TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025057986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167867
出願日
2023-09-28
発明の名称
ガス充填装置
出願人
トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
F17C
13/02 20060101AFI20250402BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】作業者の意図しない充填が行われることを抑制できるガス充填装置を提供する。
【解決手段】水素ガス充填装置1は、複数のガス供給管路5A,5Bと、流量計14A,14B、遮断弁13A,13Bおよびノズル7A,7Bと、制御装置22A,22Bと、受信器27A,27Bと、を備えている。受信器27A,27Bは、タンク52に関する情報を取得する。第1制御装置22Aは、受信器27A,27Bにより取得した情報により、複数のガス供給管路5A,5Bを用いた同一の車両51への充填であるか、または、単一のガス供給管路5A(5B)を用いた充填であるか、を判定する。制御装置22A,22Bは、この判定の結果に応じて、水素ガスの充填を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス供給源に接続された複数のガス供給管路と、
前記複数のガス供給管路にそれぞれ設けられた流量計、遮断弁および充填ノズルと、
前記遮断弁の開閉動作を制御することにより、ガスの充填を制御する制御手段と、
充填対象に関する情報を取得する情報取得部と、
を備えたガス充填装置において、
前記情報取得部により取得した情報により、前記複数のガス供給管路を用いた同一の充填対象への充填であるか、または、単一のガス供給管路を用いた充填であるか、を判定する判定手段を備え、
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、ガスの充填を制御する
ことを特徴とするガス充填装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記情報取得部は、それぞれの前記充填ノズルに設けられており、
前記情報取得部は、充填対象に前記充填ノズルが接続されたことにより、前記充填対象から情報を取得し、
前記判定手段は、それぞれの前記充填ノズルに設けられた前記情報取得部からの情報に基づいて、前記複数のガス供給管路を用いた同一の充填対象への充填であるか、または、単一のガス供給管路を用いた充填であるか、を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。
【請求項3】
前記情報取得部により取得される情報は、充填対象のタンクに関する情報であり、
前記判定手段は、取得したタンク情報が一致した場合に、前記複数のガス供給管路を用いた同一の充填対象への充填である、と判定する
ことを特徴とする請求項2に記載のガス充填装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車両(自動車)のタンク(燃料タンク、被充填タンク)に水素ガス等のガス(燃料ガス)を充填(供給)するガス充填装置(燃料ガス充填装置、燃料ガス供給装置)に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、蓄圧器に接続されたガス供給管路を備え、このガス供給管路を通じて蓄圧器内の燃料ガスを車両の燃料タンクに充填する燃料ガス充填装置が記載されている。特許文献1の燃料ガス充填装置は、ガス供給管路の途中に流量計および遮断弁が設けられており、ガス供給管路の下流端に車両(燃料タンク)に接続される充填ノズルが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-178313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料ガス充填装置として、複数の充填管路(充填系統)を備えた構成とすることが考えられる。即ち、燃料ガス充填装置として、複数のガス供給管路を備えると共に、それぞれのガス供給管路に流量計、遮断弁および充填ノズルを設けた構成とすることが考えられる。このような構成によれば、複数のガス供給管路のうちの単一のガス供給管路を用いて車両の燃料タンクに燃料ガスを充填するだけでなく、複数のガス供給管路を用いて同一車両の燃料タンク(例えば、複数の充填口を有する燃料タンク)に燃料ガスを充填することも可能となる。そして、いずれの充填を行うか、即ち、「単一のガス供給管路を用いた充填を行う」か「複数のガス供給管路を用いた充填を行う」かは、例えば、充填を行う作業者にその選択の操作をさせるようにすることが考えられる。しかし、この場合、作業者が誤った操作をしてしまうと、作業者の意図しない充填が行われる可能性がある。
【0005】
本発明の目的の一つは、作業者の意図しない充填が行われることを抑制できるガス充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、好ましくは、ガス供給源に接続された複数のガス供給管路と、前記複数のガス供給管路にそれぞれ設けられた流量計、遮断弁および充填ノズルと、前記遮断弁の開閉動作を制御することにより、ガスの充填を制御する制御手段と、充填対象に関する情報を取得する情報取得部と、を備えたガス充填装置において、前記情報取得部により取得した情報により、前記複数のガス供給管路を用いた同一の充填対象への充填であるか、または、単一のガス供給管路を用いた充填であるか、を判定する判定手段を備え、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、ガスの充填を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業者の意図しない充填が行われることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態によるガス充填装置を模式的に示す全体構成図である。
ディスペンサを示す斜視図である。
2つの充填口を有する燃料タンクが搭載された車両、および、この車両の燃料タンクにガスを充填しているディスペンサ、を示す平面図である。
図1中の第1制御装置(または第2制御装置)による処理を示す流れ図である。
図4の「A」および「B」に続く処理を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態によるガス充填装置として、車両(自動車)のタンク(燃料タンク、被充填タンク)に燃料ガス(水素ガス)を充填(供給)する車両用のガス充填装置(水素ガス充填装置)を例に挙げ、添付図面に従って説明する。なお、図4および図5に示す流れ図の各ステップは、それぞれ「S」という表記を用いる(例えば、ステップ1=「S1」とする)。
【0010】
図1において、水素ガス充填装置1は、例えば燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)等の車両51の燃料タンク52(以下、タンク52という)に圧縮状態の水素ガス(ガス)を充填(供給)するガス充填装置(ガス供給装置)である。水素ガス充填装置1は、例えば、水素ガス供給ステーション(水素ステーション)と呼ばれる設備(燃料供給所)に設置されている。水素ガス充填装置1は、高圧に圧縮された水素ガスを貯蔵するガス貯蔵部(貯蔵タンク)としてのガス蓄圧器2と、ガス蓄圧器2の水素ガスを車両51のタンク52に充填する充填機構としての水素ディスペンサ3(以下、ディスペンサ3という)と、ガス蓄圧器2からディスペンサ3の筐体4内にわたって延びるガス供給管路5A,5Bとを含んで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
20日前
有限会社 両国設備
液体容器の加熱器
5か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
1か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
1か月前
株式会社神戸製鋼所
ガス供給システム
4か月前
株式会社三井E&S
燃料供給装置
6か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
3か月前
川崎重工業株式会社
液化ガス貯蔵タンク
3か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
5か月前
大日本印刷株式会社
ガス充填容器
3か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
3か月前
那須電機鉄工株式会社
水素吸蔵合金タンク
3か月前
株式会社タツノ
充填ノズル
5か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
28日前
トヨタ自動車株式会社
タンクモジュール
29日前
トヨタ自動車株式会社
ガス供給システム
5か月前
清水建設株式会社
水素貯蔵供給システム
2か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンクのパージ方法
2か月前
川崎重工業株式会社
再液化装置
3か月前
オリオン機械株式会社
燃料供給装置および発電システム
19日前
トヨタ自動車株式会社
水素タンクの支持構造
29日前
鹿島建設株式会社
水素供給システム
2か月前
鹿島建設株式会社
水素吸蔵システム
2か月前
DOWAエコシステム株式会社
容器の廃棄処理方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンクの製造方法
1か月前
三浦工業株式会社
ガス気化システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
3か月前
大陽日酸株式会社
ボンベ保管管理庫
6か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
2か月前
株式会社SUBARU
水素充填制御方法
1か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスの荷役方法および荷役装置
4か月前
川崎重工業株式会社
液化水素の移送方法および移送設備
3か月前
トヨタ自動車株式会社
水素充填装置、水素充填方法
21日前
株式会社ネリキ
容器位置通知装置、及びバルブ装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンク構造
4か月前
トヨタ自動車株式会社
水素供給装置
5か月前
続きを見る
他の特許を見る