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公開番号2025062664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171834
出願日2023-10-03
発明の名称拡散部材、光源装置、及び投影装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G03B 21/14 20060101AFI20250408BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】色ムラを低減することができる拡散部材、光源装置、及びこの光源装置を備える投影装置を提供する。
【解決手段】拡散部材200は、光の入射側に設けられ、光が入射する入射側開口202aを有するとともに光を全反射する入射側全反射面202と、光の出射側に設けられ、入射される光の一部を反射するハーフミラー面208と、入射側全反射面202とハーフミラー面206との間に設けられ、入射される光を透過させつつ拡散させる透過拡散面206と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光の入射側に設けられ、前記光が入射する入射部を有するとともに前記光を全反射する第1の全反射面と、
前記光の出射側に設けられ、入射される前記光の一部を反射する一部反射面と、
前記第1の全反射面と前記一部反射面との間に設けられ、入射される前記光を透過させつつ拡散させる透過拡散面と、を含む、
拡散部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記一部反射面は、前記入射される光を所定の割合で反射するハーフミラー面である、請求項1に記載の拡散部材。
【請求項3】
前記一部反射面よりも前記光の出射側に設けられ、拡散された前記光が出射する出射部を有するとともに光を全反射する第2の全反射面を備え、
前記出射部は、前記光が出射する部分の面積が前記入射部の前記光が入射する部分の面積よりも大きい、請求項1に記載の拡散部材。
【請求項4】
前記一部反射面は、前記入射側開口と対向する位置に設けられており、
前記一部反射面は、前記光が出射する出射部に囲まれている、請求項1に記載の拡散部材。
【請求項5】
前記透過拡散面は、前記第1の全反射面に接して設けられている、請求項1に記載の拡散部材。
【請求項6】
前記第1の全反射面は、前記入射部を中心として同心円状に角度が異なる複数の反射面が設けられた形状となっており、
各反射面は、前記一部反射面によって反射された前記光が、前記出射部に対して略垂直な方向に反射されるような角度で設けられている、請求項4に記載の拡散部材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の拡散部材と、
第1波長帯域光を出射する光源と、
前記第1波長帯域光が入射されることにより、第2波長帯域光および/または第3波長帯域光を含む蛍光を発光する蛍光発光装置と、を備え、
前記拡散部材は、前記第1波長帯域光が入射されることにより、前記第1波長帯域光を拡散させて出射する、
光源装置。
【請求項8】
請求項7に記載の光源装置と、
画像光を生成する表示素子と、
前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、
前記光源装置と前記表示素子とを制御する制御部と、を備える、
投影装置。
【請求項9】
前記光源装置から出射される光を前記表示素子に導光する導光光学系を備え、
前記拡散部材は、前記導光光学系に向けて出射される前記第1波長帯域光を、前記蛍光発光装置から前記導光光学系に向けて出射される前記第2波長帯域光または前記第3波長帯域光の光束と略等しい大きさの光束となるように拡散させる、
請求項8に記載の投影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、拡散部材、光源装置、及び投影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画面、メモリカード等に記憶されている画像データ等をスクリーンに投影する投影装置が利用されている。この投影装置は、光源から出射された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子や液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させている。この種の投影装置において、入射する光を互いに異なる光路に時分割で切り替える光路切替部等を備えるものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、青色波長帯域光を出射する励起光照射装置と、緑色波長帯域光を励起する蛍光発光装置と、赤色波長帯域光を出射する赤色光源装置と、励起光照射装置から出射された光を時分割で2方向に切り替える光路切替手段と、2つのダイクロイックミラーと、反射ミラーとを備える光源装置が開示されている。この光源装置では、励起光照射装置から出射された青色波長帯域光は、光路切替手段に入射し、光路切替手段により第1の方向に照射される第1の光と第2の方向に照射される第2の光とに切り替えられる。第1の方向に照射された青色波長帯域光は、一方のダイクロイックミラーにより反射されて光源装置から射出される。第2の方向に照射された青色波長帯域光は、他方のダイクロイックミラーを透過して蛍光発光装置に入射し、青色波長帯域光により蛍光発光装置で励起された緑色波長帯域光が他方のダイクロイックミラーで反射されて光源装置から出射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-141581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の光源装置では、励起光照射装置から出射されて光源装置から出射される青色波長帯域光は細いビーム状であるのに対し、蛍光発光装置で励起される緑色波長帯域光は拡散光であり、両者の光束の大きさに差があるため、光源装置から出射された光が被投影体に投影されたときに、被投影体上に色ムラが発生する虞があった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、色ムラを低減することができる拡散部材、光源装置、及びこの光源装置を備える投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の拡散部材は、光の入射側に設けられ、前記光が入射する入射部を有するとともに前記光を全反射する第1の全反射面と、前記光の出射側に設けられ、入射される前記光の一部を反射する一部反射面と、前記第1の全反射面と前記一部反射面との間に設けられ、入射される前記光を透過させつつ拡散させる透過拡散面と、を含む。
【0008】
本発明の光源装置は、上記の拡散部材と、第1波長帯域光を出射する光源と、前記第1波長帯域光が入射されることにより、第2波長帯域光および/または第3波長帯域光を含む蛍光を発光する蛍光発光装置と、を備え、前記拡散部材は、前記第1波長帯域光が入射されることにより、前記第1波長帯域光を拡散させて出射する。
【0009】
本発明の投影装置は、上記の光源装置と、画像光を生成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、前記光源装置と前記表示素子とを制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、色ムラを低減することができる拡散部材、光源装置、及びこの光源装置を備える投影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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