプリケーションプログラム(アプリ)により実施形態の機能を実現する。
(【0011】以降は省略されています)

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