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公開番号2025062381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171405
出願日2023-10-02
発明の名称紅茶入り飲料
出願人森永乳業株式会社
代理人弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類A23F 3/16 20060101AFI20250407BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】常温保存した際の明度変化の抑制された紅茶入り飲料及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料であって、
前記紅茶抽出物を紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.03質量%より多く含み、
はちみつを0.05質量%以上15質量%以下含む、紅茶入り飲料。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料であって、
前記紅茶抽出物を紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.03質量%より多く含み、
はちみつを0.05質量%以上15質量%以下含む、紅茶入り飲料。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記紅茶入り飲料が、ストレートタイプの紅茶入り飲料である、請求項1に記載の紅茶入り飲料。
【請求項3】
酸化防止剤を実質的に含まない、請求項1又は2に記載の紅茶入り飲料。
【請求項4】
前記紅茶抽出物は、紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.06質量%以上0.29質量%以下である、請求項1又は2に記載の紅茶入り飲料。
【請求項5】
常温保存可能であり、
殺菌直後のL値が35以下である、請求項1又は2に記載の紅茶入り飲料。
【請求項6】
紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料の製造方法であって、
前記紅茶抽出物を紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.03質量%より多く含み、はちみつを0.05質量%以上15質量%以下含むよう原料を混合する混合工程を含む、紅茶入り飲料の製造方法。
【請求項7】
紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料の明度変化の抑制方法であって、
前記紅茶抽出物を紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.03質量%より多く含み、はちみつを0.05質量%以上15質量%以下含むよう原料を混合する混合工程を含む、紅茶入り飲料の明度変化の抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紅茶入り飲料及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
紅茶入り飲料は嗜好性飲料として人気が高く、ミルクティー、レモンティー、ストレートティー等、様々な種類が好まれて飲用されている。
特に、これら紅茶入り飲料を紙、ペットボトル、缶等の容器に充填した、常温長期保存が可能な容器詰め紅茶入り飲料が多く流通している。
ここで、ストレートティー(以下、「ストレートタイプの紅茶入り飲料」ともいう。)は、常温で長期保存する際に紅茶本来の明度が低くなり、飲料の見た目が暗くなることが課題として従来知られている。
【0003】
そして、従来、明度変化を抑制するために、通常、アスコルビン酸のような酸化防止剤を用いていた(特許文献1 段落0036 参照)。ただし、アスコルビン酸を含む紅茶入り飲料を常温で長期間保存した場合に、ある程度の明度変化を抑制することができるものの、徐々に紅茶入り飲料の酸度が上がり、風味が劣化するという問題があった。
【0004】
ところで、特許文献1には、非重合体カテキン類にはちみつを特定量含有させた上で、それらの量比及びpHを特定範囲に制御することで、非重合体カテキン類の含有量がある程度高くても、保存時の色相変化が抑制され、かつ非重合体カテキン類の残存率の高い容器詰飲料が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-54656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記先行技術のあるところ、本発明は、常温保存した際の明度変化の抑制された紅茶入り飲料及びその製造方法を提供することを目的とする。
特に、本発明の好ましい実施の形態では、酸化防止剤を含めることなく、常温保存した際の明度変化の抑制された紅茶入り飲料及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]上記課題を解決する本発明は、紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料であって、
前記紅茶抽出物を紅茶入り飲料全体に対して固形分換算0.03質量%より多く含み、
はちみつを0.05質量%以上15質量%以下含む、紅茶入り飲料である。
【0008】
本発明によれば、特定量の紅茶葉から得られる紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料に、はちみつを特定量含ませることで、常温保存した際の明度変化の抑制された紅茶入り飲料を得ることができる。
【0009】
ここで、常温保存時の紅茶入り飲料の明度変化は、ストレートタイプの紅茶入り飲料において、特に顕著に生じる課題であった。
そのため、[2]本発明の好ましい実施の形態は、前記紅茶入り飲料が、ストレートタイプの紅茶入り飲料である[1]に記載の紅茶入り飲料である。
【0010】
[3]本発明の好ましい実施の形態は、酸化防止剤を実質的に含まない、[1]又は[2]に記載の紅茶入り飲料である。
本発明の好ましい実施の形態によれば、特定量の紅茶葉から得られる紅茶抽出物を含む紅茶入り飲料に、はちみつを特定量含ませることで、常温保存した際の明度変化の抑制された紅茶入り飲料を得ることができる。
本発明の紅茶入り飲料は、酸化防止剤を配合しなくともよいため、例えば、酸化防止剤の使用によって生じ得る浮遊物の発生等の外観の劣化を抑制しつつ、常温条件下で長期間保存することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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