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公開番号2025062506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171637
出願日2023-10-02
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250407BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】精度の低い外気温を取得することを抑制できるようにする。
【解決手段】画像形成装置1は、筐体10と、シートSにトナー画像を形成するプロセス部30と、前記筐体10の内部に配置され、前記シートSに前記トナー画像を定着させる定着器40と、前記筐体10の内部の雰囲気温度を検出する第1温度センサ61と、前記定着器40の温度を検出する第2温度センサ63と、前記筐体10の内部の空気を排気するファン62と、前記第1温度センサ61の検出値、前記第2温度センサ63の検出値、及び前記ファン62の稼働時間に基づいて前記筐体10の外気温を取得する制御部80とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
シートにトナー画像を形成するプロセス部と、
前記筐体の内部に配置され、前記シートに前記トナー画像を定着させる定着器と、
前記筐体の内部の雰囲気温度を検出する第1温度センサと、
前記定着器の温度を検出する第2温度センサと、
前記筐体の内部の空気を排気するファンと、
前記第1温度センサの検出値、前記第2温度センサの検出値、及び前記ファンの稼働時間に基づいて前記筐体の外気温を取得する制御部と
を備える、画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部が前記筐体の外気温を取得するための条件が設定され、
前記条件は、
前記ファンの連続稼働時間が、第1所定時間以内である第1条件と、
前記第1温度センサの検出値が、前記第2温度センサの検出値から第1所定値を減じた値以上である第2条件と
を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1条件及び前記第2条件が満たされる場合、前記第1温度センサの検出値に基づく温度を前記筐体の外気温として取得する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1条件が満たされない場合、前記第2条件が満たされるか否かによらず、前記第1温度センサの検出値を前記筐体の外気温として取得する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記定着器に通電しているときに前記ファンを稼働させ、
前記第1条件及び前記第2条件が満たされ、かつ、過去に前記ファンが第2所定時間以上連続稼働し、稼働を停止してから現在まで経過した時間が第3所定時間以内である場合、前記第1温度センサの検出値から第2所定値を減じた値を、前記筐体の外気温として取得する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記定着器に通電しているときに前記ファンを稼働させ、
前記第1条件及び前記第2条件が満たされ、かつ、過去に前記ファンが第2所定時間以上連続稼働し、稼働を停止してから現在まで経過した時間が第3所定時間よりも長い場合、前記第1温度センサの検出値を前記筐体の外気温として取得する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1条件が満たされるが、前記第2条件が満たされない場合、前記筐体の外気温を取得しない、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記筐体の外気温を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第1所定時間よりも短い更新時間を経過する毎に前記条件に基づいて前記筐体の外気温を取得するための処理を行い、
最新の前記筐体の外気温を取得すると、前記記憶部に記憶される前記外気温を前記最新の外気温に更新し、
前記最新の外気温を取得しないと、前記記憶部に記憶される前記外気温を更新しない、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、取得した前記筐体の外気温に基づいて前記定着器を制御する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記筐体の外気温が第1所定外気温以上である場合、前記定着器の温度が第1所定目標温度になるように前記定着器を制御し、
前記筐体の外気温が前記第1所定外気温未満である場合、前記定着器の温度が前記第1所定目標温度よりも高い第2所定目標温度になるように前記定着器を制御する、請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成装置が開示されている。特許文献1の画像形成装置は、機内温度センサーと、外気温算出部と、記憶部と、モード判定部と、計時部とを備える。機内温度センサーは、装置本体内の温度である機内温度を検出する。モード判定部は、現時点のモードが通常モードとスリープモードとのいずれのモードであるかを判定する。記憶部は、機内温度センサーにより検出される機内温度と外気温との差を、各モードの開始時からの経過時間をパラメータとしてデータ化した補正用データを記憶する。計時部は、モード判定部により判定されたモードの開始時から現時点までの経過時間を推定する。外気温算出部は、モード判定部により判定された現時点のモードで、かつ、計時部により計時された当該モードの開始時から現時点の時間領域のときの補正値を補正用データから読み取って、機内温度センサーの検出温度から当該補正値を差し引いた温度を外気温として取得する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-79057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、通常モードにおいて、画像形成装置がユーザから様々な指示を受け付けるので、画像形成装置の構成機器(定着器等)の稼働状況も当該指示の内容に応じて様々なものとなり、常に同じにはならない。これに対し、記憶部に記憶されている補正用データは、通常モードにおいて、画像形成装置の構成機器が特定の稼働状況となるときの機内温度と外気温との差を経過時間をパラメータとしてデータ化したものにすぎない。よって、画像形成装置の構成機器の実際の稼働状況が、当該補正用データで想定している稼働状況と異なる場合、当該補正データから読み取られる補正値が、画像形成装置の実際の稼働状況を反映しておらず、不正確な値となる。その結果、精度の低い外気温が取得される可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、精度の低い外気温を取得することを抑制できる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示する画像形成装置は、筐体と、シートにトナー画像を形成するプロセス部と、前記筐体の内部に配置され、前記シートに前記トナー画像を定着させる定着器と、前記筐体の内部の雰囲気温度を検出する第1温度センサと、前記定着器の温度を検出する第2温度センサと、前記筐体の内部の空気を排気するファンと、前記第1温度センサの検出値、前記第2温度センサの検出値、及び前記ファンの稼働時間に基づいて前記筐体の外気温を取得する制御部とを備える。
【0007】
定着器の温度(第2温度センサの検出値)及びファンの稼働時間のような画像形成装置の構成機器の稼働状況を考慮して外気温を取得することができるので、精度の低い外気温を取得することを抑制できる。
【0008】
前記制御部が前記筐体の外気温を取得するための条件が設定され、前記条件は、前記ファンの連続稼働時間が、第1所定時間以内である第1条件と、前記第1温度センサの検出値が、前記第2温度センサの検出値から第1所定値を減じた値以上である第2条件とを含む構成であってもよい。
【0009】
ファンの稼働時間と、第1温度センサの検出値と第2温度センサの検出値との差分とを条件とすることで、制御部が筐体の外気温を取得するための条件を特定することができる。
【0010】
前記制御部は、前記第1条件及び前記第2条件が満たされる場合、前記第1温度センサの検出値に基づく温度を前記筐体の外気温として取得する構成であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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