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公開番号
2025058525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168510
出願日
2023-09-28
発明の名称
金属ヨウ化物錠剤
出願人
株式会社合同資源
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01D
3/12 20060101AFI20250402BHJP(無機化学)
要約
【課題】錠剤の固結が抑制された金属ヨウ化物錠剤および金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供する。
【解決手段】金属ヨウ化物錠剤であって、以下<水分量>に従い、カールフィッシャー電量滴定法にて測定される水分量が、前記金属ヨウ化物錠剤の質量全体に対して、1300ppm以下である、金属ヨウ化物錠剤。<水分量>前記金属ヨウ化物錠剤2gを水分気化装置に入れ、345℃で加熱して発生した水分の量を、カールフィッシャー水分計およびカールフィッシャー試薬を用いて、JIS K 0113:2005に準拠して電量滴定法により測定し、以下式(1)により、水分量(ppm)を算出する。式(1):水分量(ppm)=測定した水分量(mg)/前記金属ヨウ化物錠剤の質量(kg)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属ヨウ化物錠剤であって、
以下<水分量>に従い、カールフィッシャー電量滴定法にて測定される水分量が、前記金属ヨウ化物錠剤の質量全体に対して、1300ppm以下である、金属ヨウ化物錠剤。
<水分量>
前記金属ヨウ化物錠剤2gを水分気化装置に入れ、345℃で加熱して発生した水分の量を、カールフィッシャー水分計およびカールフィッシャー試薬を用いて、JIS K 0113:2005に準拠して電量滴定法により測定し、以下式(1)により、水分量(ppm)を算出する。
式(1):水分量(ppm)=測定した水分量(mg)/前記金属ヨウ化物錠剤の質量(kg)
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記金属ヨウ化物錠剤の直径が2.0mm以上4.9mm以下である、請求項1に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項3】
前記金属ヨウ化物錠剤の嵩密度が、1.0g/cm
3
以上1.8g/cm
3
以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項4】
以下<溶解性>に従って測定される溶解時間(秒)が、70秒以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
<溶解性>
50mL容量のナスフラスコに、前記金属ヨウ化物錠剤の質量/水液量が6.0(w/v)%となるように、前記金属ヨウ化物錠剤および水を加え、長さ20mmのフットボール型攪拌子を用いて、回転数:150rpm、溶解開始時の水の温度:25℃の条件にて攪拌し、前記金属ヨウ化物錠剤が完全に溶解するのを目視にて確認し、前記金属ヨウ化物錠剤を前記水に投入後から前記金属ヨウ化物錠剤が完全に溶解するまでの溶解時間(秒)を測定する。
【請求項5】
前記金属ヨウ化物錠剤が円柱状である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項6】
前記金属ヨウ化物錠剤の高さが、3mm以上10mm以下である、請求項5に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項7】
前記金属ヨウ化物錠剤の密度が、1.0g/cm
3
以上4.0g/cm
3
以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項8】
前記金属ヨウ化物錠剤の下記式(2)により算出される比表面積が、2.0cm
2
/g以上6.0cm
2
/g以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
式(2):比表面積(cm
2
/g)=前記金属ヨウ化物錠剤1個あたりの表面積(cm
2
)/前記金属ヨウ化物錠剤1個あたりの質量(g)
【請求項9】
前記錠剤中の滑沢剤の含有量が、前記金属ヨウ化物錠剤の全体を100質量%としたとき、1.0質量%以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
【請求項10】
前記金属ヨウ化物錠剤がヨウ化カリウムを含む、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属ヨウ化物錠剤に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
金属ヨウ化物錠剤について、様々な検討が行われている。
【0003】
特許文献1には、金属ヨウ化物の粉末を10~50℃で、圧壊強度が4kgf以上、粒子径が5~20mmとなるように圧縮成型する、錠剤型の金属ヨウ化物の製造方法が記載され、長期間保存した場合であっても固結が十分に防止される金属ヨウ化物の製造方法を提供できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-137824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、錠剤の固結が抑制された金属ヨウ化物錠剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、金属ヨウ化物錠剤の水分量を所定値以下とすることにより、金属ヨウ化物錠剤の固結が抑制されることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下に示す金属ヨウ化物錠剤が提供される。
【0007】
[1]
金属ヨウ化物錠剤であって、
以下<水分量>に従い、カールフィッシャー電量滴定法にて測定される水分量が、前記金属ヨウ化物錠剤の質量全体に対して、1300ppm以下である、金属ヨウ化物錠剤。
<水分量>
前記金属ヨウ化物錠剤2gを水分気化装置に入れ、345℃で加熱して発生した水分の量を、カールフィッシャー水分計およびカールフィッシャー試薬を用いて、JIS K 0113:2005に準拠して電量滴定法により測定し、以下式(1)により、水分量(ppm)を算出する。
式(1):水分量(ppm)=測定した水分量(mg)/前記金属ヨウ化物錠剤の質量(kg)
[2]
前記金属ヨウ化物錠剤の直径が2.0mm以上4.9mm以下である、[1]に記載の金属ヨウ化物錠剤。
[3]
前記金属ヨウ化物錠剤の嵩密度が、1.0g/cm
3
以上1.8g/cm
3
以下である、[1]または[2]に記載の金属ヨウ化物錠剤。
[4]
以下<溶解性>に従って測定される溶解時間(秒)が、70秒以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
<溶解性>
50mL容量のナスフラスコに、前記金属ヨウ化物錠剤の質量/水液量が6.0(w/v)%となるように、前記金属ヨウ化物錠剤および水を加え、長さ20mmのフットボール型攪拌子を用いて、回転数:150rpm、溶解開始時の水の温度:25℃の条件にて攪拌し、前記金属ヨウ化物錠剤が完全に溶解するのを目視にて確認し、前記金属ヨウ化物錠剤を前記水に投入後から前記金属ヨウ化物錠剤が完全に溶解するまでの溶解時間(秒)を測定する。
[5]
前記金属ヨウ化物錠剤が円柱状である、[1]~[4]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
[6]
前記金属ヨウ化物錠剤の高さが、3mm以上10mm以下である、[5]に記載の金属ヨウ化物錠剤。
[7]
前記金属ヨウ化物錠剤の密度が、1.0g/cm
3
以上4.0g/cm
3
以下である、[1]~[6]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
[8]
前記金属ヨウ化物錠剤の下記式(2)により算出される比表面積が、2.0cm
2
/g以上6.0cm
2
/g以下である、[1]~[7]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
式(2):比表面積(cm
2
/g)=前記金属ヨウ化物錠剤1個あたりの表面積(cm
2
)/前記金属ヨウ化物錠剤1個あたりの質量(g)
[9]
前記錠剤中の滑沢剤の含有量が、前記金属ヨウ化物錠剤の全体を100質量%としたとき、1.0質量%以下である、[1]~[8]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
[10]
前記金属ヨウ化物錠剤がヨウ化カリウムを含む、[1]~[9]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、錠剤の固結が抑制された金属ヨウ化物錠剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の打錠機の上杵、臼、下杵の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。なお、本実施形態では、数値範囲を示す「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。また、数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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