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公開番号2025062837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172138
出願日2023-10-03
発明の名称包装検査装置
出願人森永乳業株式会社,アンリツ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01M 3/20 20060101AFI20250408BHJP(測定;試験)
要約【課題】費用を抑えつつ高精度で内容物の漏出を検出することができ、かつ、検査対象に新たな穴が形成されることを抑えた包装検査装置を提供することを目的とする。
【解決手段】蛍光物質を含有する内容物Cが充填された包装袋Pに接触する接触面を有する接触装置10と、接触面に付着した内容物Cが含有する蛍光物質の蛍光を検出する蛍光検出装置20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蛍光物質を含有する内容物が充填された包装袋に接触する接触面を有する接触装置と、
前記接触面に付着した前記内容物が含有する前記蛍光物質の蛍光を検出する蛍光検出装置と、を備える
包装検査装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記蛍光検出装置は、前記接触面に向けて照射する励起光を発する光源と、前記接触面で反射した前記励起光を受光する受光素子とを備える
請求項1に記載の包装検査装置。
【請求項3】
前記接触装置は、第1接触面を有する第1接触体と、前記第1接触面に対向する第2接触面を有する第2接触体と、を有し、
前記第1接触体及び前記第2接触体とは、前記第1接触面と前記第2接触面との間に前記包装袋を挟むことが可能な位置に配置される
請求項1または2に記載の包装検査装置。
【請求項4】
前記第1接触体及び前記第2接触体は、前記包装袋を挟んで前記包装袋を搬送する
請求項3に記載の包装検査装置。
【請求項5】
前記包装袋を前記第1接触面と前記第2接触面との間に通過させる搬送装置を備える
請求項3に記載の包装検査装置。
【請求項6】
前記蛍光検出装置として、前記第1接触面の蛍光を検出する第1蛍光検出装置と、前記第2接触面の蛍光を検出する第2蛍光検出装置と、を含む
請求項3に記載の包装検査装置。
【請求項7】
前記蛍光検出装置は、前記第1接触面及び前記第2接触面の蛍光を同時に検出する
請求項3に記載の包装検査装置。
【請求項8】
前記第1接触体及び前記第2接触体とは、前記第1接触面と前記第2接触面との間に前記包装袋を挟み込む際、前記包装袋の封緘強度を検査する
請求項3に記載の包装検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装検査装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
食品を密閉包装した包装袋の表面に穴(ピンホール)が開いて気密性が損なわれていないことを確認するために、包装検査装置が用いられることがある。
特許文献1では、包装袋に軟質体を押し付けることで、穴が開いた包装袋から漏れ出した内容物を軟質体に付着させ、軟質体に付着した内容物を画像検出センサによって検出する技術が開示されている。
特許文献2では、ヘリウムガスを密封した包装袋を検査装置内に搬送し、前記検査装置内で包装袋に押圧し、この押圧によってヘリウムガスが包装袋から漏れ出さないことをヘリウム検出器によって確認する技術が開示されている。
特許文献3では、電極と内容物間の静電容量のインピーダンスが、包装材に穴(ピンホール)が有る場合は小さな値となり、圧電トランスの出力電圧は、インピーダンスが小さな値となれば、その出力特性により低下することを利用して、出力電圧を基準電圧と比較することで、穴(ピンホール)の有無を判断する技術が開示されている。
特許文献4では、減圧環境下に配置された被検査容器、又は被検査容器における被検査部位に電圧を印加して穴(ピンホール)検査を行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/176372号
特許第5571038号公報
特開平10-300727号公報
特開2020-134287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に係る技術では、内容物の色に応じて軟質体の色を変える必要があり、特に内容物が透明乃至淡色である場合には画像検出センサによる内容物検出の精度が低い課題がある。特許文献2に係る技術では、包装段階において漏れ検知のためのヘリウムを充填するので、ガス充填工程のない食品等についてはガス充填設備の設置や保守作業が新たに必要となり、またヘリウムガス及びガス検知装置が高価である課題がある。
特許文献3及び特許文献4に係る発明では、検査対象の包装袋に電圧を印加する。このとき、印加する電圧によっては、火花放電が生じることで包装袋に新たな穴(ピンホール)を形成する課題がある。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、費用を抑えつつ高精度で内容物の漏出を検出することができ、かつ、検査対象に新たな穴が形成されることを抑えた包装検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本発明の態様1に係る包装検査装置は、蛍光物質を含有する内容物が充填された包装袋に接触する接触面を有する接触装置と、前記接触面に付着した前記内容物が含有する前記蛍光物質の蛍光を検出する蛍光検出装置と、を備える。
【0007】
この発明によれば、接触装置は包装袋に接触する接触面を有する。これにより、例えば、包装袋から漏出した内容物が包装袋の外表面に付着している場合、及び/または接触装置による押圧によって包装袋から内容物が漏出した場合に、包装袋から漏出した内容物を接触面に付着させることができる。蛍光検出装置は、接触面に付着した内容物が含有する蛍光物質の蛍光を検出する。これにより、接触装置の接触面に内容物が付着したことを高精度に検出することができる。これらによって、例えば、包装袋から内容物が漏出したことを、特定の蛍光色を検出することにより内容物や接触面の色にかかわらず高精度に検出することができる。また、高価な設備等を必要としないため、費用を抑えることができる。更に、包装袋に電圧を印加しないことで、火花放電によって包装袋に新たな穴(ピンホールが)形成されることを抑えることができる。
【0008】
<2>本発明の態様2に係る包装検査装置は、態様1に係る包装検査装置において、前記蛍光検出装置は、前記接触面に向けて照射する励起光を発する光源と、前記接触面で反射した前記励起光を受光する受光素子とを備える。
【0009】
この発明によれば、蛍光検出装置は、接触面に向けて照射する励起光を発する光源と、接触面で反射した励起光を受光する受光素子とを備える。これにより、蛍光検出装置を簡易且つ確実な構成とすることができる。よって、費用が増加することを抑えつつ、確実に蛍光物質の蛍光を検出することができる。また、内容物や接触面の色にかかわらず包装袋からの漏出を高精度に検出することができる。
【0010】
<3>本発明の態様3に係る包装検査装置は、態様1又は態様2に係る包装検査装置において、前記接触装置は、第1接触面を有する第1接触体と、前記第1接触面に対向する第2接触面を有する第2接触体と、を有し、前記第1接触体及び前記第2接触体とは、前記第1接触面と前記第2接触面との間に前記包装袋を挟むことが可能な位置に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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