TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025064111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173602
出願日2023-10-05
発明の名称コンテンツ表示システム、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ更新補助プログラム
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 21/65 20110101AFI20250410BHJP(電気通信技術)
要約【課題】表示装置の電源配線の不要化や内蔵バッテリーの充電や交換の煩わしさ解消が可能なコンテンツ表示システム、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ更新補助プログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツ表示システム100は、表示装置10と更新補助装置20とサーバ30とを備える。表示装置10は、表示部13と記憶部12と近距離通信部14とコンテンツ受信部15とを有する。更新補助装置20は、近距離通信部24と遠距離通信部25とコンテンツ更新部26とを有する。サーバ30は、記憶部32と遠距離通信部33とを有する。更新補助装置20は、表示装置10から識別情報及びバージョン情報を取得し、サーバ30から識別情報に対応する最新バージョン情報を取得し、最新バージョン情報が新しい場合に、サーバ30から最新コンテンツを取得し、コンテンツを最新コンテンツに更新するとともにバージョン情報を最新バージョン情報に更新する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備えるコンテンツ表示システムであって、
前記表示装置は、
前記コンテンツを表示する表示部と、
前記コンテンツの内容識別用の識別情報と前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを記憶する第1記憶部と、
前記更新補助装置との間で近距離無線通信を行う第1近距離通信部と、
前記更新補助装置から前記コンテンツを受信するコンテンツ受信部と
を有し、
前記更新補助装置は、
前記第1近距離通信部との間で前記近距離無線通信を行う第2近距離通信部と、
前記サーバとの間で前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信を行う第1遠距離通信部と、
前記コンテンツ受信部を介して前記コンテンツを更新するコンテンツ更新部と
を有し、
前記サーバは、
前記識別情報に対応する最新コンテンツ及び前記最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を記憶する第2記憶部と、
前記第1遠距離通信部との間で前記遠距離無線通信を行う第2遠距離通信部と
を有し、
前記更新補助装置は、前記第2近距離通信部によって前記表示装置から前記識別情報及び前記バージョン情報を取得し、前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新バージョン情報を取得し、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しい場合に、前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得し、前記コンテンツ更新部によって前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する、コンテンツ表示システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記更新補助装置は、
第3記憶部をさらに有するとともに、
前記第1近距離通信部との間で前記近距離無線通信が可能となったときに、前記第2近距離通信部によって前記識別情報及び前記バージョン情報を取得して前記第3記憶部に記憶させる、請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
【請求項3】
前記更新補助装置は、
第3記憶部をさらに有するとともに、
定期的又は不定期に、前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新バージョン情報を取得し、
前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得して、前記最新コンテンツ及び前記最新バージョン情報を前記第3記憶部に記憶させる、請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
【請求項4】
前記更新補助装置は、
前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しい場合に、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいことを報知する報知部をさらに有する、請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
【請求項5】
前記識別情報は、前記表示装置の識別用の装置識別情報を含み、
前記サーバの前記第2記憶部は、
前記装置識別情報毎に、対応する前記コンテンツの識別用のコンテンツ識別情報をさらに記憶する、請求項1に記載のコンテンツ表示システム。
【請求項6】
コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備えるコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ配信方法であって、
前記更新補助装置が、近距離無線通信によって前記表示装置から前記コンテンツの内容識別用の識別情報と、前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを取得する工程と、
前記更新補助装置が、前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信によって前記サーバから前記識別情報に対応する最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を取得する工程と、
前記更新補助装置が、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいか否かを判別する工程と、
前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいと判別された場合に、前記更新補助装置が、前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する工程と、
前記更新補助装置が、前記表示装置で表示される前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する工程と
を含む、コンテンツ配信方法。
【請求項7】
コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備えるコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ更新補助を、コンピュータに実行させるコンテンツ更新補助プログラムであって、
前記コンテンツ更新補助は、
近距離無線通信によって前記表示装置から前記コンテンツの内容識別用の識別情報と、前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを取得する工程と、
前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信によって前記サーバから前記識別情報に対応する最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を取得する工程と、
前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する工程と、
前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいか否かを判別する工程と、
前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいと判別された場合に、前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する工程と、
前記表示装置で表示される前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する工程と
を含む、コンテンツ更新補助プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ表示システム、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ更新補助プログラムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、サイネージシステムのサーバがサイネージ端末等の表示装置を特定して、サーバ側から表示装置に対してコンテンツの変更指示を送信することが記載されている。このサイネージシステムでは、サーバと表示装置とが直接的に通信接続されることが前提である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-88170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サイネージシステムにおいて、コンテンツを配信するサーバと表示装置とが通信接続されるためには、表示装置側にもネットワーク通信インターフェイスを含む通信部が必要である。コンテンツの更新有無確認のため、表示装置がサーバとの定期的な遠距離無線通信を長期間にわたって継続するには、表示装置に電源ケーブルを接続するか又は大容量バッテリーを内蔵する等の必要があった。そのため、表示装置は、気軽で頻繁な移動が行いにくかった。また、設置場所自体の制約が強かったり、又は内蔵バッテリーの充電や交換が煩わしかった。
【0005】
本開示は、表示装置の電源配線の不要化や内蔵バッテリーの充電や交換の煩わしさ解消が可能なコンテンツ表示システム、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ更新補助プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコンテンツ表示システムは、コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備える。前記表示装置は、表示部と、第1記憶部と、第1近距離通信部と、コンテンツ受信部とを有する。前記表示部は、前記コンテンツを表示する。前記第1記憶部は、前記コンテンツの内容識別用の識別情報と前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを記憶する。前記第1近距離通信部は、前記更新補助装置との間で近距離無線通信を行う。前記コンテンツ受信部は、前記更新補助装置から前記コンテンツを受信する。前記更新補助装置は、第2近距離通信部と、第1遠距離通信部と、コンテンツ更新部とを有する。前記第2近距離通信部は、前記第1近距離通信部との間で前記近距離無線通信を行う。前記第1遠距離通信部は、前記サーバとの間で前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信を行う。前記コンテンツ更新部は、前記コンテンツ受信部を介して前記コンテンツを更新する。前記サーバは、第2記憶部と、第2遠距離通信部とを有する。前記第2記憶部は、前記識別情報に対応する最新コンテンツ及び前記最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を記憶する。前記第2遠距離通信部は、前記第1遠距離通信部との間で前記遠距離無線通信を行う。前記更新補助装置は、前記第2近距離通信部によって前記表示装置から前記識別情報及び前記バージョン情報を取得する。前記更新補助装置は、前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新バージョン情報を取得する。前記更新補助装置は、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しい場合に、前記第1遠距離通信部によって前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する。前記更新補助装置は、前記コンテンツ更新部によって前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する。
【0007】
本開示のコンテンツ配信方法は、コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備えるコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ配信方法である。このコンテンツ配信方法は次の各工程を含む。すなわち、前記更新補助装置が、近距離無線通信によって前記表示装置から前記コンテンツの内容識別用の識別情報と、前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを取得する。前記更新補助装置が、前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信によって前記サーバから前記識別情報に対応する最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を取得する。前記更新補助装置が、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいか否かを判別する。前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいと判別された場合に、前記更新補助装置が、前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する。前記更新補助装置が、前記表示装置で表示される前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する。
【0008】
本開示のコンテンツ更新補助プログラムは、コンテンツを表示する表示装置と、前記コンテンツの更新を補助する更新補助装置と、前記コンテンツを配信するサーバとを備えるコンテンツ表示システムにおけるコンテンツ更新補助を、コンピュータに実行させる。このコンテンツ更新補助は次の各工程を含む。すなわち、前記コンテンツ更新補助は、近距離無線通信によって前記表示装置から前記コンテンツの内容識別用の識別情報と、前記コンテンツのバージョンを示すバージョン情報とを取得する。前記コンテンツ更新補助は、前記近距離無線通信より通信距離が長い遠距離無線通信によって前記サーバから前記識別情報に対応する最新コンテンツのバージョンを示す最新バージョン情報を取得する。前記コンテンツ更新補助は、前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する。前記コンテンツ更新補助は、前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいか否かを判別する。前記バージョン情報より前記最新バージョン情報が新しいと判別された場合に、前記コンテンツ更新補助は、前記サーバから前記識別情報に対応する前記最新コンテンツを取得する。前記コンテンツ更新補助は、前記表示装置で表示される前記コンテンツを前記最新コンテンツに更新するとともに前記バージョン情報を前記最新バージョン情報に更新する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、表示装置の電源配線の不要化やバッテリー充電や交換の煩わしさの解消が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態に係るコンテンツ表示システム100の機能的構成を示すブロック図である。
コンテンツ表示システム100によるコンテンツ配信方法を示すフローチャートである。
本開示の第2実施形態に係るコンテンツ表示システム100Aの構成及び概略動作を示す説明図である。
コンテンツ表示システム100Aの適用例を示す説明図である。
コンテンツ表示システム100Aにおけるコンテンツ更新の第1段階を示す説明図である。
コンテンツ更新の第2段階を示す説明図である。
コンテンツ更新の第3段階を示す説明図である。
本開示の第3実施形態に係るコンテンツ表示システム100Bの概略動作を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許