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公開番号
2025061505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025008077,2023078844
出願日
2025-01-20,2018-08-31
発明の名称
包装材料用積層体および包装材料
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250403BHJP(積層体)
要約
【課題】包装材料としての強度やバリア性を備えながらリサイクル性にも優れる包装材料を実現することができる包装材料用積層体の提供。
【解決手段】本発明の包装材料用積層体は、基材と、ガスバリア性積層体と、ヒートシール層と、を少なくとも備え、基材およびガスバリア性積層体が、延伸樹脂フィルムであり、ガスバリア性積層体が、ガスバリア性樹脂層と、ポリオレフィン樹脂層とを備え、基材、ポリオレフィン樹脂層およびヒートシール層が、同一のポリオレフィンにより構成され、ガスバリア性樹脂層の厚みが、ポリオレフィン樹脂層の厚みよりも小さいことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、ガスバリア性積層体と、ヒートシール層と、を少なくとも備え、
前記基材および前記ガスバリア性積層体が、延伸樹脂フィルムであり、
前記ガスバリア性積層体が、ガスバリア性樹脂層と、ポリオレフィン樹脂層との共押延伸樹脂フィルムであり、
前記基材、前記ポリオレフィン樹脂層および前記ヒートシール層が、ポリエチレンまたはポリプロピレンにより構成され、
前記ガスバリア性樹脂層の厚みが、前記ポリオレフィン樹脂層の厚みよりも小さいことを特徴とする、包装材料用積層体。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記包装材料用積層体全体における前記ポリオレフィンの含有量が、80質量%以上である、請求項1に記載の包装材料用積層体。
【請求項3】
前記基材と前記ガスバリア性積層体との間、および前記ガスバリア性積層体と前記ヒートシール層との間の少なくとも一方に、蒸着層を備える、請求項1又は2に記載の包装材料用積層体。
【請求項4】
前記基材と前記蒸着膜との間、および前記ガスバリア性積層体と前記蒸着膜との間に、接着層を備える、請求項3に記載の包装材料用積層体。
【請求項5】
前記蒸着膜が、アルミニウム蒸着膜であり、
前記接着層が、ポリエステルポリオールとイソシアネート化合物とリン酸変性化合物とを含む樹脂組成物の硬化物を含む、請求項4に記載の包装材料用積層体。
【請求項6】
前記ガスバリア性積層体が、前記ガスバリア性樹脂層と前記ポリオレフィン樹脂層との間に、接着性樹脂層を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の包装材料用積層体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の包装材料用積層体から構成される、包装材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材料用積層体および該積層体から構成される包装材料に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、包装材料の構成材料として、樹脂材料から構成される樹脂フィルムが使用されている。例えば、ポリオレフィンから構成される樹脂フィルムは、適度な柔軟性、透明性を有すると共に、ヒートシール性に優れるため、包装材料に広く使用されている。
【0003】
通常、ポリオレフィンから構成される樹脂フィルムは、強度や耐熱性の面で劣るため、基材としては使用できず、ポリエステルやポリアミドなどから構成される樹脂フィルムなどと貼り合わせて使用されており、そのため、通常の包装材料は、基材とヒートシール層とが異種の材料からなる積層フィルムから構成されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、高いリサイクル性を有する包装材料が求められている。しかしながら、従来の包装体は上記したように異種の樹脂材料から構成されており、樹脂材料ごとに分離するのが困難であるため、リサイクルされていないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-202519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、従来ヒートシール層として使用していたポリオレフィン樹脂を、延伸樹脂フィルムにすることで基材として使用し、当該基材を、ポリオレフィンから構成されるヒートシール層と積層して使用することで、包装材料としての強度や耐熱性を維持しながらリサイクル可能な包装材料とすることができるとの知見を得た。
また、基材と、ヒートシール層との間に、延伸樹脂フィルムである、ガスバリア性積層体を設けることにより、リサイクル性を維持しつつ、強度およびバリア性能を向上させることができるとの知見を得た。
【0007】
本発明は、上記知見に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、包装材料としての強度やバリア性を備えながらリサイクル性にも優れる包装材料を実現することができる包装材料用積層体を提供することである。
また、本発明の解決しようとする課題は、該包装材料用積層体から構成される包装材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の包装材料用積層体は、基材と、ガスバリア性積層体と、ヒートシール層と、を少なくとも備え、
基材およびガスバリア性積層体が、延伸樹脂フィルムであり、
ガスバリア性積層体が、ガスバリア性樹脂層と、ポリオレフィン樹脂層とを備え、
基材、ポリオレフィン樹脂層およびヒートシール層が、同一のポリオレフィンにより構成され、
ガスバリア性樹脂層の厚みが、ポリオレフィン樹脂層の厚みよりも小さいことを特徴とする。
【0009】
一実施形態において、包装材料用積層体全体における前記ポリオレフィンの含有量は、80質量%以上である。
【0010】
一実施形態において、本発明の包装材料用積層体は、基材とガスバリア性積層体との間、およびガスバリア性積層体とヒートシール層との間の少なくとも一方に、蒸着層を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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